タソガレドキ忍軍
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【〈元ツイ〉見たい】
黒鷲新人くの一
同僚からの知らせの報告のため、夜暗い中押都長烈の自室へ向かう。小さな灯りが点いているので、おそらく起きているのだろう。
そういえば、小頭は私が入隊した頃には面を常につけていたな、誰か彼の素顔を知っている人物はいるのだろうか?と首を傾げた。
今突然に入室したら、油断していた小頭が面を外している…なんてことは無いだろうか?と淡い期待を胸に戸に近づく。バンッと勢いよく戸を開けるが、案の定そこには面を着けた小頭。残念な気持ちになる。
「いきなり戸を開けるんじゃない。」「それと、お前も忍者なんだからもっと静かに来なさい。」
一通りブー垂れてから、だって小頭の素顔見たいじゃないですか、なんで自室でもつけてるんですか?どなたか素顔を知ってる方はいるんですか?と問う。
「私の素顔を知っている人物がいるとしたらどんな人物だと思う?」そりゃ、組頭とか?「そうだな、他は?」…奥様?「いや、私に嫁はいない。」
じゃ、恋仲の方ですか?「恋仲の女性もいないな」じゃ、床を共にする方ですかね?さすがに面を着けたまま…じゃ?…こ、こがしら?「私の顔、見たくないか?」
冗談めかして言ったつもりだったが、小頭がスッとにじり寄って来た。尻をつけたまま後ずさるが、壁に近づき逃げ道を無くしただけである。
床についた手は小頭の手に覆われていた。すっぽりと収まり動かすことはできない。気がつけば、自身の息が小頭の面に当たる音がしっかりと聞こえていた。物音は1つせず、小頭と私の呼吸の音だけが聞こえる。ここまで近づいていても、見えない表情に少し不安になりながらも、心拍数が上がっていた。
追記------------------------------
じゃ、恋仲の方ですか?「恋仲の女性もいないな」
恋仲の女性もいない…と、いうことは小頭の素顔を知っている人間はもしかしていない?まだ見ぬ奥さま羨ましい!私だって小頭の素顔見たい!思考の渦から顔を上げる小頭は「ん?」と首を傾げた。そうか…まだ懇意にしている女性がいないのなら…
あの!小頭…わたし…私ずっと小頭のこと…お慕い申しておりました…
少し膝頭が触れるように寄り添い、その膝に置かれていた手にゆっくりと触れる。小頭はただじっとして、なにも言葉を発さなかった。あまりに突然のことに驚いているのだろうか。面に隠された顔から真意を読み取ることはできない。
面越しに見つめ合う。それはどれほどの長さだったのだろうか、長く感じたが、それほどでもなかったかもしれない。小頭は静かに「そうか。」と返すと、私の手を反対の手で優しくどかし、報告を促してきた。
静かに距離を取り、何事もなかったかのように仕事を続ける小頭の姿。それがどうにも悔しくて、小頭の面越しに不意打ちの口付けをし、私は逃げるように部屋を去ったのだった。
小頭の素顔を見たい。から始まって、翻弄される夢主ちゃん。ここから夢主ちゃんの猛アタックが始まります。
黒鷲新人くの一
同僚からの知らせの報告のため、夜暗い中押都長烈の自室へ向かう。小さな灯りが点いているので、おそらく起きているのだろう。
そういえば、小頭は私が入隊した頃には面を常につけていたな、誰か彼の素顔を知っている人物はいるのだろうか?と首を傾げた。
今突然に入室したら、油断していた小頭が面を外している…なんてことは無いだろうか?と淡い期待を胸に戸に近づく。バンッと勢いよく戸を開けるが、案の定そこには面を着けた小頭。残念な気持ちになる。
「いきなり戸を開けるんじゃない。」「それと、お前も忍者なんだからもっと静かに来なさい。」
一通りブー垂れてから、だって小頭の素顔見たいじゃないですか、なんで自室でもつけてるんですか?どなたか素顔を知ってる方はいるんですか?と問う。
「私の素顔を知っている人物がいるとしたらどんな人物だと思う?」そりゃ、組頭とか?「そうだな、他は?」…奥様?「いや、私に嫁はいない。」
じゃ、恋仲の方ですか?「恋仲の女性もいないな」じゃ、床を共にする方ですかね?さすがに面を着けたまま…じゃ?…こ、こがしら?「私の顔、見たくないか?」
冗談めかして言ったつもりだったが、小頭がスッとにじり寄って来た。尻をつけたまま後ずさるが、壁に近づき逃げ道を無くしただけである。
床についた手は小頭の手に覆われていた。すっぽりと収まり動かすことはできない。気がつけば、自身の息が小頭の面に当たる音がしっかりと聞こえていた。物音は1つせず、小頭と私の呼吸の音だけが聞こえる。ここまで近づいていても、見えない表情に少し不安になりながらも、心拍数が上がっていた。
追記------------------------------
じゃ、恋仲の方ですか?「恋仲の女性もいないな」
恋仲の女性もいない…と、いうことは小頭の素顔を知っている人間はもしかしていない?まだ見ぬ奥さま羨ましい!私だって小頭の素顔見たい!思考の渦から顔を上げる小頭は「ん?」と首を傾げた。そうか…まだ懇意にしている女性がいないのなら…
あの!小頭…わたし…私ずっと小頭のこと…お慕い申しておりました…
少し膝頭が触れるように寄り添い、その膝に置かれていた手にゆっくりと触れる。小頭はただじっとして、なにも言葉を発さなかった。あまりに突然のことに驚いているのだろうか。面に隠された顔から真意を読み取ることはできない。
面越しに見つめ合う。それはどれほどの長さだったのだろうか、長く感じたが、それほどでもなかったかもしれない。小頭は静かに「そうか。」と返すと、私の手を反対の手で優しくどかし、報告を促してきた。
静かに距離を取り、何事もなかったかのように仕事を続ける小頭の姿。それがどうにも悔しくて、小頭の面越しに不意打ちの口付けをし、私は逃げるように部屋を去ったのだった。
小頭の素顔を見たい。から始まって、翻弄される夢主ちゃん。ここから夢主ちゃんの猛アタックが始まります。