女性審神者の名前です。
梅「審神者として出来ることは全てやらなきゃ」
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~審神者side~
「順調に熱は下がってますね」
堀川が見せてくれた体温計にホッとした。38℃を切っていたのだ。その証拠に彼女の息はかなり落ち着いている。まだ霊力の乱れはあるけど、顕現したばかりの時と比べればましになってきている。時々うなされているのも意識が戻れば対処出来るはず。
「それと主さん、この人が着ている寝間着の洗濯はどうしましょうか?みんなのと一緒に洗っても問題ないですかね?」
「あー…」
盲点だった。私1人分であれば何ら不思議ではない。でも、いきなり私のサイズの寝間着が何着も洗濯に出されれば不思議に思われるかもしれない。
ただ、彼女の身長は私より高いから私のものでは少し小さい。堀川よりも高いし、皆が使っているものと同じサイズの新しい寝間着をおろしても問題はないはず。…というより、そうした方がいい。ここまで考える必要もないと思うが、やはり女性となるとどうしても考え過ぎてしまう。
「この子と身長が近いのって、誰だと思う?」
「うーん…。加州さんや大和守さんと近い気もしますが、僕もしっかりと見てませんし…。かと言って寝そべって比べるのも…」
その絵を浮かべて「そうだよね…」と笑いを堪えながら返す。
ひとまずその2振りが着ているサイズを持って来るように頼んで、彼が席を外している間にぼんやりと考えてみる。
この間考えた通り、女性となれば上の下着も必要だ。私の分は皆と別に洗ってこの部屋の下で部屋干しにしているものの、この時期や梅雨は乾きにくい。それなら。
「乾燥機付き洗濯機を買おう!」
「主様?!僕、くれぐれも無駄遣いしないようにって言いましたよね?!」
「いい?こんのすけ。女性の肌はとっても繊細なの。下着が1番大事なの。分かるね?」
「僕は管狐なので人の身のことは良く分からないのですが…」
「分かった、これを機に教えてあげる。私1人なら乾燥機付き洗濯機なんてなくてもいいの。でもね、あの子はいつか戦に出るんだよ?そんな時に動きやすいように配慮するのは審神者として、同じ女性としてすごく重要なの。胸は女性の象徴と言っても過言じゃない。それを美しくキープする為には下着はとっても大せ」
「分かりました、主様の仰りたいことは良く伝わってきま」
「それにね、女性の下着は上も必要な分、値段も男性と比べて高い傾向があるの。特にあの子は大きいから布面積も広い下着が必要よ。つまり、布面積が大きければ大きいほ」
「分かりました、分かりましたってば!僕からはもう何も言いません!ですが勘定も担当している長谷部さんにはちゃんと相談して下さいね!」
よし、勝った。
心の中でガッツポーズをした。一方でこんのすけは「長谷部さんを呼んで来ますから、今すぐには買わないで下さいね!」としっかりと釘を刺して部屋を出て行った。
「…は?」
これは、乾燥機付き洗濯機を買うと伝えた長谷部の反応。それの存在は知っていたようだが、まさかこの本丸に必要になるとは思っていなかった様子だ。
「せっかくだから、梅雨の時も考えて5台買おうかな、って」
「主様?!5台もなんて聞いていませんよ?!話が違いますって!」
にこにことしている私とは対照的に、長谷部は頭を抱えている。
「念の為にお聞きしますが、1台おいくらですか…?」
「これぐらい?」
パソコンを指す。恐る恐るその画面を見た長谷部は悲鳴を上げた。
「これを!5台ですか!!」
「多めにあるって言っても、やっぱり梅雨に寝具がなかなか洗えなかったら皆良く眠れないでしょ?私だって嫌だもの」
「……」
「ダメ、かな?」
「博多と相談して参ります!!」
光の速さの如く立ち上がって博多の名前を叫びながら部屋を出て行く長谷部を笑顔で見送り、入れ違いにやって来た堀川と清光を笑顔で招き入れる。
「え、何、どーしたの?」
「それが…」
こんのすけが事情を説明して、悲鳴を上げた長谷部とは対照的に清光も喜んでいる。堀川も「急ぎで洗わないとならない時も助かります」と嬉しそうだ。
「修行の旅でそういうのがある時代も行ったけど、便利だなーって思ってたんだよね。ラッキー」
「加州さんまで…」
溜息をつきながら、「長谷部さんと博多さんが心配なので、様子を見に行って来ます…」とこんのすけが2振りのところへ向かう。
話が落ち着いて私たちの視線は自然と彼女の方へ向く。
「そういえば主さん。今加州さんを見て思ったんですが、あの人ってやっぱり加州さんより背が高いですよね?」
「うーん、そんな気がする」
「じゃ、確かめてみる?」と躊躇なく彼女の横で寝そべる清光。
大体でいいんだから、別にそこまでしなくても良いのに…。
堀川もまさか清光が本当にそうするとは思わず吹き出すのを堪えている。
「主の部屋の畳、気持ちいい~」
「そっちじゃないのよ」
そう突っ込みつつ2振りを見比べてみる。ちなみに堀川は堪らず吹き出した。
「うん、清光よりちょっとだけ高いかな。青江さんぐらいかも」
「打刀の俺より背が高いのは、やっぱ薙刀だったから?でも鯰尾と骨喰も元薙刀だよなぁ」
「そこは何とも言えないけど、何かと関係はあるのかもね」
「早く目が覚めるといいですね」
「そーね」
熱も下がってきたし、お香の効果は感じている。きっと目が覚めるまであと少しだろう。
ちなみにこんのすけからは、相談を受けた博多はやる気満々で投資専用のパソコンに向かったと聞いた。
「順調に熱は下がってますね」
堀川が見せてくれた体温計にホッとした。38℃を切っていたのだ。その証拠に彼女の息はかなり落ち着いている。まだ霊力の乱れはあるけど、顕現したばかりの時と比べればましになってきている。時々うなされているのも意識が戻れば対処出来るはず。
「それと主さん、この人が着ている寝間着の洗濯はどうしましょうか?みんなのと一緒に洗っても問題ないですかね?」
「あー…」
盲点だった。私1人分であれば何ら不思議ではない。でも、いきなり私のサイズの寝間着が何着も洗濯に出されれば不思議に思われるかもしれない。
ただ、彼女の身長は私より高いから私のものでは少し小さい。堀川よりも高いし、皆が使っているものと同じサイズの新しい寝間着をおろしても問題はないはず。…というより、そうした方がいい。ここまで考える必要もないと思うが、やはり女性となるとどうしても考え過ぎてしまう。
「この子と身長が近いのって、誰だと思う?」
「うーん…。加州さんや大和守さんと近い気もしますが、僕もしっかりと見てませんし…。かと言って寝そべって比べるのも…」
その絵を浮かべて「そうだよね…」と笑いを堪えながら返す。
ひとまずその2振りが着ているサイズを持って来るように頼んで、彼が席を外している間にぼんやりと考えてみる。
この間考えた通り、女性となれば上の下着も必要だ。私の分は皆と別に洗ってこの部屋の下で部屋干しにしているものの、この時期や梅雨は乾きにくい。それなら。
「乾燥機付き洗濯機を買おう!」
「主様?!僕、くれぐれも無駄遣いしないようにって言いましたよね?!」
「いい?こんのすけ。女性の肌はとっても繊細なの。下着が1番大事なの。分かるね?」
「僕は管狐なので人の身のことは良く分からないのですが…」
「分かった、これを機に教えてあげる。私1人なら乾燥機付き洗濯機なんてなくてもいいの。でもね、あの子はいつか戦に出るんだよ?そんな時に動きやすいように配慮するのは審神者として、同じ女性としてすごく重要なの。胸は女性の象徴と言っても過言じゃない。それを美しくキープする為には下着はとっても大せ」
「分かりました、主様の仰りたいことは良く伝わってきま」
「それにね、女性の下着は上も必要な分、値段も男性と比べて高い傾向があるの。特にあの子は大きいから布面積も広い下着が必要よ。つまり、布面積が大きければ大きいほ」
「分かりました、分かりましたってば!僕からはもう何も言いません!ですが勘定も担当している長谷部さんにはちゃんと相談して下さいね!」
よし、勝った。
心の中でガッツポーズをした。一方でこんのすけは「長谷部さんを呼んで来ますから、今すぐには買わないで下さいね!」としっかりと釘を刺して部屋を出て行った。
「…は?」
これは、乾燥機付き洗濯機を買うと伝えた長谷部の反応。それの存在は知っていたようだが、まさかこの本丸に必要になるとは思っていなかった様子だ。
「せっかくだから、梅雨の時も考えて5台買おうかな、って」
「主様?!5台もなんて聞いていませんよ?!話が違いますって!」
にこにことしている私とは対照的に、長谷部は頭を抱えている。
「念の為にお聞きしますが、1台おいくらですか…?」
「これぐらい?」
パソコンを指す。恐る恐るその画面を見た長谷部は悲鳴を上げた。
「これを!5台ですか!!」
「多めにあるって言っても、やっぱり梅雨に寝具がなかなか洗えなかったら皆良く眠れないでしょ?私だって嫌だもの」
「……」
「ダメ、かな?」
「博多と相談して参ります!!」
光の速さの如く立ち上がって博多の名前を叫びながら部屋を出て行く長谷部を笑顔で見送り、入れ違いにやって来た堀川と清光を笑顔で招き入れる。
「え、何、どーしたの?」
「それが…」
こんのすけが事情を説明して、悲鳴を上げた長谷部とは対照的に清光も喜んでいる。堀川も「急ぎで洗わないとならない時も助かります」と嬉しそうだ。
「修行の旅でそういうのがある時代も行ったけど、便利だなーって思ってたんだよね。ラッキー」
「加州さんまで…」
溜息をつきながら、「長谷部さんと博多さんが心配なので、様子を見に行って来ます…」とこんのすけが2振りのところへ向かう。
話が落ち着いて私たちの視線は自然と彼女の方へ向く。
「そういえば主さん。今加州さんを見て思ったんですが、あの人ってやっぱり加州さんより背が高いですよね?」
「うーん、そんな気がする」
「じゃ、確かめてみる?」と躊躇なく彼女の横で寝そべる清光。
大体でいいんだから、別にそこまでしなくても良いのに…。
堀川もまさか清光が本当にそうするとは思わず吹き出すのを堪えている。
「主の部屋の畳、気持ちいい~」
「そっちじゃないのよ」
そう突っ込みつつ2振りを見比べてみる。ちなみに堀川は堪らず吹き出した。
「うん、清光よりちょっとだけ高いかな。青江さんぐらいかも」
「打刀の俺より背が高いのは、やっぱ薙刀だったから?でも鯰尾と骨喰も元薙刀だよなぁ」
「そこは何とも言えないけど、何かと関係はあるのかもね」
「早く目が覚めるといいですね」
「そーね」
熱も下がってきたし、お香の効果は感じている。きっと目が覚めるまであと少しだろう。
ちなみにこんのすけからは、相談を受けた博多はやる気満々で投資専用のパソコンに向かったと聞いた。