■眞白のその他の短所。



さて、碧芭兄さんも『ポッドキャスト風?』で言ってますが、眞白はチート機能発動みたいな子で、
まだ高校2年生でありながら精神的にも十分しっかりしていて、
見た目も運動神経もいい、おまけに頭脳明晰…。

でも、そんな眞白も、短所というか弱みというか、そういうのがあります。
【虫嫌い】については、『ポッドキャスト風?』での碧芭兄さん、わたくしも裏話としてチラリと載せてますが…、
あとは【寝起きの悪さ】、あれも載せてますが笑

他にももちろんあります…それは。

【究極の暑がり】だということです!(欠点とはいわないかも?

夏の間、眞白の自室のエアコンは、常に21度くらい。
叔母さんの家に居候させてもらっていますが、夏のリビングでの滞在時間はごくわずか…暑いから笑
リビングも、25度から26度くらいの室温を維持していてわりと涼しいんですよ?
それでも眞白にとってはダメ、暑いんです…笑

ちなみに、夏の間はエアコン代として、バイトの収入から叔母さんに幾らか渡しています。
叔母さんはいらないと断固拒否したんですが、眞白は、
『そしたら遠慮して使えないから』と、無理やり受け取ってもらうようにしています(つまりはそれぐらい暑がり

さて、そんな眞白、
中学時代に荒れていた頃は、溜まり場にしていた廃工場『パーク(と呼んでいた)』で仲間たちと過ごすことが多かったのですが、
夏場はそこが蒸し風呂状態になるので、ほとんど近寄らず、よく特定の仲間の家で過ごしていました。

血気盛んな彼らは、部屋のエアコンの温度が19度や20度の強冷風でもへっちゃらなんですが、
たとえば、眞白の親友・勝生はそうではありません。

こんなことがありました。

中学2年のときのある夏の暑い日、
喧嘩でまたもや怪我をした眞白のことがさすがに心配になった勝生は、
仲間の家まで出向き、眞白を連れ戻そうとしました。

⦅今日は少し叱ってもいい、眞白と話をしないと。⦆

眞白の父親のこと等、眞白が抱えている苦悩を知っている勝生でしたが、
『だからって、眞白が喧嘩とかで無茶をして怪我をするのは良くない』…そう考え、
『親友としてなんとかしなければ!』…そのように強い覚悟を秘めていました。

勝生が眞白の親友であることは、仲間たちにも知れているので顔パスです。
拒まれることなく部屋に通され、奥で仲間たちと笑い合う眞白に向かって、

「眞白、帰るよ。今日は僕のうちに泊まって。」

勝生は強気でそう言いました。
きょとんとなった眞白でしたが、

「…いいけど。また部屋が『北極』になってもいいのか?」

と、ニヒルに言い返しました。

眞白が言う『北極』とは、『部屋のエアコンガン冷え状態』のことです。
そう、眞白は暑がりですが、勝生はなかなかな寒がり…。
夏でもエアコンの温度は28度でも平気な、むしろそうでないと速い段階で凍えてしまう男子です。

「…それでもいい。帰るよ。」

譲らない姿勢を醸し出した勝生は、眞白の手を掴んで自宅に連れ帰りました。

自室に着き、眞白と中に入った勝生は、
28度設定だったエアコンの温度を、躊躇うことなく20度まで下げます。

「今日は、眞白としっかり話をしたいと思ったんだよ。来年僕たちは中3、高校受験もあるし。」

きりりと眉根を寄せて諭すように言いながら、
クローゼットの中の冬物のセーターやダウンジャケットを取り出して着込んでいく勝生。

「お、おい…勝生、なに着てんだよ、暑くねーの?」
「僕、今からエスキモーになるから。」
「…は?なにそれ…」

『エスキモー』とは、北極圏に住む先住民族のことで、寒さに対応した防寒着を身に付けています。
勝生はエアコンの冷風に耐えるべく、冬物の服をたくさん着込んで眞白と過ごそうと思い立ったのでした。

「今日は、今まで以上にしっかり話をしよう!眞白の胸につっかえてるものも、親友として僕が受け止めるから!」

勝生のその熱意に触れ、おとなしく真摯に向き合おうとした眞白。

…ですが、

「…さっ、寒い…。こんなに着込んでるのにっ…」

最初の勢いはどこへやら、勝生は次第に震え始めました。

「だから言わんこっちゃない。」

言いながら、エアコンの設定温度を28度にまで上げた眞白。

「…っ、待って、眞白。『北極』に戻してくれていいから、帰んないで?」
「ここまで来て帰らねーよ。…話、するんだろ?」

苦笑交じりの優しい笑顔で、眞白はそう告げました。

しかし、『北極には戻していない』室内の温度は上昇するので、
究極の暑がりの眞白は着ていたTシャツを脱ぎ、上半身裸で勝生と話をすることになってしまったのでした。

結局、明け方まで続いた話の途中で眞白は寝てしまったので、話はまとまらずに終わってしまいましたが、
しばらく先で起きた不良グループとの喧嘩がきっかけでこのときの話の続きが引き継がれ、
眞白は晴蘭の受験を決めることになったのでした。(※このことは裏話〔うちの子「眞白」くん〕にちょこっと記載してます


キャラのちょっとした裏話、
本編のお話とプラスαで楽しんでもらえたら嬉しいです♡