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16、お家※
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記憶喪失?からずっと、アタシは真島組の事務所の奥の兄さんの部屋で過ごしてた。
シャワールームは付いてる
でも、キッチンは無い
なので、食事はもっぱら買ってくるか外食だ
ある時、兄さんに言ってみる
『真島さん』
「ん?」
『外食ばっかりだとお金かかるし、体にもよくないですね』
「ほぉーか?」
『それで…元々暮らしてた部屋に戻りませんか
〜?と思って…』
「あん?んー…せやけどなぁ、ひとりで家に置いてくるの嫌なんよなぁ」
『あ…ああ』
やっぱり…
「ここならすーぐそこに居れるやん」
『でも、もうアタシもひとりでも――』
「アカン」
『え…』
「俺が嫌じゃ」
『…』
兄さん…
カワイイ…
違う違う!そうじゃなくて!
『それなら、真島さんと一緒に出勤?します』
「おう?」
『夜はお買い物してお家に帰って、アタシがご飯作りますから一緒に食べましょ?』
「一緒に出勤して、一緒に買い物して、一緒に飯食う…久美の…作った…飯を…」
『はい!』
ガタンっ!
と勢い良く立ち上がる兄さん
な、なに!?
「久美…めっちゃエエやんそれ!」
『は、はい』
「なんで今まで気づかなかったんや、久美もここじゃ色々と不便やったやろ?」
『いえ…そんな事は』
「せやな…ここやと組のもんが居るの気になって昼間っから久美のこと抱けんもんな〜」
いや、そういうことじゃなくて!
「久美の可愛い啼き声、他の奴らに聞かせとうないもんな!」
だから、そうじゃなくて!
「よっしゃ!西田ぁーーー!」
ガチャ!
「は、はい!親父」
「お前、今からワシの家行って掃除しとけ!寝具なんかは全部新しいのにしとくんやで?」
「はい!」
『え…』
「もう何ヶ月も帰ってないねん、部屋ん中どうなっとるのかわからんし」
『は…はは、なるほどぉ〜、でも、それならアタシも一緒に行って掃除しときますよ』
「あん?そんなのやらせときゃエエねん」
『は…はぁ…』
こうして、今日は仕事が終わったら二人でスーパーで買い物をする事に
『夕飯、何食べたいですか?』
「せやなぁ〜餃子!」
『かしこまりました!』
「ヒヒッ」
『なんですか?』
「前の…記憶なくす前の久美もよく飯作ってくれとったで?」
『そ、そうなんですか…』
「やっぱり、忘れてしもうたんやな」
『はい…』
「ああ、エエ、エエ!前とか後とか関係ないねん、俺にとってはどっちも可愛い久美や」
「どっちも、大切や」
キュン…
『あは…』
「一緒に買い物とかめっちゃ楽しいな」
『そうですね!』
そして、重い荷物は兄さんが持ってくれる
細かい所にいちいちキュンと来る
車道側歩いてくれたり、寝てるときも布団をかけ直してくれたり、ご飯の時もいつもゆっくり食えやって言ってくれる(兄さんがめっちゃ食べるの早いのよね、ほぼ飲み込んでるから)。
甘えると、頭を撫で撫でしてくれる
その手の温もりと大きさに、いつも安心する
兄さんを独り占めしてるって…
凄い贅沢!
日に日に当たり前みたいになってたけど、
憧れの人で…
本当なら目の前に居ることが奇跡で…
愛されてることも信じられないくらいの事なんだ…
こうして、手を繋いで二人の家に帰る
なんて、素晴らしい時間なんだろう!
神様!ありがとうございます!
ルンルンしながら帰ってきたそこが、二人の本当の愛の巣…
少し緊張しちゃう!
兄さんが鍵を開けてドアを開く
「ほれ」
『あ、はい…お邪魔します』
「自分ちやろ、ヒッヒッヒッ」
『そうでした…はは』
家にあがると
大きな窓に、リビングにはソファと大きなテレビ…
テレビの台の上にガネーシャの置物があった
「あー、それな」
「覚えとらんやろけど、久美と中華街行ったときに気に入って買うて来たんやで?」
『中華街?』
「せや、ちと用があってな。一緒に行ったんや」
『へぇ~…可愛い』
「記憶無くしてても、好きなものは変わらんのやな」
『フフッ…他にも何かありますか?』
「ああ、寝室にも色々とあるで?」
そう言って二人で寝室に入って、兄さんが色々と手に取り、これはなぁ〜って教えてくれた
アタシ、ちゃんとここに居たんだ
ここで、兄さんと暮らしてたんだな
そんな事を考えてると
後ろから抱き締められた
「久美…別に思い出さなくてもエエからな…俺はこれからの久美との人生の方が大事や」
『はい』
「また、俺と出会ってくれて…おおきに」
『アタシこそ、おおきにです』
「ヒヒッ」
『お腹すきましたね、ご飯作ります!』
「おう、なら俺は風呂沸かしてくるわ」
『ありがとうございます!』
キッチンを見ると、調理器具もちゃんと揃ってる
本当にアタシがここに立ってたんだな〜
さて、餃子つくるとするか!
兄さん、何個食べるんだろ…
シャワールームは付いてる
でも、キッチンは無い
なので、食事はもっぱら買ってくるか外食だ
ある時、兄さんに言ってみる
『真島さん』
「ん?」
『外食ばっかりだとお金かかるし、体にもよくないですね』
「ほぉーか?」
『それで…元々暮らしてた部屋に戻りませんか
〜?と思って…』
「あん?んー…せやけどなぁ、ひとりで家に置いてくるの嫌なんよなぁ」
『あ…ああ』
やっぱり…
「ここならすーぐそこに居れるやん」
『でも、もうアタシもひとりでも――』
「アカン」
『え…』
「俺が嫌じゃ」
『…』
兄さん…
カワイイ…
違う違う!そうじゃなくて!
『それなら、真島さんと一緒に出勤?します』
「おう?」
『夜はお買い物してお家に帰って、アタシがご飯作りますから一緒に食べましょ?』
「一緒に出勤して、一緒に買い物して、一緒に飯食う…久美の…作った…飯を…」
『はい!』
ガタンっ!
と勢い良く立ち上がる兄さん
な、なに!?
「久美…めっちゃエエやんそれ!」
『は、はい』
「なんで今まで気づかなかったんや、久美もここじゃ色々と不便やったやろ?」
『いえ…そんな事は』
「せやな…ここやと組のもんが居るの気になって昼間っから久美のこと抱けんもんな〜」
いや、そういうことじゃなくて!
「久美の可愛い啼き声、他の奴らに聞かせとうないもんな!」
だから、そうじゃなくて!
「よっしゃ!西田ぁーーー!」
ガチャ!
「は、はい!親父」
「お前、今からワシの家行って掃除しとけ!寝具なんかは全部新しいのにしとくんやで?」
「はい!」
『え…』
「もう何ヶ月も帰ってないねん、部屋ん中どうなっとるのかわからんし」
『は…はは、なるほどぉ〜、でも、それならアタシも一緒に行って掃除しときますよ』
「あん?そんなのやらせときゃエエねん」
『は…はぁ…』
こうして、今日は仕事が終わったら二人でスーパーで買い物をする事に
『夕飯、何食べたいですか?』
「せやなぁ〜餃子!」
『かしこまりました!』
「ヒヒッ」
『なんですか?』
「前の…記憶なくす前の久美もよく飯作ってくれとったで?」
『そ、そうなんですか…』
「やっぱり、忘れてしもうたんやな」
『はい…』
「ああ、エエ、エエ!前とか後とか関係ないねん、俺にとってはどっちも可愛い久美や」
「どっちも、大切や」
キュン…
『あは…』
「一緒に買い物とかめっちゃ楽しいな」
『そうですね!』
そして、重い荷物は兄さんが持ってくれる
細かい所にいちいちキュンと来る
車道側歩いてくれたり、寝てるときも布団をかけ直してくれたり、ご飯の時もいつもゆっくり食えやって言ってくれる(兄さんがめっちゃ食べるの早いのよね、ほぼ飲み込んでるから)。
甘えると、頭を撫で撫でしてくれる
その手の温もりと大きさに、いつも安心する
兄さんを独り占めしてるって…
凄い贅沢!
日に日に当たり前みたいになってたけど、
憧れの人で…
本当なら目の前に居ることが奇跡で…
愛されてることも信じられないくらいの事なんだ…
こうして、手を繋いで二人の家に帰る
なんて、素晴らしい時間なんだろう!
神様!ありがとうございます!
ルンルンしながら帰ってきたそこが、二人の本当の愛の巣…
少し緊張しちゃう!
兄さんが鍵を開けてドアを開く
「ほれ」
『あ、はい…お邪魔します』
「自分ちやろ、ヒッヒッヒッ」
『そうでした…はは』
家にあがると
大きな窓に、リビングにはソファと大きなテレビ…
テレビの台の上にガネーシャの置物があった
「あー、それな」
「覚えとらんやろけど、久美と中華街行ったときに気に入って買うて来たんやで?」
『中華街?』
「せや、ちと用があってな。一緒に行ったんや」
『へぇ~…可愛い』
「記憶無くしてても、好きなものは変わらんのやな」
『フフッ…他にも何かありますか?』
「ああ、寝室にも色々とあるで?」
そう言って二人で寝室に入って、兄さんが色々と手に取り、これはなぁ〜って教えてくれた
アタシ、ちゃんとここに居たんだ
ここで、兄さんと暮らしてたんだな
そんな事を考えてると
後ろから抱き締められた
「久美…別に思い出さなくてもエエからな…俺はこれからの久美との人生の方が大事や」
『はい』
「また、俺と出会ってくれて…おおきに」
『アタシこそ、おおきにです』
「ヒヒッ」
『お腹すきましたね、ご飯作ります!』
「おう、なら俺は風呂沸かしてくるわ」
『ありがとうございます!』
キッチンを見ると、調理器具もちゃんと揃ってる
本当にアタシがここに立ってたんだな〜
さて、餃子つくるとするか!
兄さん、何個食べるんだろ…