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7、一番厄介なやつ
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この前の一件から余計に縛りがキツくなった気もする
でも、今日は兄さんは幹部会
「一緒に連れてく!」なんて言ってたけど流石に西田さんに止められて諦めてた
その代わり…目の前には西田さん…
「すいません!姐さん…こうでもしないと親父幹部会にも行かないとか言い出しそうで…」
『はい…そうですね…』
幹部会の後にはだいたい恒例でみんなセレナで集まって飲んでいる
アタシも行きたーい!
ピロン♪
あ、メール来た
・幹部会終わったで、すぐ帰るからな
今日はセレナ行かないんですか?
・久美に早う会いたいわ
アタシはたまには真島さんと飲みたいです
・ほな、家で飲もうや
たまには外で飲みたい…
・ああ?わぁーったわい!なら今から西田にセレナ連れてきてもらい
٩(。˃ ᵕ ˂ )وイェーィ♪
・しゃーないのぅ😩
(❁´◡`❁)
と言うことで久しぶりのセレナへ
セレナに着くと兄さんも他の方々も既に揃っていた
「おー久美!」
「久美ちゃん、やっと会えたねぇ」
「久美、元気にしとったか?」
「久美さんこんばんは」
「よぉ!久美」
錦や秋山さん…何故いるの?秋山さん幹部じゃないよね?それどころかカタギですよね?…冴島さん峯さん桐生ちゃんも何故いる!
え?桐生ちゃん…やっぱり…4代目なんだよね…
そっか、そこすっかり忘れてた
でも、遥ちゃんとこの前いたしなぁ…
なんか設定が原作と違いすぎてよく分かんない
『皆さんこんばんは!』
「久美はこっちや!」
案の定皆さんのいるブースではなく二人でカウンターへ
「なんだよ、久美こっちにも来いよ」
「兄弟はいつも一緒に居るんやからええやろ」
「久しぶりに久美ちゃんと話したいですよね〜」
ん…そんなに楽しい話題アタシ…ないですよ?
「うっさいわ!久美はアカン!ワシの隣じゃ!」
「相変わらず過保護ですねぇ〜」
秋山さん…喧嘩売らないで〜
「金貸しぃ〜おのれなんぞ文句でもあるんか?ああ?」
「無いですよ〜仲宜しくていいなーと。」
棒読みですよ、秋山さん…
「やろぅ〜!めっちゃ仲いいねん!なっ?」
『は、はい!』
「なんか、無理やりいわせてねーか?」
『無理やりなんてとんでもないです!幸せです』言いながらめっちゃ赤面!
「そ、そうなんだ…」
なんだか、ガックリしてる秋山さん…
そんなこんなで、久しぶりにセレナで皆さんと飲めてまたまたアタシはいい感じに酔っている
兄さんは、どんだけ飲んでも酔わない
だから安心して飲んでしまう
『ふぅ…トイレ行ってきまーす』
「大丈夫か?一緒に行こか?」
『大丈夫ですよぉ〜子供じゃ無いんだからぁ〜フフ』
「酔っぱらいの久美は子供よりたちが悪いわ」
なんて言われながら、でも今日はちゃーんと記憶もハッキリしてる!大丈夫!
トイレに行ってスッキリして手を洗って出ようとしたところで腕を掴まれる
「…っっっ!!!」
『え?』
振り向くと桐生ちゃん
『桐生さん…どうしました?』
無言で桐生ちゃんが迫ってくる…
え?え?なに?
壁ドン状態ではないかこれ?
ヤバイ!やばーーーい!
直ぐに逃げようとデッカい桐生ちゃんの脇からすり抜けようとした
っっ!
腰に腕を巻きつけ戻された
マジでこれはヤバイかも…
兄さんに見つかったらホントに桐生ちゃんと喧嘩になっちゃう!もし、兄さんが負けちゃったら…
「久美、お前を見てると辛くなる」
『え?』
「俺の方がお前をもっと愛せる」
っ!
耳元でその低音で!やめてぇ〜!
いやしかし、酔ってるのかな?桐生ちゃん
『いや、あの…アタシは幸せですよ!』
『真島さんのやり方についてはアタシは納得してますし…それに愛されてるのをとても感じてます…』
「俺は…俺は…諦められねぇ!」
と言いながらガバッと覆いかぶさってくる桐生ちゃん!
きゃあーーー!いけません!
は、話を聞いてぇ〜!
『や、やめて下さい…』
「無理だ」
『…んんっー!』
…キスされてしまった…
凄く切なそうな顔でアタシを見下ろす
逃げられたでしょ?拒否できたでしょ?
頭の中に誰かの声が聞こえる
無理だよ!めっちゃ力強いんじゃ!桐生ちゃん!
これで、兄さんがアタシを縛り付けておきたい理由がわかった…とにかくこれは秘密にしとかないとヤバイよね
平然を装い、桐生ちゃんが出てから少ししてアタシも席に戻る
兄さん…こう言うの敏感に察知するんだよな…
ドクドクと血液が流れるのさえ感じそうなくらいドキドキする…怖い…
「大丈夫か?久美」
『はい、今日はちゃーんと記憶もあります!』
「そぉーか?ホンマに大丈夫かいな」
『大丈夫ですよ!』
「今、桐生ちゃんになんぞされなかったか?」
『へ?!』
「いや、桐生ちゃんもトイレから出てきたやろ?」
『あ、ああ…そうなんですね?でも中で見てませんよ』
「そぉーか」
怪しんでるな…もう!んなとこばっかり目ざとい!
いつもの喧嘩ならまだしも、本気の喧嘩は避けなければ!
『いい感じで酔ってきたのでそろそろ帰りましょうか?』
「もうエエんか?」
『はい!皆さんにも会えましたし』
「よっしゃ、ならこれからは二人の時間やな…ニヤっ」
こわ…怖いです兄さん!
この時の桐生ちゃんside桐生side〜諦められねぇ