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3、兄さんとの暮らし
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幹部会から帰っていらっしゃった兄さん
はぁ…素敵です。素敵すぎてヤバイ。
「久美ちゃん、ただいまやで。もう起きても大丈夫なんか?」
『あ、はい。大丈夫です』
「そっか?腹減ってないか?」
『あ、えっと…それほどでも…』
「もう少ししたらなんか食いに行くか」
『は、はい』
「なんや、やっぱ他人行儀やな〜。帰ってきたらいっつも俺の胸に飛び込んでくるやん?」
へ?そんなことしてんの?アタシが?
信じられない!一番出来ないことなのに!
『あ、あ…えっと…』
「ほれ、来いや」
ええーーー!そんな無理!
『あの…えっと…』
「何恥ずかしがっとんのや、ほれ」
手を広げる兄さん
うぅ…でもこれ以上拒むのもなんか怪しまれそうだしな
ここは意を決するか…
恐る恐るその腕の中に近づいてみた
グッと腕を引かれてボフッとその胸の中へ
ハイライトの香りと香水の香り…兄さんの匂い
いや、兄さんの匂いなんて知らなかったけど…
思いっきり吸い込みたくなるなこれ
「久美…好きやで」
『っっ!!』
『はい…』
「久美は?」
『あ、す、好きです…』
「ん。よしっ」
怖い、見上げるのが怖い!
だってまたキ、キ、キスされたら腰砕ける!
「久美」
あ、駄目だ…見ちゃった…
見上げると、キュンと胸が締め付けられるほど素敵な優しく笑う兄さんの顔
グッと強く抱きしめられて、こんなに幸せな瞬間今まであっただろうか…死んでもいい!
そして…優しくキスが降ってきた
今度は少し濃厚なやつ…!!
はぁ…蕩ける…蕩けて無くなってしまいそう
兄さんの手がTシャツの裾から入ってくる
はっ!だめ!まだだめなの!
パッと離れたアタシを兄さんはニヤっと笑いながら追い詰めてくる
だだだだだだめーー!
心と体の準備がまだ!だめ!
逃げる…追い詰められる…逃げる…追い詰められる
何やってんだこれ
壁まで追い詰められて。
ッッ!!
壁ドン状態!
はぁ…はぁ…もう息も絶え絶えですよ
これ以上はご勘弁を…
「クックッ!」
「なんちゅー顔しとんねん!」
『え?え?』
急に笑い出す兄さんの笑いのツボがわかりません
「久美、とりあえずそっちはまだ待ってやる」
そっち?そっちとは?
「お前やっぱりなんか変やわ。出会った頃に戻ってしもーたみたいやな」
『出会った頃…』
「せや。あの頃のお前厄介やったわなぁ。クックッ」
一体どんなご迷惑をかけたんでしょうか…
聞くのも怖いけど。
「せっかく俺が可愛く調教したのになぁ…ま、あの過程もめっちゃ楽しかったからな、またやるのも刺激があってええか!」
刺激…調教?
怖い…
そんなことを、ニヤニヤとした悪ーーい顔で言ってのける兄さんはやっぱり偉大で。
めっちゃ懐の深さを感じた。
だって、恋人の事を忘れてしまっていたのにそれすらも受け入れてくれてる
忘れたとは、言ってないんだけど…
なんか、言ったら駄目な気がして
そして、あまり食欲がないというアタシを兄さんはセレナへ連れて行った
またここぉーーー!嫌な予感しかしなーーい!