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28、導かれた手の中
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久美の様子がおかしい
桐生ちゃんの所に行ってからや
何話してたんや?
本部に用意させた俺と久美の部屋
アレから久美はずっと何か考えとる
「久美?こっち来いや」
『は、はい』
側に引き寄せて髪を撫でる
「久美…」
俺を見上げる久美の目はいつもの久美の目だ
俺の考え過ぎか?
顎を持ち上げてキスをする
『ん…』
「久美…離さへんで」
釘を刺すように久美の目の奥を見つめた
少し揺れたような気がしたその瞳からツーっと涙が流れる
「ど、どないしたん?」
『嬉しいんです…吾朗さんと出会えて…』
「久美?桐生ちゃんと何話してたんや?」
『え?』
「なんや、様子がおかしいと思ったんやが」
『あ…記憶がない期間のことを…桐生さんや吾朗さんと、出会ったときの事を知りたくて』
「そないなこと俺が教えてやったんに」
『吾朗さんと一緒になることで、色々と整理したくて…』
「んで?聞いてどう思ったんや?」
『…アタシが吾朗さんに惹かれたのは、やっぱり運命だったと思います。かなり…揺れてたみたいだけど…それでもやっぱり吾朗さんに惹かれたのは気付かないうちに心の中にずっと吾朗さんが居たからだと思います』
「久美の事を手に入れるのに俺にしては珍しく必死やったんや、他の奴に取られとうなかった」
「一歩何かがズレとったら、桐生ちゃんに先超されてたわ」
『そう言うのもひっくるめて運命なんじゃないかな…なんて』
「せやなぁ…一つ一つ思い出してもそうかもしれん」
「あの時、神室町ブラブラ歩いてたら柏木さんに会って桐生ちゃん探しとって…それも携帯忘れて必死な顔しとったからなヒヒヒ、どれも無ければこうなっとらんかったかもな」
「たまたまその時いた場所がバッカスの近くやったんや」
「しかし、まさか…あの日に久美をお持ち帰りする事になるとはのぅ」
『吾朗さんの、計画通りじゃなかったんですか?』
「あん?ちゃうわ!あの時はただ桐生ちゃんの代わりに久美に付きおうたろうってな感じや。でも、桐生ちゃんの気持ちや久美の気持ちが見えてしもうて…これはおちおちしてられん!って焦ってもうた」
『吾朗さんでも焦るんだ…』
「あん時の久美…めっちゃ可愛くてのぅ。こんな歳になって自分を抑えられんくなるなんて思わなかったわ」
「でも、今となってはあの時の俺良くやった!ってなもんやで」
『ホントですね、ふふ』
桐生ちゃんの事は、もう少し様子みとくか… 久美に限って大丈夫やろ…
桐生ちゃんとの出来事を聞いて心がざわめいたけど…でもやっぱり吾朗さんを失うのは怖い
愛してるのは…吾朗さんなんだ
しっかりと抱き合う二人の影は
最初から一つだった様に
隙間もないほどに合わさる
もう、離れないと確信して…
桐生ちゃんの所に行ってからや
何話してたんや?
本部に用意させた俺と久美の部屋
アレから久美はずっと何か考えとる
「久美?こっち来いや」
『は、はい』
側に引き寄せて髪を撫でる
「久美…」
俺を見上げる久美の目はいつもの久美の目だ
俺の考え過ぎか?
顎を持ち上げてキスをする
『ん…』
「久美…離さへんで」
釘を刺すように久美の目の奥を見つめた
少し揺れたような気がしたその瞳からツーっと涙が流れる
「ど、どないしたん?」
『嬉しいんです…吾朗さんと出会えて…』
「久美?桐生ちゃんと何話してたんや?」
『え?』
「なんや、様子がおかしいと思ったんやが」
『あ…記憶がない期間のことを…桐生さんや吾朗さんと、出会ったときの事を知りたくて』
「そないなこと俺が教えてやったんに」
『吾朗さんと一緒になることで、色々と整理したくて…』
「んで?聞いてどう思ったんや?」
『…アタシが吾朗さんに惹かれたのは、やっぱり運命だったと思います。かなり…揺れてたみたいだけど…それでもやっぱり吾朗さんに惹かれたのは気付かないうちに心の中にずっと吾朗さんが居たからだと思います』
「久美の事を手に入れるのに俺にしては珍しく必死やったんや、他の奴に取られとうなかった」
「一歩何かがズレとったら、桐生ちゃんに先超されてたわ」
『そう言うのもひっくるめて運命なんじゃないかな…なんて』
「せやなぁ…一つ一つ思い出してもそうかもしれん」
「あの時、神室町ブラブラ歩いてたら柏木さんに会って桐生ちゃん探しとって…それも携帯忘れて必死な顔しとったからなヒヒヒ、どれも無ければこうなっとらんかったかもな」
「たまたまその時いた場所がバッカスの近くやったんや」
「しかし、まさか…あの日に久美をお持ち帰りする事になるとはのぅ」
『吾朗さんの、計画通りじゃなかったんですか?』
「あん?ちゃうわ!あの時はただ桐生ちゃんの代わりに久美に付きおうたろうってな感じや。でも、桐生ちゃんの気持ちや久美の気持ちが見えてしもうて…これはおちおちしてられん!って焦ってもうた」
『吾朗さんでも焦るんだ…』
「あん時の久美…めっちゃ可愛くてのぅ。こんな歳になって自分を抑えられんくなるなんて思わなかったわ」
「でも、今となってはあの時の俺良くやった!ってなもんやで」
『ホントですね、ふふ』
桐生ちゃんの事は、もう少し様子みとくか… 久美に限って大丈夫やろ…
桐生ちゃんとの出来事を聞いて心がざわめいたけど…でもやっぱり吾朗さんを失うのは怖い
愛してるのは…吾朗さんなんだ
しっかりと抱き合う二人の影は
最初から一つだった様に
隙間もないほどに合わさる
もう、離れないと確信して…