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2、恋人同士って…?
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再び目が覚めたらアタシはちゃんとキングサイズのベッドに寝ていた。
と言うことは、まだ夢から覚めていないらしい
いやもう、どっちが夢でどっちが現実かわからん…
あ、そうだ
ほっぺた抓って見よう
エイッ!
「いたっ!!」
バンッ!!
突然扉が勢い良く開く
「姐さん!どうしました!!??」
あ…西田さんだ…
まだ覚醒しきらない頭の中で西田さんを認識した。
『あ、だ、大丈夫です。すいません…』
「姐さんのことちゃんと見とけって親父に言われてましたんで、びっくりして入って来ちゃいましたっ!すいませんっ!」
西田さんがバッと頭を下げる
『あ、そんな…あのコチラこそ大きな声出してしまって…何でもないので大丈夫です!』
「そうですか!何かあったら遠慮なく言って下さい!失礼しますっ!」
ふぅ…
いつもこんなふうに過ごしてたのかな、なんだか勝手がわからずどうしていいのか…
でも、そろそろ起きなきゃ
でも、起きて何をすればいいんだろう
いつものアタシはどうやって過ごしてたんだろう
そう思うとなんだか急に怖くなってきた
そう言えば、アタシ兄さんと キ、キ、キスしたんだ…キャーーーーっっ!!!
はっ!でも一緒に住んでるってことは…まさか…それ以上のことも?
やばばばばっ!心の準備も出来てない!
ど、ど、どうしよう!
なんとかそこは逃れなければ!うん。
そんなこと急に耐えられない!心が追いつかない!体中の血液が沸騰するかもしれない…
そんなことを考えながら、顔を洗って部屋から出てみる。うん。とりあえず動いてみよう。
ガチャっと扉を開けると
ババっとコチラを見る強面の方々
「お疲れ様っす!」
ビクッ!
『あ、あ、お疲れ様です…』
なにが?
とか思いつつ、頭を下げる
えーーっと…外に出たいんだけどな…
「姐さん!どこへ?」
『あ、ちょっとコンビニへ…』
「何か要るものがあれば買ってきまっす!」
『あ、いいですいいです!ちょっと外の空気も吸いたいので…』
「じゃあ、ご一緒しまっす!」
『え…あ…はい』
きっと兄さんに言われてるんだろうな…と思いそれ以上何も言わないことにした
エレベーターで外界へ
ここきっとミレニアムタワーだ
ってことは…今はナンバリング4か5くらいかな?
兄さんいくつだ?40後半くらいかな?
それにしては若く見えた
アタシの好きなOTEの頃のセクシーさがある兄さんだった。ムフフフフフ…
なんか、意外と適応してる…
なんてことを考えながら近くのコンビニへ。
特に欲しいものがあったわけじゃないんだけど、飲み物でも買おうかな
はっ!お金無いじゃん!
バカ!もう!
『あの…えっと。お金貸してもらってもいいですか?』
「あ、金のことは気にしないで下さい!親父に言われてますから!」
へ?そうなの?いいの?
「欲しいものカゴに入れちゃって下さい!」
『あ、ありがとうございます…』
申し訳なさすぎて、そして恥ずかしすぎてもういや!
そうだ。ずーっとタバコも吸ってないや。ここは一服して、落ち着こう、うん。
『あ、あの…タバコ一本頂けますか?』
「あ、はい!どーぞ!」
『すいません…』
コンビニの外の灰皿の前でとりあえず一服しようとすると隣からライターの火が。
「どーぞっ!」
『あ、ありがとうございます!』
ふぅーーーーーーー…
はぁ…落ち着く…
と少しクラクラしながら一服していたところへ
また名前を呼ばれる
「久美じゃねーか、もう大丈夫なのか?」
あ、桐生ちゃん…よく会うなぁ
『あ、あの。昨日はすいませんでした!も、もうなんとか…』
「ああ、良かった、兄さんともちゃんと話せたか?」
『え、えっと…幹部会だと言うことでまだそんなに話せてはないんですが…でも大丈夫です』
「みんなも心配してたからな。いつもの久美となんか違うなって。またセレナに来いよ」
『はい。ありがとうございます!』
「そう言えば… 久美、タバコ吸うんだな。初めて見たぞ。今まで我慢してたのか?」
『え?あ、あーまぁ…』
「別に我慢する事なんか無いだろ」
いい声だわ…
惚れそう…ってイカン!アカン!
何言ってんだ!
というか、アタシ今まではタバコも吸ってなかったんだ…
辞めといたほうがいいな…
「じゃあな!久美」
いい声で名前を呼び捨てにされるこの幸福感…
たまらん!
手を軽く振って桐生ちゃんは去っていった
桐生ちゃんは、4代目なのかな?これから幹部会に行くのかな…
一服を終え、よくわからないまま彷徨くのも危ないと思いとりあえずミレニアムタワーへ帰る
兄さんが帰ってくるのを待とう
でも、緊張しちゃう!