女性審神者の名前です。
菜の花「この本丸で俺たちと話すのって違和感ないの?」
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~小夜side~
まずは燭台切さんと博多さんと本屋に向かった。何処を見ても本だらけ。現世にはこんなにも本が存在するのかと圧倒された。何処に何の本があるのか案内図があるぐらいだ。
「俺は向こうに行って来るばい」
「オーケー。小夜ちゃんはどうする?僕と一緒に見て回るかい?」
「…そうさせて下さい」
「よし、じゃあ行こうか」
江雪兄様は心配性だ。兄様たちと遠征の準備をしていた時に「…1振りにならないようにするのですよ」と何回も言われた程だ。本丸に戻ったら「おかえりなさい」の次の言葉が「…迷子になりませんでしたか?」聞かれるのは簡単に想像出来たから、昨日も今日も誰かと一緒に行動しようと決めていた。
幸い行きたいところは他の男士と同じだったし、僕の行きたいところも付き合ってくれることになっている。きっと燭台切さんは江雪兄様と宗三兄様の思いに気付いているんだと思う。他の男士たちの中でも僕を1番気遣ってくれていた。…僕が最年少(諸説あるかもしれない)で背が低いのもあるんだろうけど。
…それにしても、燭台切さんって目立つ。
すれ違う人、近くで本を探している人はみんな燭台切さんに目をやっている。特に女性は頬を赤らめているような気がする。
燭台切さんの身長が高すぎて、僕が低すぎるからかな。
「小夜ちゃんは本丸に帰ったら何か食べたいものはあるかな?」
「えっと…」
「遠慮しないで。僕もせっかく現世に来たんだ。本丸でも作れるようになりたいんだ」
「ハンバーガーが食べたい、です…」
あのハンバーガーは本当に美味しかった。あるじが作り方にこだわっていると言っていたし、きっと燭台切さんも同じように作ってくれると思う。
「オーケー、頑張るよ」
あのお店の人よりこだわって作りそう…。
そういった料理の本を手にとって、今まで見たことのない料理の本なんかも大きい手の中で重ねていった。僕も兄様たちと作れそうな“簡単に作れる”と書かれたおやつの本を抱える。
薬研さんに頼まれた図鑑のコーナーに行く頃にはカゴに本がたくさん入っていた。
そこで博多さんと合流して、どんなものが良いのかみんなで考えた。兄弟なのもあってか調合室に良く出入りしているのは博多さんだから、薬研さんがどんなものを持っていなかったか1番考え込んでいる。
「気になった本は全部買うてしまえばよかばい!」
その結論に至った。多分あるじも同じことをするだろうな、あれこれとカゴに入れる彼の横で、植物図鑑を見つけた。他にも本丸で育てられそうな果実の本だとか、見たことのない花がたくさん載っている図鑑も買うことにした。
「…あ」
そろそろ会計しようか、となった時に見つけた文具コーナー。僕は日記をつけているから気になってしまった。でも2振りともたくさんの本をカゴに入れていて重そうだ。迷惑かもしれないし、と思っていたら、燭台切さんが「水に濡れても滲まないペンがあると助かるよ」とそちらへ向かっていく。
「わぁ…」
あるじが色々な文房具を使っているのは見てきたけど、それ以上にいっぱいある。あるじが持っているような可愛い“ペンケース”、中身を入れ替えれば何回でも使えるペン。日記用のノートもあれば、“バインダー”というものまである。それに使うのは“ルーズリーフ”といって、僕が使っているものより便利そうだ。
それらをいくつか抱えたら博多さんがカゴを持って来てくれてにっこりと笑ってくれた。
「俺も帳簿に使えそうなもんば見たいんだ。ゆたっと見ろう」
「…ありがとう」
そうして僕は日記を書く為の筆記用具、僕の髪色と良く似たペンケースなんかを買った。
「あはは、本屋だけでもたくさん買い物しちゃったね」
思ってたより重い買い物になってしまった。
でもこれは、僕たちが現世遠征に行った大切な思い出。その重さに負けず、兄弟たちにお土産を買いたいと話していた博多さんに続いておもちゃ屋へと向かった。
まずは燭台切さんと博多さんと本屋に向かった。何処を見ても本だらけ。現世にはこんなにも本が存在するのかと圧倒された。何処に何の本があるのか案内図があるぐらいだ。
「俺は向こうに行って来るばい」
「オーケー。小夜ちゃんはどうする?僕と一緒に見て回るかい?」
「…そうさせて下さい」
「よし、じゃあ行こうか」
江雪兄様は心配性だ。兄様たちと遠征の準備をしていた時に「…1振りにならないようにするのですよ」と何回も言われた程だ。本丸に戻ったら「おかえりなさい」の次の言葉が「…迷子になりませんでしたか?」聞かれるのは簡単に想像出来たから、昨日も今日も誰かと一緒に行動しようと決めていた。
幸い行きたいところは他の男士と同じだったし、僕の行きたいところも付き合ってくれることになっている。きっと燭台切さんは江雪兄様と宗三兄様の思いに気付いているんだと思う。他の男士たちの中でも僕を1番気遣ってくれていた。…僕が最年少(諸説あるかもしれない)で背が低いのもあるんだろうけど。
…それにしても、燭台切さんって目立つ。
すれ違う人、近くで本を探している人はみんな燭台切さんに目をやっている。特に女性は頬を赤らめているような気がする。
燭台切さんの身長が高すぎて、僕が低すぎるからかな。
「小夜ちゃんは本丸に帰ったら何か食べたいものはあるかな?」
「えっと…」
「遠慮しないで。僕もせっかく現世に来たんだ。本丸でも作れるようになりたいんだ」
「ハンバーガーが食べたい、です…」
あのハンバーガーは本当に美味しかった。あるじが作り方にこだわっていると言っていたし、きっと燭台切さんも同じように作ってくれると思う。
「オーケー、頑張るよ」
あのお店の人よりこだわって作りそう…。
そういった料理の本を手にとって、今まで見たことのない料理の本なんかも大きい手の中で重ねていった。僕も兄様たちと作れそうな“簡単に作れる”と書かれたおやつの本を抱える。
薬研さんに頼まれた図鑑のコーナーに行く頃にはカゴに本がたくさん入っていた。
そこで博多さんと合流して、どんなものが良いのかみんなで考えた。兄弟なのもあってか調合室に良く出入りしているのは博多さんだから、薬研さんがどんなものを持っていなかったか1番考え込んでいる。
「気になった本は全部買うてしまえばよかばい!」
その結論に至った。多分あるじも同じことをするだろうな、あれこれとカゴに入れる彼の横で、植物図鑑を見つけた。他にも本丸で育てられそうな果実の本だとか、見たことのない花がたくさん載っている図鑑も買うことにした。
「…あ」
そろそろ会計しようか、となった時に見つけた文具コーナー。僕は日記をつけているから気になってしまった。でも2振りともたくさんの本をカゴに入れていて重そうだ。迷惑かもしれないし、と思っていたら、燭台切さんが「水に濡れても滲まないペンがあると助かるよ」とそちらへ向かっていく。
「わぁ…」
あるじが色々な文房具を使っているのは見てきたけど、それ以上にいっぱいある。あるじが持っているような可愛い“ペンケース”、中身を入れ替えれば何回でも使えるペン。日記用のノートもあれば、“バインダー”というものまである。それに使うのは“ルーズリーフ”といって、僕が使っているものより便利そうだ。
それらをいくつか抱えたら博多さんがカゴを持って来てくれてにっこりと笑ってくれた。
「俺も帳簿に使えそうなもんば見たいんだ。ゆたっと見ろう」
「…ありがとう」
そうして僕は日記を書く為の筆記用具、僕の髪色と良く似たペンケースなんかを買った。
「あはは、本屋だけでもたくさん買い物しちゃったね」
思ってたより重い買い物になってしまった。
でもこれは、僕たちが現世遠征に行った大切な思い出。その重さに負けず、兄弟たちにお土産を買いたいと話していた博多さんに続いておもちゃ屋へと向かった。
