忍たま
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【綾部喜八郎】
昼間、穴だらけの庭を見て(あれ?今日は落とし穴として隠してないんだ)とか思い、用心しながら一つ一つ穴を見て回った。どこかに彼がいるかもしれない。真ん中に近い穴の中で空を見上げてボーとしている彼と目があった。
「おや、夢子じゃないか」今日は体育委員会も裏山マラソンだし保健委員会も薬草取りに行ってるし、穴掘り放題だね、と笑いかけると「うん。それでなんだけど…」と立ち上がった喜ハ郎が手招きをしてくる。内緒の話かな?と思い穴に飛び込んでよろけると太い腕に抱き抱えられ、ドキッとする。
「このままギュってさせてよ」と囁いてそのまま膝に抱え込むように座り込む喜ハ郎に、緊張しながら黙って身を寄せると心臓の音がよく聞こえて小さく笑いが溢れてしまう。「なに?」と怪訝そうに尋ねてくる喜ハ郎に何でもないと返す。首に腕を回して抱きつくと強ばる喜ハ郎の体。
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友人と二人、喜八郎の穴見をしていたら、後ろから「入る?」と声をかけられる。
驚いて立ち上がった瞬間バランスを崩した私たちはそのまま穴へ…と思いきや遠ざかる友人の背中。伸ばした腕は虚しくも空を切る。
腰をしたたかに打ち付け、見上げた先には喜八郎に腰を抱かれた友人が。ちくしょう!
昼間、穴だらけの庭を見て(あれ?今日は落とし穴として隠してないんだ)とか思い、用心しながら一つ一つ穴を見て回った。どこかに彼がいるかもしれない。真ん中に近い穴の中で空を見上げてボーとしている彼と目があった。
「おや、夢子じゃないか」今日は体育委員会も裏山マラソンだし保健委員会も薬草取りに行ってるし、穴掘り放題だね、と笑いかけると「うん。それでなんだけど…」と立ち上がった喜ハ郎が手招きをしてくる。内緒の話かな?と思い穴に飛び込んでよろけると太い腕に抱き抱えられ、ドキッとする。
「このままギュってさせてよ」と囁いてそのまま膝に抱え込むように座り込む喜ハ郎に、緊張しながら黙って身を寄せると心臓の音がよく聞こえて小さく笑いが溢れてしまう。「なに?」と怪訝そうに尋ねてくる喜ハ郎に何でもないと返す。首に腕を回して抱きつくと強ばる喜ハ郎の体。
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友人と二人、喜八郎の穴見をしていたら、後ろから「入る?」と声をかけられる。
驚いて立ち上がった瞬間バランスを崩した私たちはそのまま穴へ…と思いきや遠ざかる友人の背中。伸ばした腕は虚しくも空を切る。
腰をしたたかに打ち付け、見上げた先には喜八郎に腰を抱かれた友人が。ちくしょう!