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25、あの時、この場所で〜桐生side
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次の日の朝、久美の部屋に様子を見に行く
トントン
ノックをしたが応答がない
具合でも悪くなったんじゃないかと思いドアを開ける
久美はソファでまだ寝ていた
こんなところじゃなかなか寝付けなかったのかもな…
近づいてみると、俺が掛けてやったジャケットを握りしめて寝ている
顔をのぞき込んでみたら、頬に涙の筋が幾つもあった
本当に突然現れたなら
知り合いも居ないこんな町で、不安で仕方ないだろう
それに、いきなりチンピラに絡まれたんだからな
しゃがみこんで、その頬をそっと撫でる
『…んん…』
ゆっくりと久美の目が開く
『…っ!』
「ああ、脅かしてすまん。ノックをしたんだが返事がなくてな。具合でも悪いのかと思って入らせてもらった」
『あ…大丈夫です。』
「ずっと泣いてたのか?」
『え…あ、…』
「暫くここにいても大丈夫だ。何かあれば俺が相談に乗る」
『ど、どうしてそこまでしてくれるんですか?』
「いや…どうしてといわれてもな…行く宛もない女を放り出すわけにも行かないからな」
『すいません…』
「とりあえず、シャワーでも浴びてくるか?」
『あ、はい』
「案内する」
『はい…』
久美をシャワールームへ連れて行く
しかし、代えの服は持ってないよな
「シャワー浴びてる間に服は用意させとく」
『何から何まですいません…』
「ゆっくり入れ」
そう言ってシャワールームを出る
錦にでも頼もうか…
携帯を出して錦にかける
「もしもし?」
「桐生だ」
「おー。久美ちゃんどうだ?」
「ああ、今シャワー浴びさせてる」
「そうか、少しは元気でたか?」
「いや、一晩中泣いてたみたいだ」
「そっか…」
「錦、久美の服を買ってきてくれねーか?」
「あ?いいぞ。下着やらもいるよな」
「あ?あ、ああ、そっか…」
「俺の好みでいいのか〜?」
「べ、別に何でもいいだろ」
「わかったよ、今からそっち行くわ」
「ああ、頼んだ」
シャワールームの扉に寄りかかりながら、さっきの久美の寝顔を思い出してた
泣き疲れて寝ちまったんだろう
いきなり天涯孤独になっちまったんだ
あの話が本当ならな…
俺は、あの時の久美を思い出してた
ただ、困ってる女を助けたそれだけだ
暫くすると、扉が開く音がする
『あ、あの…』
「…っっ!」
タオルを身体に巻いた久美が顔を覗かせてる
「お、おい!そんな格好で出てくるな!」
『す、すいません!あの…終わったんですけど…』
錦が来るまでまだ掛かりそうだな
「と、、とりあえず、俺のジャケット着とけ。部屋まで戻るぞ」
『は、はい』
久美はバスタオルを巻いて俺のジャケットを羽織り、出てくる
部屋まで誰にも会わなければいいが…
部屋の扉を開こうとしたとき
トントン
ノックをしたが応答がない
具合でも悪くなったんじゃないかと思いドアを開ける
久美はソファでまだ寝ていた
こんなところじゃなかなか寝付けなかったのかもな…
近づいてみると、俺が掛けてやったジャケットを握りしめて寝ている
顔をのぞき込んでみたら、頬に涙の筋が幾つもあった
本当に突然現れたなら
知り合いも居ないこんな町で、不安で仕方ないだろう
それに、いきなりチンピラに絡まれたんだからな
しゃがみこんで、その頬をそっと撫でる
『…んん…』
ゆっくりと久美の目が開く
『…っ!』
「ああ、脅かしてすまん。ノックをしたんだが返事がなくてな。具合でも悪いのかと思って入らせてもらった」
『あ…大丈夫です。』
「ずっと泣いてたのか?」
『え…あ、…』
「暫くここにいても大丈夫だ。何かあれば俺が相談に乗る」
『ど、どうしてそこまでしてくれるんですか?』
「いや…どうしてといわれてもな…行く宛もない女を放り出すわけにも行かないからな」
『すいません…』
「とりあえず、シャワーでも浴びてくるか?」
『あ、はい』
「案内する」
『はい…』
久美をシャワールームへ連れて行く
しかし、代えの服は持ってないよな
「シャワー浴びてる間に服は用意させとく」
『何から何まですいません…』
「ゆっくり入れ」
そう言ってシャワールームを出る
錦にでも頼もうか…
携帯を出して錦にかける
「もしもし?」
「桐生だ」
「おー。久美ちゃんどうだ?」
「ああ、今シャワー浴びさせてる」
「そうか、少しは元気でたか?」
「いや、一晩中泣いてたみたいだ」
「そっか…」
「錦、久美の服を買ってきてくれねーか?」
「あ?いいぞ。下着やらもいるよな」
「あ?あ、ああ、そっか…」
「俺の好みでいいのか〜?」
「べ、別に何でもいいだろ」
「わかったよ、今からそっち行くわ」
「ああ、頼んだ」
シャワールームの扉に寄りかかりながら、さっきの久美の寝顔を思い出してた
泣き疲れて寝ちまったんだろう
いきなり天涯孤独になっちまったんだ
あの話が本当ならな…
俺は、あの時の久美を思い出してた
ただ、困ってる女を助けたそれだけだ
暫くすると、扉が開く音がする
『あ、あの…』
「…っっ!」
タオルを身体に巻いた久美が顔を覗かせてる
「お、おい!そんな格好で出てくるな!」
『す、すいません!あの…終わったんですけど…』
錦が来るまでまだ掛かりそうだな
「と、、とりあえず、俺のジャケット着とけ。部屋まで戻るぞ」
『は、はい』
久美はバスタオルを巻いて俺のジャケットを羽織り、出てくる
部屋まで誰にも会わなければいいが…
部屋の扉を開こうとしたとき