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6、兄さんの過保護
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こうして…
いや、こうしてアタシは兄さんの恋人という立場を十分にわからせられたわけで
般若を背負う兄さんは、本当に独占欲の塊と言うことも知らされることになったのである…
『えぇーーーー!』
「ああ?なんや?駄目なんか?」
『い、いえ…あのわかりました…けど!』
「駄目やぞ…外は獣ばかりじゃい!」
あなたの方が獣ですよ…
一人で外に出てはならぬ
と言う約束。子供かっ!一人で買い物だってしたい。だって組員さんはみんな男だしー
でも何を言っても聞いてくれそうもない
まあ、この前のセレナでのやり取りを見たらこうなるよね…はぁ…
それだけ大切に大切に愛されてるんだと言うことよね
一体どんな流れで兄さんと恋人になったのか…
その流れ…思い出したいな〜
とか考えながら、なんとか自分を納得させる
でも、毎日毎日大好きな兄さんを拝めて最高に幸せなのもある
そして、兄さんは仕事へ…ヤクザの仕事?へ
と言っても、ミレニアムタワー内だからすぐそこって感じ
そうそう。携帯を持ってた
んー…逐一メールが来る
なんだか可愛くて笑う
・可愛い久美 🥰なにしてんのや?
今はテレビ見てました📺
・そかそか。良い子にしてるんやぞ
ハ━٩(*´∀`*)۶━イ♡
・早く仕事終わらせるからな
仕事はちゃんとやって下さい笑
・アカン!久美にはよぉ会いたいわ
さっきまで会ってましたよ😂
・んなもん1秒でも離れたくないねん😭やっぱり今日も早よ帰るわ!
ꉂꉂ(๑˃∀˂๑)笑 待ってます!
・(⁎˃ з ˂⁎)チュー♡
٩(๛ ˘ ³˘)۶♥
というバカップル丸出しのメール…
ま、でも幸せなんだけどね、うん
言うとおりに早めに帰ってきた兄さんは、飯たまには外に食いに行こうや!と言って車を用意させてた
『そんな遠くまで行くんですか?』
「いんや、神室町内やけどな」
『運転頼むの悪いですよ〜アタシなら歩くの平気ですから』
「んーちゃう!あんま人目に晒しとうないねん」
『ウグッ…そこまで?』
ま、反対しても言うことは聞かないだろうと諦めた…
肉で精をつけよう!と言ってやって来たのは韓来。
…いや、すぐそこですやん!
でも、本物食べたかった!特上カルビぃーーー!
兄さんは、「ホルモンも食えや 」というが、アタシはホルモン苦手!
「ホルモン仰山くって、もっとお肌プリプリになりぃー!」
『うぅ…』
そんなやり取りをしていたら
「兄さんに… 久美」
あ、またあの良い声…
振り返ると桐生ちゃんが遥ちゃんと一緒にいた
わぁ…遥ちゃんだぁー!可愛い!天使のよう…抱きしめたい…
「久美お姉ちゃん、真島のおじさんこんばんは!」
『桐生さん、遙ちゃんこんばんは』
「なんや桐生ちゃんかい、嬢ちゃんと焼肉か」
「ああ、遥が精を付けたいって言うんでな」
遙ちゃん…
『じゃあ、一緒にどうですか?』
「…っっ!!」
あ、まずーい…兄さんに睨まれてる…
「邪魔になるから遠慮しとくよ、兄さんにケンカ売られるのはゴメンだ。今度久美の事でちゃんと喧嘩しような!兄さん!」
兄さん。のところにめっちゃアクセント強め…
桐生ちゃんから喧嘩をお強請りって、なかなか見れない光景
「なんやとぉ〜やったるで!なんなら今からでもええんやぞ!」
「遥に怒られるからな。また今度だ。それに負けたらどうなるか兄さん忘れたわけじゃないよな?」
「ングッ…!」
え?ちょっと待ってくださる?負けたらアタシはその…桐生ちゃんのものになるわけ?
そしたら一番強い桐生ちゃんがもう確定じゃん?いやいや、ちょい待って!
『あ、あのぉ〜冗談なんですよね?この前の話って…』
「冗談と思ってる奴と思ってない奴がいるみたいだぞ。久美も気をつけろよ」笑いながら言うな!
「俺は…冗談とは取ってないがな…」
もぉぉぉぉーーーー!
どうなるのこれ?兄さん!負けないよね!
いやまぁ、言ってもいい大人達だもんね
その…そんなことあるわけないよね…ふぅ
そして、一層酷くなる過保護兄さん…