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10、ピンチ
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♪♪♪〜
『はい』
「あ!久美ちゃん?!無事に真島さんは大阪へ旅立った?」
『はい。…あ!忘れてました!』
「ちょ!酷いなぁもう」
「で?西田さんに監視されてる感じ?」
『いえ、特にそこまでは…でも出掛けるとなると誰かが一緒に来ると思いますよ?』
「わかった!まあ、とりあえずそこで待ってて!」
『へ?』
切られる…
人の話聞かないな…もう
暫くすると、いつもの赤いジャケットの秋山さんではなくタキシードを着た秋山さんがやって来た!
え?なにそれ!反則!
ビシッと着こなしている秋山さんがめっちゃ素敵に見える…
元はみんなイケメンだしな…
「久美ちゃん!お待たせ」
『いや、お待たせって、アタシ行くなんて言ってませんけど?』
「俺を助けると思って!ね!お願い!」
「今日のお客さんは、危ない人とかじゃないし、なんなら凄く紳士な方達だからなんにも心配いらないから!ね!」
『でも、誰かが付いてきますからバレますよ?真島さんに』
「それなら大丈夫!」
と言ってアタシの手を取り歩き出す
扉の向こうの組員さんたちは「姐さんを宜しくお願いします」
とか言ってる…は?
あれ?誰もついてこなくていいの?
親父に怒られるよ?
なんて思ってる間に外へ連れ出された
『秋山さん!一体何したんですか?』
「え?あー、久美ちゃんの気分転換に付き合ってくれって真島さんに頼まれたからって事にした」
『ことにしたって…そんな嘘すぐバレますし、真島さん嘘めっちゃ嫌いですよ!』
「でも、気分転換したいのは本当でしょ?」
秋山さんが腰を曲げて顔を覗き込みながら言う
「久美ちゃんも、組員さん居ない一人の外出なんて久しぶりでしょ?」
『ま、まあ…そうですね』
「せっかくだから楽しもうよ!」
『い、いや、あの…』
「さ!行くよ」
エリーゼに着くとあれよあれよという間にドレスを着せられメイクをされキャバ嬢の出来上がり!
ちょっと年増ですけどいいんでしょうか?
なんでも、今日のお客さんはそう言った下品なお客さんとは違うらしく、落ち着いた雰囲気の嬢の方がいいんだとか…
はぁ…
なんなのこれ…
なんでこうなるの?
アタシちゃんと断ったよね?
隙なんてつくってないよねー?
兄さんに怒られるのだけは嫌だよぉ!
「いらっしゃいませ」
貸し切りの店内に上質なスーツを着こなした男性たちがゾロゾロと入ってくる
接客業はやっていたけど、お酒の作り方なんて知らない!
そんなアタシが接客していいのだろうか…
大切な席じゃないのかな…
秋山さんに言われた席へ着く
隣に居たのはアタシと同じくらいの歳の男性
あまりキャバクラは慣れていないのかキョロキョロしてる
『何飲まれますか?』
「あ、あ、ビールで!」
『はい。かしこまりました』
ボーイさんにビールを頼んで持ってきてもらう
グラスの汗を拭いて男性に渡す
「はぁ…緊張する」
ビールを一口飲んだその人はポツリと一言漏らした
『私も不慣れなので、緊張しなくても良いですよ?』
「え?そうなんですか?」
『はい、臨時バイトですから…フフ』
「なるほど、では、乾杯して下さい!」
『失礼します…乾杯!』
なんてやってたら、まぁお酒は気を付けて飲みすぎないようにしてたんだけど
少し酔ったさっきのお客さんの連絡先を教えて!攻撃を交わしながら秋山さんへ救いの眼差しを向ける
「サクラさん、少しコチラに宜しいですか?」
『はい。あ、ちょっと失礼します』
あそうそう、源氏名は流石に本名は不味いのでサクラにしてもらった
秋山さんになんとかその場を救ってもらって、スタッフルームで一息つく
今日は、酔ってはないけどなんとなく嫌な予感がするからもう帰りたいな〜とか考えてた
『はい』
「あ!久美ちゃん?!無事に真島さんは大阪へ旅立った?」
『はい。…あ!忘れてました!』
「ちょ!酷いなぁもう」
「で?西田さんに監視されてる感じ?」
『いえ、特にそこまでは…でも出掛けるとなると誰かが一緒に来ると思いますよ?』
「わかった!まあ、とりあえずそこで待ってて!」
『へ?』
切られる…
人の話聞かないな…もう
暫くすると、いつもの赤いジャケットの秋山さんではなくタキシードを着た秋山さんがやって来た!
え?なにそれ!反則!
ビシッと着こなしている秋山さんがめっちゃ素敵に見える…
元はみんなイケメンだしな…
「久美ちゃん!お待たせ」
『いや、お待たせって、アタシ行くなんて言ってませんけど?』
「俺を助けると思って!ね!お願い!」
「今日のお客さんは、危ない人とかじゃないし、なんなら凄く紳士な方達だからなんにも心配いらないから!ね!」
『でも、誰かが付いてきますからバレますよ?真島さんに』
「それなら大丈夫!」
と言ってアタシの手を取り歩き出す
扉の向こうの組員さんたちは「姐さんを宜しくお願いします」
とか言ってる…は?
あれ?誰もついてこなくていいの?
親父に怒られるよ?
なんて思ってる間に外へ連れ出された
『秋山さん!一体何したんですか?』
「え?あー、久美ちゃんの気分転換に付き合ってくれって真島さんに頼まれたからって事にした」
『ことにしたって…そんな嘘すぐバレますし、真島さん嘘めっちゃ嫌いですよ!』
「でも、気分転換したいのは本当でしょ?」
秋山さんが腰を曲げて顔を覗き込みながら言う
「久美ちゃんも、組員さん居ない一人の外出なんて久しぶりでしょ?」
『ま、まあ…そうですね』
「せっかくだから楽しもうよ!」
『い、いや、あの…』
「さ!行くよ」
エリーゼに着くとあれよあれよという間にドレスを着せられメイクをされキャバ嬢の出来上がり!
ちょっと年増ですけどいいんでしょうか?
なんでも、今日のお客さんはそう言った下品なお客さんとは違うらしく、落ち着いた雰囲気の嬢の方がいいんだとか…
はぁ…
なんなのこれ…
なんでこうなるの?
アタシちゃんと断ったよね?
隙なんてつくってないよねー?
兄さんに怒られるのだけは嫌だよぉ!
「いらっしゃいませ」
貸し切りの店内に上質なスーツを着こなした男性たちがゾロゾロと入ってくる
接客業はやっていたけど、お酒の作り方なんて知らない!
そんなアタシが接客していいのだろうか…
大切な席じゃないのかな…
秋山さんに言われた席へ着く
隣に居たのはアタシと同じくらいの歳の男性
あまりキャバクラは慣れていないのかキョロキョロしてる
『何飲まれますか?』
「あ、あ、ビールで!」
『はい。かしこまりました』
ボーイさんにビールを頼んで持ってきてもらう
グラスの汗を拭いて男性に渡す
「はぁ…緊張する」
ビールを一口飲んだその人はポツリと一言漏らした
『私も不慣れなので、緊張しなくても良いですよ?』
「え?そうなんですか?」
『はい、臨時バイトですから…フフ』
「なるほど、では、乾杯して下さい!」
『失礼します…乾杯!』
なんてやってたら、まぁお酒は気を付けて飲みすぎないようにしてたんだけど
少し酔ったさっきのお客さんの連絡先を教えて!攻撃を交わしながら秋山さんへ救いの眼差しを向ける
「サクラさん、少しコチラに宜しいですか?」
『はい。あ、ちょっと失礼します』
あそうそう、源氏名は流石に本名は不味いのでサクラにしてもらった
秋山さんになんとかその場を救ってもらって、スタッフルームで一息つく
今日は、酔ってはないけどなんとなく嫌な予感がするからもう帰りたいな〜とか考えてた