コメントへのご返信

雑伊♀イラスト「なさけない」にコメントをくださった方へ2023070118:26

こんばんは! バジルとオレガノです。
コメントをいただいていたことに本日気がつき、ご返信が遅れてしまいました。誠に申し訳ございません。
サイトにメッセージをいただくのは初めてで、今日はとってもうれしかったです!!


雑伊♀のイラスト「なさけない」を見てくださったのですね!
ベースにあるのは、雑伊♀短編小説の「500年後に出直してこい」です。
伊ちゃん♀が学生だった頃は、二人の仲は良好で、雑渡さんはまだ男性を知らない彼女に男の性(さが)を教えるなどしていました。
そして伊ちゃんが学校を卒業して就職し、なんとなく雑渡さんとは疎遠になります。久々に会って、何かのまちがいで、二人は関係を結んでしまいます。伊ちゃん♀にとっては、初めての経験でした。
伊ちゃん♀は学生時代から雑渡さんの最低談義を聞いていたので、雑渡さんに期待しないようにしていますが、彼女の内心は私もわかりません。なぜ、彼にすべてをゆるしたのでしょうか。
コメントを拝読したら、私も気になってまいりました。
いつも思いつきで書いて(描いて)いるので、ゴールがなく恐れ入りますが、この漫画の続きや設定をもしも思いついたら、書いてみたいです。


そして、うれしい質問をたくさん、ありがとうございます!
忍たまで好きな登場人物は、小平太です。
神経質で日常生活の中であまりチャレンジできない私にとって、七松先輩はとても魅力的です。
ただ大雑把なのでなく、頼れるところがかっこいいです。金吾、いいな~^^
雑渡さんと伊作くんが好きなのは、申し上げるまでもございません。

源氏物語の翻訳や、関連するもので好きな書籍を以下に挙げます。
①瀬戸内寂聴『瀬戸内寂聴の源氏物語』講談社, 2005年
②大和和紀『あさきゆめみし』講談社
③板野博行『ゴロゴ板野の源氏物語講義』アルス工房, 2008年

①:中学生の頃、受験勉強をしながら夜中テレビをつけていたら(勉強する気あるのか)、教育番組で瀬戸内寂聴さんが若菜や浮舟について解説していて、源氏物語を好きになりました。
②:大好きな漫画です。柏木と女三宮のエピソードが好きです。
③:こちらは大学入試向けの教材なのですが、源氏物語に登場する人物がそれぞれレーダーチャート(美人度など)で分析されていて面白かったです。

その他古典で好きな本を以下に挙げます。
④阿刀田高『ギリシア神話を知っていますか』新潮社, 1984年
⑤里中満智子『マンガギリシア神話』中央公論新社
⑥プラトーン(森進一 訳)『饗宴』新潮社, 1968年
⑦いがらしゆみこ『とはずがたり』中央公論新社

④:私が人生で初めて触れたギリシア神話は、子どもの頃プラネタリウムで聞いたアリアドネの糸でした。その後に母が購入したこちらの本を読んでいました。
⑤:ハデスとペルセポネのカップル、それからエロスとプシュケのカップルが好きです。
ペルセポネに一目ぼれしたハデスが彼女を無理やり冥界に連れさるくだりがエモーショナルです。ベルニーニの彫刻作品「ペルセポネの略奪」で、彼女の腿に食い込むハデスの指がなんとも言えません。
正体を明かさぬまま婚姻を結び、夜毎プシュケの寝床を訪れるエロスのお話も好きです。
⑥:ソクラテスやアリストファネスらが愛、エロスについて語る名著です。文字通りの番組『100分de名著』で紹介されていました。
⑦:じつは内容はうろ覚えなのですが、愛欲が赤裸々に描かれていて、小学生の頃、図書館で食い入るように読んだ漫画です(子どもの頃から助平なんですね私……)。二条が実兼や阿闍梨と関係を結ぶくだりが非常に扇情的でした。


雑伊の小説や漫画について、あたたかいおことばをいただき、とてもうれしいです。にわかには信じがたく、え~っ!? となっております。ありがとうございます。
おしゃべり大好きなので、またお気が向かれましたらぜひ伊ちゃんのお話や古典のお話など、おきかせください。


バジルとオレガノ

2023/04/10 23:36