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アタシのあの時…
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目覚めてから、毎日吾朗さんが来てくれてた事を聞いた
仕事も大変だろうに、また迷惑かけてごめんなさい
アタシは声が全く出せなくなってた
どうしてなのかわからない
でも、吾朗さんとは携帯のメモ機能を使って話をした
まだ、これくらいでもボタンを押すのに苦労する
変換が面倒くさいから、全部平仮名だ
錦山さんや冴島さん、秋山さんに大吾さんもしょっちゅう来てくれる
一度、(みねさんどうしてますか?)って大吾さんに聞いてみた
「申し訳なくて合わせる顔がないんだろ」
(そんなこといわないできてくださいってつたえてください)
「あ、ああ…」
そして、大吾さんに連れられて峯さんも来てくれた
アタシのそばに来て「久美さん…本当に…すいませんでした…そもそも俺のせいです」
(みねさん、もういいんです、いままででどおりきりっとしたみねさんでいてください)
「久美さん…ありがとう…」
「久美、オマエ…ホントにすげぇ奴だな。やっぱり真島さんの女だわ。な?峯」
「そうですね。勝てません」
(フフフっ)
「久美、海行こか」
リンゴを剥きながら吾朗さんが突然そんな事を言う
(いきたい)
あの時、誓いあった海
幸せの絶頂だったな
だけど、何故かアタシには、今の方が幸せなんだよね
吾朗さんに、沢山迷惑かけちゃってるけど
でも、今までで一番近くに感じてる
声は出なくても心で通じ合ってるって感じるから全然怖くないの
こうならなかったら気付なかったことだよね?
だから、アタシは幸せだよ、吾朗さん…
今日は、まだ吾朗さんも誰も来ないなぁ
アタシはリハビリも始めて、ご飯もかなり食べれるようになって来た
毎日誰かしら来ては、面白い話を聞かせてくれるから退屈しなくて、寧ろ楽しい!
カチャ
遠慮気味に開く扉の向こうに見えたのは
桐生さんだった…
「久美…」
「久美…すまん…」
(桐生さん、やっと来てくれた)
「久美…声が…」
(うん、なんか出なくなっちゃった)
「俺の…俺のせいだ」
(何言ってるの?)
「え?」
(誰のせいでもないですよ。アタシの自分のせいです)
「だが…」
(もう!やだなぁ…桐生さん!自惚れないでくださいよ)
「?」
(フフッ、アタシは自分の体を大切にしなかった罰が当たったんです)
「そんなことはない!久美はなにも悪くない!」
(いいえ。人のせいなんて一つもないんです。そこでどっちの道を選んだかは自分の判断です)
「おまえ…」
(でも、アタシの選んでしまった道は、間違っていた…連れ戻してくれたのは吾朗さんです。)
(間違っても、ちゃんと連れ戻してくれる人がいるんです)
「ああ…そうだな」
「久美…幸せにな」
(ふふ、ずっと幸せです。桐生さんやみなさん吾朗さんも…たくさんの人達に囲まれて幸せですよ!)
「そうか…」
「じゃあ…もう行く」
ツンツン
「ん?」
(桐生さん、また!)
「…!」
「あ、ああ…じゃあな」
桐生さんとは、もう会えないかもしれないってこの時感じた…
仕事も大変だろうに、また迷惑かけてごめんなさい
アタシは声が全く出せなくなってた
どうしてなのかわからない
でも、吾朗さんとは携帯のメモ機能を使って話をした
まだ、これくらいでもボタンを押すのに苦労する
変換が面倒くさいから、全部平仮名だ
錦山さんや冴島さん、秋山さんに大吾さんもしょっちゅう来てくれる
一度、(みねさんどうしてますか?)って大吾さんに聞いてみた
「申し訳なくて合わせる顔がないんだろ」
(そんなこといわないできてくださいってつたえてください)
「あ、ああ…」
そして、大吾さんに連れられて峯さんも来てくれた
アタシのそばに来て「久美さん…本当に…すいませんでした…そもそも俺のせいです」
(みねさん、もういいんです、いままででどおりきりっとしたみねさんでいてください)
「久美さん…ありがとう…」
「久美、オマエ…ホントにすげぇ奴だな。やっぱり真島さんの女だわ。な?峯」
「そうですね。勝てません」
(フフフっ)
「久美、海行こか」
リンゴを剥きながら吾朗さんが突然そんな事を言う
(いきたい)
あの時、誓いあった海
幸せの絶頂だったな
だけど、何故かアタシには、今の方が幸せなんだよね
吾朗さんに、沢山迷惑かけちゃってるけど
でも、今までで一番近くに感じてる
声は出なくても心で通じ合ってるって感じるから全然怖くないの
こうならなかったら気付なかったことだよね?
だから、アタシは幸せだよ、吾朗さん…
今日は、まだ吾朗さんも誰も来ないなぁ
アタシはリハビリも始めて、ご飯もかなり食べれるようになって来た
毎日誰かしら来ては、面白い話を聞かせてくれるから退屈しなくて、寧ろ楽しい!
カチャ
遠慮気味に開く扉の向こうに見えたのは
桐生さんだった…
「久美…」
「久美…すまん…」
(桐生さん、やっと来てくれた)
「久美…声が…」
(うん、なんか出なくなっちゃった)
「俺の…俺のせいだ」
(何言ってるの?)
「え?」
(誰のせいでもないですよ。アタシの自分のせいです)
「だが…」
(もう!やだなぁ…桐生さん!自惚れないでくださいよ)
「?」
(フフッ、アタシは自分の体を大切にしなかった罰が当たったんです)
「そんなことはない!久美はなにも悪くない!」
(いいえ。人のせいなんて一つもないんです。そこでどっちの道を選んだかは自分の判断です)
「おまえ…」
(でも、アタシの選んでしまった道は、間違っていた…連れ戻してくれたのは吾朗さんです。)
(間違っても、ちゃんと連れ戻してくれる人がいるんです)
「ああ…そうだな」
「久美…幸せにな」
(ふふ、ずっと幸せです。桐生さんやみなさん吾朗さんも…たくさんの人達に囲まれて幸せですよ!)
「そうか…」
「じゃあ…もう行く」
ツンツン
「ん?」
(桐生さん、また!)
「…!」
「あ、ああ…じゃあな」
桐生さんとは、もう会えないかもしれないってこの時感じた…