浮気疑惑も終わってみれば、二人の絆が深まったという感じで、より仲良くなれた気がする

フフっ！
そんなお気楽なアタシは、鼻歌でも歌いそうな気分で神室町を、歩いてた

通りに出たところで、横に停まったバンから
数人の男が飛び出してくる

え！？
なに？

そいつ等は何も言わずアタシの口を塞ぎ
バンの中に引きずり込む

『んーんんー！』

あまりにも突然の事でわけもわからず
されるがまま車の中に押し込まれた

そこには…

「ハッ！こんなのが真島さんの女なの？間違いないんでしょうね？」
「お嬢、間違いなくコイツですよ」
「へぇ～、こんな普通の女！」

普通で悪いのかっ！

『何なんですか？あなた』
「フンっ、アンタホントに自分が真島さんに相応しいと思ってんの？」
『な、なにを！』
「アンタが真島さんのこと、支えられるわけ？東城会の事とかわかってんの？」
『わ、わかりませんけど…でも支えられます！』

パシンっ！！

『いっ…たぁ』

その女にいきなり殴られた

「わからせてあげるよ、アンタなんか役立たずって事」
『は！？』
「車出しな！」
『ちょ、ちょっと！どこ行くのよ！』
「うるさい！アンタなんかこの世から消してやる…」

嘘でしょ…