女性審神者の名前です。
菜の花「この本丸で俺たちと話すのって違和感ないの?」
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~燭台切side~
今日は本丸に戻る日。今回は主の父君と母君が車で歴防まで送ってくれた。
持ちきれない分は昨日の夕方に転送してある。少し量が多いから、運んでくれた皆がどんな反応をしたか何となく想像がついた。
…まあ、今も大きい荷物を主と薙ちゃんが持っているけどね。
主は大人買いした大量の駄菓子(どうしても自分で持ち帰りたかったらしい)、薙ちゃんは組み立て式のウサギのケージ、そして小夜ちゃんは持ち運べるケージにいるウサギ。…これはみんなの反応が気になる。
「またいつでも来てちょうだいね。いつでも歓迎するわ」
それぞれが父君と母君に感謝を述べる。僕も充実した時間を過ごせたこと、本丸での食事のレシピに参考になるものがたくさんあったことを伝えた。
「それと遥、明美さんから手紙を預かっているよ。本丸に戻って落ち着いたら読むといい」
主が「“グリーティングカード”?」と少し厚みのある封筒を受け取った。季節毎に様々なものがあって、中には部屋に飾れる立体的なものを本屋で見掛けたから、きっとそれだろう。
「何だその荷物の量は…」
「長義様、お久しぶりです」
別れの挨拶を一通り済ませた頃、歴防関係者である山姥切長義がやって来た。一部では審神者の中でも特に変わった買い物をするのは主と認識されているらしく(現世遠征の度に「駄菓子を買ってるだけなのに」とぼやいている)、それもあって今回はどんなものかと見に来たようだ。
「…今回は動物か」
「不可ですか?」
「ここまで来て不可も何もないだろう。行くぞ」
「連絡待ってるからね」とご両親に手を振られてゲートへ向かい、こちらでは「また何かあれば連絡する」と呆れたまま長義くんに見送られて本丸へと戻った。
「ただいまー!」
大体の到着時間を伝えていたので、転移装置の近くでは既に今回現世遠征に行った僕たちとゆかりのある皆が僕たちを待ってくれていた。乱ちゃんと博多くんが兄弟たちに囲まれる中、サプライズになるように小夜ちゃんは僕と石切丸さん、薙ちゃんで姿を隠してある。
「お小夜は…」
何故姿を見せないのか、実は遠征の疲れで具合が悪くなっているのではないかと心配する江雪さんと宗三さんに、僕たちが左右にはけてその姿を見せる。
「……」
「……」
2振り共、小夜ちゃんよりケージの中にいるウサギに目がいったようだ。それを見たみんなも思わぬ新しい仲間に目を丸くしている。そしてすぐ今度は小夜ちゃんが皆に囲まれた。「可愛い!」とはしゃぐ兄弟を乱ちゃんが唇に手を当てて静かにさせる。そうして口元を両手にあてた短刀くんたちも可愛らしい。
「お小夜が覚悟を決めて迎えたのですね…?」
「…はい」
「ならば僕たちから言うことは何もありません。早速、部屋に連れて行きましょうか」
「ウサギくんのケージはこれです」
薙ちゃんが大きな箱を見せる。あまり人数が多くてもウサギにストレスがかかってしまうだろうと、組み立てを手伝うのは薙ちゃんだけとなった。
「主、お迎えが出来なくて申し訳ございまっ…?!」
主の執務を代行していた長谷部くんが、ウサギと小夜ちゃん、主の順に見やって今までにない表情を見せる。まさかのウサギにその子を抱えているのはまさかの小夜くんで、もふ丸くんに頬を舐められている薙ちゃんは普通に話せるようになっているし、可愛いものは全部自分で持って帰りたいからと大量の紙袋を持つ乱ちゃん、食べ物を転送するのは抵抗があるからとずっしりと重みのある紙袋を抱える石切丸さん、すぐに配れるようにとお菓子を両手で抱える博多くん、そして過去一の量の駄菓子を買って来た主。情報量が多すぎて混乱している。
「ある、じ…?」
「ひとまず、かいさーん!買って来たものを見せるなり何なり、各自好きに過ごしてね~」
「よいしょ」と駄菓子を持って部屋に戻って行く主を「あ、ある、じ…」とよろよろとついて行く長谷部くんを加州くんがお腹を抱えて大笑いしていた。
その小1時間後、執務室から「姪っ子が生まれるーー?!」と絶叫が聞こえてきたのはまた別の話、かな。
今日は本丸に戻る日。今回は主の父君と母君が車で歴防まで送ってくれた。
持ちきれない分は昨日の夕方に転送してある。少し量が多いから、運んでくれた皆がどんな反応をしたか何となく想像がついた。
…まあ、今も大きい荷物を主と薙ちゃんが持っているけどね。
主は大人買いした大量の駄菓子(どうしても自分で持ち帰りたかったらしい)、薙ちゃんは組み立て式のウサギのケージ、そして小夜ちゃんは持ち運べるケージにいるウサギ。…これはみんなの反応が気になる。
「またいつでも来てちょうだいね。いつでも歓迎するわ」
それぞれが父君と母君に感謝を述べる。僕も充実した時間を過ごせたこと、本丸での食事のレシピに参考になるものがたくさんあったことを伝えた。
「それと遥、明美さんから手紙を預かっているよ。本丸に戻って落ち着いたら読むといい」
主が「“グリーティングカード”?」と少し厚みのある封筒を受け取った。季節毎に様々なものがあって、中には部屋に飾れる立体的なものを本屋で見掛けたから、きっとそれだろう。
「何だその荷物の量は…」
「長義様、お久しぶりです」
別れの挨拶を一通り済ませた頃、歴防関係者である山姥切長義がやって来た。一部では審神者の中でも特に変わった買い物をするのは主と認識されているらしく(現世遠征の度に「駄菓子を買ってるだけなのに」とぼやいている)、それもあって今回はどんなものかと見に来たようだ。
「…今回は動物か」
「不可ですか?」
「ここまで来て不可も何もないだろう。行くぞ」
「連絡待ってるからね」とご両親に手を振られてゲートへ向かい、こちらでは「また何かあれば連絡する」と呆れたまま長義くんに見送られて本丸へと戻った。
「ただいまー!」
大体の到着時間を伝えていたので、転移装置の近くでは既に今回現世遠征に行った僕たちとゆかりのある皆が僕たちを待ってくれていた。乱ちゃんと博多くんが兄弟たちに囲まれる中、サプライズになるように小夜ちゃんは僕と石切丸さん、薙ちゃんで姿を隠してある。
「お小夜は…」
何故姿を見せないのか、実は遠征の疲れで具合が悪くなっているのではないかと心配する江雪さんと宗三さんに、僕たちが左右にはけてその姿を見せる。
「……」
「……」
2振り共、小夜ちゃんよりケージの中にいるウサギに目がいったようだ。それを見たみんなも思わぬ新しい仲間に目を丸くしている。そしてすぐ今度は小夜ちゃんが皆に囲まれた。「可愛い!」とはしゃぐ兄弟を乱ちゃんが唇に手を当てて静かにさせる。そうして口元を両手にあてた短刀くんたちも可愛らしい。
「お小夜が覚悟を決めて迎えたのですね…?」
「…はい」
「ならば僕たちから言うことは何もありません。早速、部屋に連れて行きましょうか」
「ウサギくんのケージはこれです」
薙ちゃんが大きな箱を見せる。あまり人数が多くてもウサギにストレスがかかってしまうだろうと、組み立てを手伝うのは薙ちゃんだけとなった。
「主、お迎えが出来なくて申し訳ございまっ…?!」
主の執務を代行していた長谷部くんが、ウサギと小夜ちゃん、主の順に見やって今までにない表情を見せる。まさかのウサギにその子を抱えているのはまさかの小夜くんで、もふ丸くんに頬を舐められている薙ちゃんは普通に話せるようになっているし、可愛いものは全部自分で持って帰りたいからと大量の紙袋を持つ乱ちゃん、食べ物を転送するのは抵抗があるからとずっしりと重みのある紙袋を抱える石切丸さん、すぐに配れるようにとお菓子を両手で抱える博多くん、そして過去一の量の駄菓子を買って来た主。情報量が多すぎて混乱している。
「ある、じ…?」
「ひとまず、かいさーん!買って来たものを見せるなり何なり、各自好きに過ごしてね~」
「よいしょ」と駄菓子を持って部屋に戻って行く主を「あ、ある、じ…」とよろよろとついて行く長谷部くんを加州くんがお腹を抱えて大笑いしていた。
その小1時間後、執務室から「姪っ子が生まれるーー?!」と絶叫が聞こえてきたのはまた別の話、かな。
