タケミチ「なみ～宿題見せて～!」






あ「自分でやれよ」






タケミチ「そんな冷たい事言うなよ!俺ら友達じゃん!(ｷﾞｭｯ」






私はタケミっちが突如家にやってきては、宿題を見せろと言って追い出そうとしたが、抱き着かれて甘えられたので、仕方なく家に上げた←






あ「アタシが教えてやるから、ちゃんと自分の力でやるんだぞ」






タケミチ「えっ～!」






あ「いやならいいぞ。怒られるのはタケミチだからな」






タケミチ「ううっ～････おっ教えてください!なみ様～!(汗」






あ「うむ、くるしゅうないぞ←」






私はタケミっちに勉強を教えて1時間後、真っ白な宿題が半分ぐらいまで進み、タケミっちも最初は私に聞いていたが、後の方は自分で解けるようになっていた






タケミチ「なみって頭いいんだな!俺もなみみたいに頭良くなりてー!」






あ「ちゃんと授業聞いてれば分かるぞ。タケミチは人の話聞かないからな」






タケミチ「だって勉強なんてつまんねーもん!俺、勉強やるよりもっとやりたいこと････なりてえ夢があんだ!」






あ「なりたい夢？」






タケミチ「俺は日本で一番の“不良”になるのが夢なんだ!」






あ「!」






タケミチ「喧嘩も強くなんねえといけねえし、頭もよくねえとな!(ﾆｶｯ」






あ「････タケミチ」






タケミチ「ん？」






あ「不良で一番強い奴は、喧嘩が強い奴でも頭がいい奴でもないぞ」






タケミチ「えっ？」






あ「大切なのは････“人を思いやる心”だ」






タケミチ「人を思いやる心････？」






あ「中途半端に粋がる不良じゃダメだ。自分の大切な人を守る不良〈ヒーロー〉････タケミチには、そういう不良〈ヒーロー〉になってほしいな(ﾆｺｯ」






タケミチ「自分の大切な人を守る不良〈ヒーロー〉････」






あ「今は分からなくても、いずれ分かるさ････さあ勉強再開するぞ!(ﾆｶｯ」