女性審神者の名前です。
菜の花「この本丸で俺たちと話すのって違和感ないの?」
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~薙side~
主様とお母様の運転する車に揺られて“アウトレット”という場所にやって来た。ちなみに主様の車に乗ったのは博多くん、乱ちゃん、石切丸さん。石切丸さんも燭台切さんも背が高いから、少し屈んで乗っていたみたい。朝のことがあったから、2振りとも頭をぶつけないように慎重に乗っていた姿に、主様とちょっと笑ってしまった。
お母様はこれからお仕事で、お仕事が終わるまで私たちはアウトレットで過ごすことになっている。
お母様は美容師。地元にいくつかあるお店のうちの1つを任されているとのことで、今日は予約があまり入らないように調整して、お店を開ける時間を短めにしてくれたみたいだ。
今夜は主様のお兄様と主様の甥君も顔を出しに来てくれるから、今日もきっと賑やかになると思う。
「はい、パンフレット」
それにはどの区画にどんなお店があるのか印付きで載っていて分かりやすい。例えば洋服だったらワンピース、調理器具だったら鍋。もちろん甘いものやご飯も楽しめるお店があるから、みんながそれぞれ行きたい場所に行くことになった。
「買い物が終わったらここに集合ね」
「はーい!」
万が一迷っても主様が霊力を辿って探しに来てくれるから安心。パンフレットを見て回りたいお店の目星はつけたからきっと大丈夫だと思うけれど。
乱ちゃんは「薙さんに似合うものを見つけたい!」と遠征前から言ってくれていて、凄く張り切っている。
私は乱ちゃんと、主様は小夜くんと博多くんで、石切丸さんは燭台切さんでそれぞれ見て回ることになった。
まず向かったのは雑貨屋さん。可愛いもので溢れていて、1つ1つじっくりと見ていく。
「“アロマキャンドル”…?」
可愛いリンゴの形をしたそれを手に取ってみる。お香とはまた異なる良い香り。店員さんにお香との違いを聞いてみると、お香よりふんわりした香りを楽しめるけれど、香る範囲はお香と比べて狭いと教えてくれた。
机に置いておくのにいいかも。
ちょうどそれ用のお皿も売られている。乱ちゃんも「“インテリア”にしても可愛いね」と、色々なアロマキャンドルを嗅いで私に合いそうな香りを探してくれた。
おかげで気に入ったものを選べて店員さんが渡してくれた小さな買い物用のカゴに入れる。一方で乱ちゃんは“リボン”だったり“ヘアピン”だったりと色々と見ている。その表情は本当に素敵なものを見つけた女の子の顔だ。
私も乱ちゃんに似合うものを探してみよう。
乱ちゃんから少し離れた売り場であれこれと見てみる。その中に装飾されたヘアゴムと“シュシュ”というものがあった。主様が教えて下さった“ポップ”というものが置かれてあって、シュシュは髪を結ったり手首につけてちょっとしたアクセサリー代わりにも良いと書かれてある。乱ちゃんは髪が明るいからはっきりとした色が似合うと思う。
「乱ちゃん、これ…似合うと思う」
「わっ、可愛い!」
「ふわふわしてて可愛い~!」と喜んでくれてカゴに入れた。他に何か同じようなものがないか見てみる。
「ねぇねぇ、これボクと薙さんとあるじさんでお揃いで買おうよ!」
見せてくれたのは小さな花の装飾がついたヘアゴム。これだったら内番服がジャージの私でもつけられそうだ。
「うん、そうしよう」
“ボク”と聞いた店員さんの視線を感じつつも色々と見てみた。顔を洗う時に良い“ヘアバンド”、ゴムが緩くなっても替えられるようにシンプルなヘアゴムもカゴに入れる。ヘアバンドも3にんでお揃いにした。
結局このお店だけでもそこそこの買い物になってしまったけれど、投資でお小遣いを増やしてくれた博多くんのおかげでまだお金はある。この施設自体もお手頃な価格で買えるから、他にも良いものに巡り会えれば買えるかもしれない。
「…あ」
通りがかった店に目がいった。
「ここ、見てもいい?」
「もっちろん!」
入ったのは少し変わった靴を扱っているお店だった。サンダルとはまた異なるもので面白い。
「ちょっと庭に出たりする時に、いいかも」
しかも軽くて水に濡れても問題ない素材でできている。足の甲辺りには穴が空いていて、そこに“デコれる”装飾もある。けれど私はシンプルに使いたいから、それは買わずにジャージに合う色で選んだ。
そのお店を出て次のお店を目指している途中、主様たちと会った。
「2振りとも良い買い物が出来てるみたいだね」
「あるじさんも欲しいものを見つけたんだね」
主様と博多くんは同じお店の小さな紙袋を持っている。財布を買ったようだ。これから小夜くんに似合う洋服を見に行くと教えてくれた。
買い物はまだ始まったばかり。「こっちだよ!」と乱ちゃんに手を引かれながら「現世って楽しいところなんだな」と辺りを見渡した。
主様とお母様の運転する車に揺られて“アウトレット”という場所にやって来た。ちなみに主様の車に乗ったのは博多くん、乱ちゃん、石切丸さん。石切丸さんも燭台切さんも背が高いから、少し屈んで乗っていたみたい。朝のことがあったから、2振りとも頭をぶつけないように慎重に乗っていた姿に、主様とちょっと笑ってしまった。
お母様はこれからお仕事で、お仕事が終わるまで私たちはアウトレットで過ごすことになっている。
お母様は美容師。地元にいくつかあるお店のうちの1つを任されているとのことで、今日は予約があまり入らないように調整して、お店を開ける時間を短めにしてくれたみたいだ。
今夜は主様のお兄様と主様の甥君も顔を出しに来てくれるから、今日もきっと賑やかになると思う。
「はい、パンフレット」
それにはどの区画にどんなお店があるのか印付きで載っていて分かりやすい。例えば洋服だったらワンピース、調理器具だったら鍋。もちろん甘いものやご飯も楽しめるお店があるから、みんながそれぞれ行きたい場所に行くことになった。
「買い物が終わったらここに集合ね」
「はーい!」
万が一迷っても主様が霊力を辿って探しに来てくれるから安心。パンフレットを見て回りたいお店の目星はつけたからきっと大丈夫だと思うけれど。
乱ちゃんは「薙さんに似合うものを見つけたい!」と遠征前から言ってくれていて、凄く張り切っている。
私は乱ちゃんと、主様は小夜くんと博多くんで、石切丸さんは燭台切さんでそれぞれ見て回ることになった。
まず向かったのは雑貨屋さん。可愛いもので溢れていて、1つ1つじっくりと見ていく。
「“アロマキャンドル”…?」
可愛いリンゴの形をしたそれを手に取ってみる。お香とはまた異なる良い香り。店員さんにお香との違いを聞いてみると、お香よりふんわりした香りを楽しめるけれど、香る範囲はお香と比べて狭いと教えてくれた。
机に置いておくのにいいかも。
ちょうどそれ用のお皿も売られている。乱ちゃんも「“インテリア”にしても可愛いね」と、色々なアロマキャンドルを嗅いで私に合いそうな香りを探してくれた。
おかげで気に入ったものを選べて店員さんが渡してくれた小さな買い物用のカゴに入れる。一方で乱ちゃんは“リボン”だったり“ヘアピン”だったりと色々と見ている。その表情は本当に素敵なものを見つけた女の子の顔だ。
私も乱ちゃんに似合うものを探してみよう。
乱ちゃんから少し離れた売り場であれこれと見てみる。その中に装飾されたヘアゴムと“シュシュ”というものがあった。主様が教えて下さった“ポップ”というものが置かれてあって、シュシュは髪を結ったり手首につけてちょっとしたアクセサリー代わりにも良いと書かれてある。乱ちゃんは髪が明るいからはっきりとした色が似合うと思う。
「乱ちゃん、これ…似合うと思う」
「わっ、可愛い!」
「ふわふわしてて可愛い~!」と喜んでくれてカゴに入れた。他に何か同じようなものがないか見てみる。
「ねぇねぇ、これボクと薙さんとあるじさんでお揃いで買おうよ!」
見せてくれたのは小さな花の装飾がついたヘアゴム。これだったら内番服がジャージの私でもつけられそうだ。
「うん、そうしよう」
“ボク”と聞いた店員さんの視線を感じつつも色々と見てみた。顔を洗う時に良い“ヘアバンド”、ゴムが緩くなっても替えられるようにシンプルなヘアゴムもカゴに入れる。ヘアバンドも3にんでお揃いにした。
結局このお店だけでもそこそこの買い物になってしまったけれど、投資でお小遣いを増やしてくれた博多くんのおかげでまだお金はある。この施設自体もお手頃な価格で買えるから、他にも良いものに巡り会えれば買えるかもしれない。
「…あ」
通りがかった店に目がいった。
「ここ、見てもいい?」
「もっちろん!」
入ったのは少し変わった靴を扱っているお店だった。サンダルとはまた異なるもので面白い。
「ちょっと庭に出たりする時に、いいかも」
しかも軽くて水に濡れても問題ない素材でできている。足の甲辺りには穴が空いていて、そこに“デコれる”装飾もある。けれど私はシンプルに使いたいから、それは買わずにジャージに合う色で選んだ。
そのお店を出て次のお店を目指している途中、主様たちと会った。
「2振りとも良い買い物が出来てるみたいだね」
「あるじさんも欲しいものを見つけたんだね」
主様と博多くんは同じお店の小さな紙袋を持っている。財布を買ったようだ。これから小夜くんに似合う洋服を見に行くと教えてくれた。
買い物はまだ始まったばかり。「こっちだよ!」と乱ちゃんに手を引かれながら「現世って楽しいところなんだな」と辺りを見渡した。
