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25、あの時、この場所で〜桐生side
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『あの…桐生さん』
「なんだ?」
『ずっとここにお世話になるのも悪いので…仕事を探したいんですけど』
「あ、ああ。そんな事気にしなくてもいいぞ」
『いえ、アタシが嫌なんです。元はちゃんと働いてましたし…でも仕事をするのに住民票とか、戸籍の事とか色々とどうすればいいのかわからなくて…』
そっか、久美はこの世界には居るはずのない人間だ。勿論自分を証明するものがない。
「その事はうちの峯って奴に頼んでみる」
『え?どうするんですか?』
「よく分かんねーけど、アイツならどうにかしてくれると思うぞ」
『ふふふっ!桐生さんったら』
「うっ…な、なんだ」
『いえ…なんか、可愛く見えてしまいました!』
「…っ!」
思わず…抱きしめたくなった
なんだ?この感情は…
そうして、峯にこの事を話すと
「わかりました。戸籍、その他諸々の用意をしましょう」
『さすが峯だな、頼んだ』
「はい」
これで、久美はこの世界の住人となれる
でも、これで仕事を見つけて部屋を見つけたらココを出ていってしまうんだろな…
「何言ってんだ…当たり前だろ」
独りごちて、訳のわからない感情を、押し殺した。
久美は仕事を見つけその間に部屋を探していた
本部内は久美の存在を認める奴が多くて、パッと花が咲くような笑顔に組員たちもメロメロになって行った
だからか、最近やたらと本部に人が集まる
俺は相変わらずだ。
『桐生さん!』
「おう、久美」
『今日、朝ごはん作ったんです!部屋に食べに来ませんか?』
「あ?ああ…いいのか?」
『はい!いつものお礼です!』
「…っ!」
またその笑顔だ…俺の理性がいつまで持つのか…
久美の部屋に入ったら、いい匂いが漂っている
朝飯の匂いと、久美の匂い
『はい、どうぞ桐生さん!お口に合えばいいんですけど…』
「ああ、ありがとう」
『いただきます!』
キチンと手を合わせていただきますをする久美…いちいち可愛すぎて困る…
「ん…美味い」
『ホントですか?』
「ああ、美味いぞ」
『はぁ…良かったぁ』
なんか、新婚みたいじゃねーか…このシチュエーション
勝手にそんな事想像して恥ずかしくなる
『桐生さん?どうしたんですか?顔が赤いです』
「な、何でもない」
『え?まさか熱でもあるんじゃ…』
久美が立ち上がって俺のオデコに手を当ててくる
急に縮まった距離にドキリとする
俺はガキかっ!
「熱なんかねーよ!」
『そうですか?大丈夫ですか?』
「あ、ああ。至って元気だ」
『よかった!ふふっ』
久美はコロコロと笑う
朝食を食べ終え、二人でコーヒーを飲んでいる。ここに長居すると変な気を起こしちまいそうだ…
「タバコを吸ってくる」
『あ、はい』
ガタンと久美が立ち上がり、俺の後ろをついてくる
振り向いて礼を言おうと思ったら
急に振り向いた俺の胸に久美がぶつかった
『あ、ごめんなさい!』
「…!」
フワッと香ってきた久美の匂いに思わず手が出てしまう
ほぼ反射的だった
『…っ!』
「久美…」
抱きしめて久美の首筋に顔を埋めた
『あ…あの桐生さん?』
「すまん、少しこのままでいさせてくれ…」
『は、、はい…』
だ、、駄目だ。
このままじゃ収まらなくなりそうだ
少し久美の体を離すと
上目遣いで久美が見上げてきた
「…」
『桐生…さん?』
俺は久美の唇に自分の唇を、重ねてた
久美は最初驚いた顔をしていたが、目をゆっくりと瞑った
そのまま強く抱きしめ髪をなでながら、また深く口付けた
『んん…』
久美の声が漏れる
堪らなくなってもっと深く久美の舌に俺の舌を絡ませる
久美の腰から力が抜けていくのがわかる
駄目だ。このままじゃ止まらなくなる!
「なんだ?」
『ずっとここにお世話になるのも悪いので…仕事を探したいんですけど』
「あ、ああ。そんな事気にしなくてもいいぞ」
『いえ、アタシが嫌なんです。元はちゃんと働いてましたし…でも仕事をするのに住民票とか、戸籍の事とか色々とどうすればいいのかわからなくて…』
そっか、久美はこの世界には居るはずのない人間だ。勿論自分を証明するものがない。
「その事はうちの峯って奴に頼んでみる」
『え?どうするんですか?』
「よく分かんねーけど、アイツならどうにかしてくれると思うぞ」
『ふふふっ!桐生さんったら』
「うっ…な、なんだ」
『いえ…なんか、可愛く見えてしまいました!』
「…っ!」
思わず…抱きしめたくなった
なんだ?この感情は…
そうして、峯にこの事を話すと
「わかりました。戸籍、その他諸々の用意をしましょう」
『さすが峯だな、頼んだ』
「はい」
これで、久美はこの世界の住人となれる
でも、これで仕事を見つけて部屋を見つけたらココを出ていってしまうんだろな…
「何言ってんだ…当たり前だろ」
独りごちて、訳のわからない感情を、押し殺した。
久美は仕事を見つけその間に部屋を探していた
本部内は久美の存在を認める奴が多くて、パッと花が咲くような笑顔に組員たちもメロメロになって行った
だからか、最近やたらと本部に人が集まる
俺は相変わらずだ。
『桐生さん!』
「おう、久美」
『今日、朝ごはん作ったんです!部屋に食べに来ませんか?』
「あ?ああ…いいのか?」
『はい!いつものお礼です!』
「…っ!」
またその笑顔だ…俺の理性がいつまで持つのか…
久美の部屋に入ったら、いい匂いが漂っている
朝飯の匂いと、久美の匂い
『はい、どうぞ桐生さん!お口に合えばいいんですけど…』
「ああ、ありがとう」
『いただきます!』
キチンと手を合わせていただきますをする久美…いちいち可愛すぎて困る…
「ん…美味い」
『ホントですか?』
「ああ、美味いぞ」
『はぁ…良かったぁ』
なんか、新婚みたいじゃねーか…このシチュエーション
勝手にそんな事想像して恥ずかしくなる
『桐生さん?どうしたんですか?顔が赤いです』
「な、何でもない」
『え?まさか熱でもあるんじゃ…』
久美が立ち上がって俺のオデコに手を当ててくる
急に縮まった距離にドキリとする
俺はガキかっ!
「熱なんかねーよ!」
『そうですか?大丈夫ですか?』
「あ、ああ。至って元気だ」
『よかった!ふふっ』
久美はコロコロと笑う
朝食を食べ終え、二人でコーヒーを飲んでいる。ここに長居すると変な気を起こしちまいそうだ…
「タバコを吸ってくる」
『あ、はい』
ガタンと久美が立ち上がり、俺の後ろをついてくる
振り向いて礼を言おうと思ったら
急に振り向いた俺の胸に久美がぶつかった
『あ、ごめんなさい!』
「…!」
フワッと香ってきた久美の匂いに思わず手が出てしまう
ほぼ反射的だった
『…っ!』
「久美…」
抱きしめて久美の首筋に顔を埋めた
『あ…あの桐生さん?』
「すまん、少しこのままでいさせてくれ…」
『は、、はい…』
だ、、駄目だ。
このままじゃ収まらなくなりそうだ
少し久美の体を離すと
上目遣いで久美が見上げてきた
「…」
『桐生…さん?』
俺は久美の唇に自分の唇を、重ねてた
久美は最初驚いた顔をしていたが、目をゆっくりと瞑った
そのまま強く抱きしめ髪をなでながら、また深く口付けた
『んん…』
久美の声が漏れる
堪らなくなってもっと深く久美の舌に俺の舌を絡ませる
久美の腰から力が抜けていくのがわかる
駄目だ。このままじゃ止まらなくなる!