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15、恨みは怖い
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「で?結局弥生姐さんは、諦めたんか?」
「ああ、大吾がさ弥生姐さんに直談判したらしいですよ」
「ああ?」
「あの二人引き裂いたら、東城会終わる!って」
「んな、大袈裟な」
「いや、でも真島さんがそう言ったらしいですよ」
「兄弟が?」
「なんでも、弥生姐さんの所に言って二人を認めてくれって、許されないなら東城会辞めるって」
「兄弟そこまで…」
「んで、なんであんなに二人で会うてたんや?」
「それが、結城組のお嬢、相当真島さんにお熱だったらしくて、裏で色々手を回して気を引こうとしてたみたいです。真島建設の方の事とかね」
「恐ろしい女やな」
「モテるのも考えものですよ」
「錦山も気ぃつけなアカンぞ」
「やだなぁ…ゴクリ」
そして、アタシは10日程で家に帰れることに。
後は通院で傷の消毒だけでも大丈夫らしい
抜糸をして、経過を見ることに
「よっしゃ!家に帰るぞ久美」
『はい!』
外に待たせていた車に西田さん
「姐さん!ご無事で…」
『西田さん、ありがとうございます』
「ったく…みんなに愛されとんなぁ〜、他の奴らも見舞いに来るいいよったんやけどな、久美が疲れるといかんから断っとったんや」
『そうなんですか?なら元気なところ見せなきゃ!』
「せやな!」
車を通りに停めて、西田さんがドアを開けてくれる
「姐さんどうぞ」
『ありがとうございます』
パタパタパタパタ…
後ろから走る音
「姐さん!車に!」
西田さんに車に押し込まれる
「許さない!」
「おい!お前…やめろ!」
西田さんと…あの女が揉み合ってる
「殺してやる!」
「やめろっ!」
「うっ…痛い!」
女の腕を捻り上げたのは
鬼の形相の兄さん
「のぅ…おどれ…しつこいんじゃ」
聞いたことないような低い声で女を見下ろす兄さん
「だ…って…」
「今度やったら女だからって容赦せんぞ」
プルルル♪
「親父!結城組長から電話です」
「あ?…ワシや」
「結城だ。娘が…申し訳ない。あいつのことは私に任せてはくれないだろうか」
「ああ、それでエエで、やけどな…次はないで?ワシも極道やからな」
「わかった…申し訳なかった」
電話を西田さんに放り投げると
「親父、コイツいいんですか?」
「もうそんな気力もないやろ」
「久美、もう大丈夫や」
『はい…』
「行くで」
兄さんに肩を抱かれ
後ろは西田さんに守られながら歩く
少し振り返ってみたら
地面に項垂れて座るあの人が見えた
恋をするって、楽しいことだけじゃない
思い通りにならなくて辛いときもあるけど
愛する人のために何かしたいって気持ちは、あの人とアタシは同じだったのかもな…
「さぁーて、久々の家やろゆっくりしよな!」
『はい!』
後日、セレナで皆さんと会えた
いつもいつも心配ばかりかけてすいません!
なんて言ったら、俺達より兄さんが大変だったぞ!と言われてなんの事かなと思ったら
「もうエエやろ、久美帰るぞ」
「えー!もう帰っちゃうんですか?」
「あんな、ワシ、柄本に釘刺されとったんや。久美の傷が完治するまで絶対に手を出すなっちゅうてな」
「…」
「…」
「…」
『…』
「せやからぁ…もう我慢出来んねん!」
はは…は
「ってことで、帰るぞ!」
『は、はい…皆さん、ありがとうございました!』
「久美も…大変やな…」
『真島さん!ありがとうございました!』
「ん?なんや」
『助けに来てくれて!』
「当たり前やろが」
『フフッ』
『真島さんの姿見たとき…凄く嬉しかった』
「そうなんか…」
『うん!』
「そしたら…今夜はご褒美たくさん貰おうかのぅ…」
『う…お手柔らかに…』
「そら無理なお願いやな、めっちゃ溜まってんねん!寝かさんぞ!」
ひぇ〜!
次の日は、案の定…ベッドから起きれなかった…
兄さんを溜めてはイケないと知りました…
「ああ、大吾がさ弥生姐さんに直談判したらしいですよ」
「ああ?」
「あの二人引き裂いたら、東城会終わる!って」
「んな、大袈裟な」
「いや、でも真島さんがそう言ったらしいですよ」
「兄弟が?」
「なんでも、弥生姐さんの所に言って二人を認めてくれって、許されないなら東城会辞めるって」
「兄弟そこまで…」
「んで、なんであんなに二人で会うてたんや?」
「それが、結城組のお嬢、相当真島さんにお熱だったらしくて、裏で色々手を回して気を引こうとしてたみたいです。真島建設の方の事とかね」
「恐ろしい女やな」
「モテるのも考えものですよ」
「錦山も気ぃつけなアカンぞ」
「やだなぁ…ゴクリ」
そして、アタシは10日程で家に帰れることに。
後は通院で傷の消毒だけでも大丈夫らしい
抜糸をして、経過を見ることに
「よっしゃ!家に帰るぞ久美」
『はい!』
外に待たせていた車に西田さん
「姐さん!ご無事で…」
『西田さん、ありがとうございます』
「ったく…みんなに愛されとんなぁ〜、他の奴らも見舞いに来るいいよったんやけどな、久美が疲れるといかんから断っとったんや」
『そうなんですか?なら元気なところ見せなきゃ!』
「せやな!」
車を通りに停めて、西田さんがドアを開けてくれる
「姐さんどうぞ」
『ありがとうございます』
パタパタパタパタ…
後ろから走る音
「姐さん!車に!」
西田さんに車に押し込まれる
「許さない!」
「おい!お前…やめろ!」
西田さんと…あの女が揉み合ってる
「殺してやる!」
「やめろっ!」
「うっ…痛い!」
女の腕を捻り上げたのは
鬼の形相の兄さん
「のぅ…おどれ…しつこいんじゃ」
聞いたことないような低い声で女を見下ろす兄さん
「だ…って…」
「今度やったら女だからって容赦せんぞ」
プルルル♪
「親父!結城組長から電話です」
「あ?…ワシや」
「結城だ。娘が…申し訳ない。あいつのことは私に任せてはくれないだろうか」
「ああ、それでエエで、やけどな…次はないで?ワシも極道やからな」
「わかった…申し訳なかった」
電話を西田さんに放り投げると
「親父、コイツいいんですか?」
「もうそんな気力もないやろ」
「久美、もう大丈夫や」
『はい…』
「行くで」
兄さんに肩を抱かれ
後ろは西田さんに守られながら歩く
少し振り返ってみたら
地面に項垂れて座るあの人が見えた
恋をするって、楽しいことだけじゃない
思い通りにならなくて辛いときもあるけど
愛する人のために何かしたいって気持ちは、あの人とアタシは同じだったのかもな…
「さぁーて、久々の家やろゆっくりしよな!」
『はい!』
後日、セレナで皆さんと会えた
いつもいつも心配ばかりかけてすいません!
なんて言ったら、俺達より兄さんが大変だったぞ!と言われてなんの事かなと思ったら
「もうエエやろ、久美帰るぞ」
「えー!もう帰っちゃうんですか?」
「あんな、ワシ、柄本に釘刺されとったんや。久美の傷が完治するまで絶対に手を出すなっちゅうてな」
「…」
「…」
「…」
『…』
「せやからぁ…もう我慢出来んねん!」
はは…は
「ってことで、帰るぞ!」
『は、はい…皆さん、ありがとうございました!』
「久美も…大変やな…」
『真島さん!ありがとうございました!』
「ん?なんや」
『助けに来てくれて!』
「当たり前やろが」
『フフッ』
『真島さんの姿見たとき…凄く嬉しかった』
「そうなんか…」
『うん!』
「そしたら…今夜はご褒美たくさん貰おうかのぅ…」
『う…お手柔らかに…』
「そら無理なお願いやな、めっちゃ溜まってんねん!寝かさんぞ!」
ひぇ〜!
次の日は、案の定…ベッドから起きれなかった…
兄さんを溜めてはイケないと知りました…