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17、大阪へ
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一瞬なんの事か理解できなかった…
クラクラして来る
「久美?大丈夫か?!」
『あ…あの真島さんは…』
「今病院に運んでるとこだ、出血が多い…大吾迎えに行かせたから久美も来い!」
『は…は…ぃ』
なに?…
兄さんが…撃たれた?
出血…
なんで?
だって、近江との関係は悪くないって!
ピンポン♪
ドンドン!
「久美さん!大吾です!」
カチャ
「久美さん!早く!」
『は…はい』
大吾さんの運転する車で病院に急ぐ
アタシは両手を力一杯握って、ガクガク震えが止まらなかった
その手の上に
大吾さんの手が重なる
「大丈夫です!真島さんこんな事じゃ殺られねー!」
「しっかり!」
『…うん』
大吾さんも…余裕ない感じ
「着きました!」
二人で走って病院の中へ
入り口から少し入った所に桐生ちゃんがいた
『桐生さん!真島さんは?真島さん無事なんですか?』
「久美…まだ…今手術中だ…」
『一体なにが?何でこんなことに!?』
「兄さんは、全くわるくねぇ…俺を庇って撃たれんだ…久美、すまん…」
『桐生さんを…庇って…?』
「ああ。近江との関係は良好だった。しかし、中にはそれを面白く思わんやつも居てな。これはいつの時代もそうなんだが。そういう奴らが四代目の俺を狙ってた」
『そ、そんな…』
「窓の外から狙ってたんだ」
「真島さんが、いち早く気付いて桐生さんの前に飛び出したんですよ」
『そ…そうなんですか…』
「久美!すまん!」
『そんな…桐生さんのせいじゃないです…だって、真島さんが自ら考えて行動した結果なんですから』
ショックを隠そうとなんとか笑顔を作る
「久美…無理するな!こんなに震えてるじゃないか」
『大丈夫です…真島さんはきっと大丈夫』
そう…そうだよ、ゲームでも撃たれてもケロっとしてたじゃん!絶対大丈夫…絶対…
そのまま、誰も口を開かないまま数時間三人で手術室の前の椅子に座ってた
アタシの頭の中は、兄さんがもし死んじゃったらどうしよう…とかそんな事ばかりしか浮かばず…自分でも気付かないうちに涙がポタポタと膝へ落ちて行ってた
パっと手術中のランプが消える
『…!』
手術室から、先生がマスクを外しながら出てきた
「おい!兄さんは?どうなんだ!」
「なんとか…。ただ…」
「なんだ?」
「出血が多かったので、まだ油断は出来ません」
『…そ、そんな…』
「久美…」
手術室からストレッチャーに乗せられた兄さんが出てきた
顔は青白く本当に生きてるの?と思うほど見たことのない兄さんだった…
目の当たりにしたアタシは、あまりの緊張とショックで気を失った
兄さんが
遠くで手を広げて笑ってる
アタシはそこを目掛けて走るのに兄さんに近づけない
「久美…」
兄さんの呼ぶ声が聞こえるけど、その後の言葉が聞き取れない
早く抱きつきたいのに…手が届かない
『なに?なんて言ってるの?』
「久美…………」
『真島さんっ!』
ハッと目が覚めた
「久美!?」
「おい!兄さんが……」
『え?』
『やだ…なに?やだぁ…』
「久美!久美!しっかりしろ!」
『いや!いやぁぁー!』
クラクラして来る
「久美?大丈夫か?!」
『あ…あの真島さんは…』
「今病院に運んでるとこだ、出血が多い…大吾迎えに行かせたから久美も来い!」
『は…は…ぃ』
なに?…
兄さんが…撃たれた?
出血…
なんで?
だって、近江との関係は悪くないって!
ピンポン♪
ドンドン!
「久美さん!大吾です!」
カチャ
「久美さん!早く!」
『は…はい』
大吾さんの運転する車で病院に急ぐ
アタシは両手を力一杯握って、ガクガク震えが止まらなかった
その手の上に
大吾さんの手が重なる
「大丈夫です!真島さんこんな事じゃ殺られねー!」
「しっかり!」
『…うん』
大吾さんも…余裕ない感じ
「着きました!」
二人で走って病院の中へ
入り口から少し入った所に桐生ちゃんがいた
『桐生さん!真島さんは?真島さん無事なんですか?』
「久美…まだ…今手術中だ…」
『一体なにが?何でこんなことに!?』
「兄さんは、全くわるくねぇ…俺を庇って撃たれんだ…久美、すまん…」
『桐生さんを…庇って…?』
「ああ。近江との関係は良好だった。しかし、中にはそれを面白く思わんやつも居てな。これはいつの時代もそうなんだが。そういう奴らが四代目の俺を狙ってた」
『そ、そんな…』
「窓の外から狙ってたんだ」
「真島さんが、いち早く気付いて桐生さんの前に飛び出したんですよ」
『そ…そうなんですか…』
「久美!すまん!」
『そんな…桐生さんのせいじゃないです…だって、真島さんが自ら考えて行動した結果なんですから』
ショックを隠そうとなんとか笑顔を作る
「久美…無理するな!こんなに震えてるじゃないか」
『大丈夫です…真島さんはきっと大丈夫』
そう…そうだよ、ゲームでも撃たれてもケロっとしてたじゃん!絶対大丈夫…絶対…
そのまま、誰も口を開かないまま数時間三人で手術室の前の椅子に座ってた
アタシの頭の中は、兄さんがもし死んじゃったらどうしよう…とかそんな事ばかりしか浮かばず…自分でも気付かないうちに涙がポタポタと膝へ落ちて行ってた
パっと手術中のランプが消える
『…!』
手術室から、先生がマスクを外しながら出てきた
「おい!兄さんは?どうなんだ!」
「なんとか…。ただ…」
「なんだ?」
「出血が多かったので、まだ油断は出来ません」
『…そ、そんな…』
「久美…」
手術室からストレッチャーに乗せられた兄さんが出てきた
顔は青白く本当に生きてるの?と思うほど見たことのない兄さんだった…
目の当たりにしたアタシは、あまりの緊張とショックで気を失った
兄さんが
遠くで手を広げて笑ってる
アタシはそこを目掛けて走るのに兄さんに近づけない
「久美…」
兄さんの呼ぶ声が聞こえるけど、その後の言葉が聞き取れない
早く抱きつきたいのに…手が届かない
『なに?なんて言ってるの?』
「久美…………」
『真島さんっ!』
ハッと目が覚めた
「久美!?」
「おい!兄さんが……」
『え?』
『やだ…なに?やだぁ…』
「久美!久美!しっかりしろ!」
『いや!いやぁぁー!』