苗字は固定になります
12、やっぱりそうなる
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あの事件から数日
まだ、恐怖心は残っているけど兄さんがとっても優しくしてくれてるから大分気持ちは安定してる
それに、兄さんは何も聞いてこない…
きっと、聞きたいことが沢山あるだろうに…
「久美ちゃん?久しぶりにセレナにでも言ってみるか?ずーっと外出てへんやろ?気分転換にもなるで」
『あ、そうですね…』
「大丈夫や。俺がずーっとついてたる」
『はい!』
あ…秋山さんいたらどうしよう…
セレナにつくその時に思い出してしまった!
カランカラン
「久美っ!」
「久美、もう良うなったんか?」
「久美ちゃん大変だったね」
「あ… 久美ちゃん…」
桐生ちゃんに冴島さん錦に…
あ…やっぱり居たわ秋山さん…
ふと兄さんを見上げる
ギロっと秋山さんを睨んでいる!
あわわわわ…
「おぅ…金貸しぃ〜ちょい顔貸せや」
「あ、はい…」
流石にちょっと素直だな…秋山さん
『あ、あの…真島さんっ!』
「心配要らん、殺したりはせんわヒヒ」
も、もしかして気分転換じゃなくて
これが目的だったんじゃ?
ヒィィィィィ!
怖い怖い!
誰か止めて!
「まぁ、今回のは兄さんが怒るのも無理はねーな」
「たまには絞られるんもええんやないか?」
「だな、そりゃぶっ飛ばされても文句言えねぇ」
「久美、ちょぉ待っとってや。おい、お前らちゃんと久美のこと見とけや!」
「はいはい」
…大丈夫なのだろうか…
その後特に怪我をしてる様子もない秋山さんが戻ってきた
兄さんは、スッキリした様子…
「あの、その久美ちゃん…今回の事は本当にすまなかった!ごめん!」
秋山さんが謝りに来た
『あのぉ…』
「説教しただけや、お前に惚れとる言うてもやり方が間違ごうとるやろが。惚れるのは仕方あらへん。せやけど、惚れた女危険に晒してどないするっちゅー話やで?」
『ま、まぁ』
「僕は久美ちゃんを好きになる資格はありません…言うてたで。もう付きまとわんやろ」
『あ、はい…』
「ま、俺が説教する前にも散々アイツらに絞られとったみたいやわ。クックック」
いい気味だ。みたいな顔をして笑ってる兄さん。
まあ、確かに秋山さんは少し強引過ぎるからなぁ…原作ではそこまでではない気がするけど…
そんなこんなで、コレからは皆さんでアタシを守ってくれる!とかなりました。
いやなんか、申し訳ないんですけど…
っ!
桐生ちゃんと目が合った…
『…っっ』
は、恥ずかしいんですけど!
「久美、良かったな…」
『は、はい!桐生さんのおかげです!本当に感謝してます!』
「…っつ!やめてくれ!当然のことしたまでだ」
「なに照れとんのや?兄弟も感謝してたで?急いで帰る車の中大変やったわ。それでなくても大阪着いて直ぐに久美に会いたいとか言い出しおったからな」
『ええ?』
そういえば、ゴタゴタして忘れてた!
兄さんキャバクラに行ってたんじゃ…
『あ、あの…大阪ではお仕事の後は何してたんですか?』
「ああ、近江の会長に勧められた店に行っとったわ、その後に兄弟の馴染みがいるいう店に行こうとしてたんやがな」
『へ、へぇ~…昔の、馴染み…ですか』
「なんやぁ〜!兄弟!余計なこと久美に吹き込むなや」
「別に隠すことやないやろ?」
「真島さん何かやましい事でもあるんですか〜?」
錦が揶揄う
「なんだと?兄さん!どういうことだ!」
「ああん?んなもんあるわけ無いやろ!昔世話になった奴に顔見せに行こ思うただけや」
『それって…どんなお店なんですか?』
「…」
「…」
何故か静まる店内
え?聞いたら不味かった?
「あー…そのまぁ、スナックやで?」
『ふ、ふーん…』
「だからぁ〜!なーんもやましい事なんぞ無いって言うてるやろ!」
『わ、わかりました…』
「おいおい!ホントか?なーんか怪しいな」
桐生ちゃん…
「冴島さんも一緒に居たんですよね?」
「ああ」
「なら大丈夫でしょ」
確かに。錦の言う通り冴島さんがいるのにそんな事…ね
『そ、そうですね』
空気が微妙になりつつあったけど…
「そーや!桐生ちゃん!喧嘩買ってもらうで!」
「な、なんでだ!」
「なんでって、お前久美の裸見たやろーが!」
ええええええーーーー!
「え、どーいう事だよ!桐生!」
「なんでそないなことになっとるんや?」
「ちょ!桐生さん…ズルい」
ちょーーーーい!兄さん!
なんてこと言ってくれてんの!
「兄さん!あ、あれはちゃんと説明しただろ?
」
「聞いたわ、そやけどどーにも腹の虫が収まらん!俺の可愛い久美の…その…見たのかと思うと…なんやなんかムカつくねん!」
「そ、そんな!兄さん!ちょい待て!」
とか言いながら二人でセレナを出ていく…
はぁ…勘弁してよぉ
みんなの視線が痛いです…