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13.5、皆で温泉旅行へ
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と言うことで…
やって来ました温泉!!
メンバーは、まあいつものメンバー
兄さん、アタシ、桐生ちゃん、錦、冴島さん
皆さん背中に立派なモノを背負っているので、貸し切り!
混浴風呂もあるらしい…
「混浴って事は、久美と一緒に入れるんだな!いやぁ〜楽しみだな〜」
錦がニヤニヤしてる
「おい、錦!何言ってんだ」
「なんだよ、お前だってそこ、楽しみにしてたろ?」
「…ッグ」
ちょ、桐生ちゃん…楽しみにしてたの?
「楽しみにしとったところ悪いけどなぁ〜俺と久美の部屋には特別に!露天風呂付いとんのや、せやからお前らは男同士で仲よう入りや」
へ、部屋に露天風呂ぉー?
「ちぇっ…なんだよ」
「ヒヒッ、そんな簡単に久美の裸見せてたまるかぃ!」
「べ、別に、見たいなんて言ってないぞ!」
「あ〜ん?ホンマか?桐生ちゃん久美の裸目に焼き付けて己を慰めてるんちゃうの?」
は…?はぁーー?
何言ってるの兄さん!
「お、お、そんな事あるわけねぇーだろ!」
「あ、これは…やってるな」
「桐生…素直すぎや」
「いや、いや!違う!そんな事してねぇーってば!」
「言えば言うほど怪しくなっとるぞ」
冴島さん…結構辛辣
てか、恥ずかしいからやめてっ!
ロビーでそんな話を(他のお客さんいなくて良かった…)しつつお茶を飲んで寛ぐ
「さ、部屋行こか?久美ちゃん」
『あ、はい』
「ほな、夕食でな」
「飯の前にひとっ風呂浴びるか〜」
「せやな」
そして、アタシと兄さんはお部屋に
畳の香り…旅行に来たぁ!って感じ!
「ほれ、久美見てみ」
兄さんがガラガラっと戸を開けると
そこには大きな露天風呂
景色はオーシャンビュー!
『す、すごぉーーー!』
「ヒヒッ凄いやろぉ〜」
『こんなの初めて!』
「んじゃ、早速入るか」
『え?!いや、あの』
「なんや」
『ここは、夜に取っておいて…他のお風呂も気になるので先にそっちに行ってきます!』
「んん…せやな、夜にゆーーーっくりな!」
こ、怖い…
ちょっと楽しみ…
と言うことで、アタシは他のお風呂を堪能しようと大浴場へやって来た
『ふぅ…気持ちいい〜最高、』
大きなお風呂に一人きり
貸し切りだし、女子一人だからゆったり入ってられる
部屋の露天風呂は素敵だけど、兄さんとじゃきっとゆったりなんて入れないだろう
『極楽、極楽♪』
その時
ガラガラ――
ん?
え?
モクモクと立ち込めた湯気でよく見えないけど、誰か入ってきた
ちょ…あれ?ここ女風呂だよね?
従業員さんとか?
いや、薄っすら見える影は大きく…とても大きく
な、なんでぇーーーーー!?
『あ、あの!』
「あ?誰か入ってんのか?」
あ…その声は…
『わわ、アタシで…す』
「久美!?」
「お、お前、なんで!」
『あ、あー間違えて入ってしまったみたいです…』
てか、桐生ちゃん…なぜ混浴へ…
「見たら混浴の方が男風呂より広かったからこっちに来てみたんだよ、なんで久美が…」
『す、すいません…』
「仕方ねぇ、俺は出るから」
『あ…申し訳ないです!それは…アタシはもうすぐ出ますのでどうぞ』
モクモクで、見えないし…大丈夫だ。きっと
「そ、そうか?なら…遠慮なく」
「…」
『…』
沈黙…
桐生ちゃんは、アタシから一番離れた所に浸かっている
「おい」『あの…』
「なんだ?」
『あ、いえ桐生さんなんですか?』
「あ?ああ…その…兄さんとは上手くやってるのか?」
『あ、はい』
「そっか…兄さん久美のことはホントに大切にしてるもんな」
『そ、そうですね』
「…俺も」
『はい?』
「俺も… 久美のことは負けねぇくらい好きだ」
なにを…なにを仰ってる?
この状況、この格好で!
『い…いやあの…』
「わかってるよ、久美が兄さんの事を愛してることも…でもな、気持ちってのはそんなに簡単じゃねぇ」
『は、はい…』
ヤバイ…上がるタイミング逃した
しかも、そんな告白をされて熱が余計に上がる
「今だって…舌を噛み千切らんくらい我慢してる」
『あ、アタシ上がりますっ!』
ザバァーと立ち上がった時、周りの景色がグワンと回る
ヤバっ…またやってしまった!
「久美っ!」
桐生ちゃんに抱きとめられて
ああ…今度こそ全部見られたぁーーー!
「久美?大丈夫か?」
『あ…桐生…さん…すいません…』
「久美…」
ギューッと抱きしめられた
裸の胸板、腕…
身体に力が入らない…
ボーッとする…
「久美っ!」
『あ…ちょ…と』
桐生ちゃんの目がアタシを捉えて
唇が重なった…
なんで?身体が動かない!このままじゃヤバイ!
桐生ちゃんは、何度もアタシの名前を呼びながら
角度を変えて唇を合わせてくる
その手が支えていた脇腹から胸へ上がろうとする時
『や、やめて下さい!』
渾身の声が出た!
「ハッ!す、すまん!兄さん呼んでくる」
『あ…桐生…さ…ん』
そして、意識が遠くなった
目が覚めるとアタシはお布団に寝かされてた
ちゃんと浴衣も着てる
兄さんが着せてくれたのかな
「起きたか?」
『真島さん…アタシ…』
「ったく!久美からは目が離せんのぅ」
『す、すいません…』
「桐生ちゃんやったから良かったもんの」
え?桐生ちゃんなんて話したんだろう
「なんや?また桐生ちゃんに裸見られちゃった!とか思うとるんやろヒッヒ!」
『あ…ああ…はい』
「桐生ちゃんも可哀想にのぅ」
『え?』
「惚れとる女の裸目の前にしてなんも出来んなんて拷問やで?」
『…っ!』
「俺ならぜーったい襲うわ」
『ちょっ!』
そうして、スッカリ逆上せも戻ったアタシは兄さんと夕食を取りに宴会場へ