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1ー最低な女
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今日も、客と待ち合わせるために
家の最寄り駅より一つ隣の駅で待ち合わせる
やって来た男と軽く酒を飲み
ホテルに向かう
事を済ませればお金を貰ってさよなら
所謂【割り切り】
昼間の仕事もしてる
私は、離婚経験者の子持ちだ
夜の「その」仕事は、単に昼間の仕事だけでは食べていけないからだ
子供は中学生
もうすぐ高校生になる
私は、30代半ば
正直身体の仕事はもうキツい歳
でも、需要と供給で何とかなってる
今は便利でそういう出会いのサイトを使えばいくらでも釣れる
こんな生活をしていても
意外と他の部分では綺麗に生きてる
ただお金なんだ
今日の客は、私のことを気に入ってるおじさん
かなり歳が離れてる
もう三度目か四度目、ハッキリと覚えてもない
正直、もう切りたいと思ってる
だんだん恋人気取りになってきたから
仕事と割り切ってても辛いものがある
そんなこの人と何度目か、最後にするつもりの仕事の時
神室町のホテル街
飲んだ時に、もうこういう事は辞めるのでお別れですと伝えた
物分りのいいオジサンの振りをしていたこの人は
「最後に抱かせて」
と言ってきた
これも良くあること
男ってこれよく言うよね
そんな事しても気持ちは変わらないのに
お金での付き合いでしかないという事をわからせるために、いつもより多めに金額提示をしたら、キレられた…キレられても切れればこっちはいい
金ないなら女抱くなよ
と思った
思った自分も最低じゃんとちょっと笑えた
心の中で物凄い悪態を付くのが癖になってる
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