女性審神者の名前です。
菜の花「この本丸で俺たちと話すのって違和感ないの?」
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~一期一振side~
「朝だよ、起きなさい」
優しい声色で眠っている弟たちに声を掛けた。同じタイミングで起きた鳴狐殿とキツネ殿も加わり、「あと5分~」と掛け布団に包まる乱、「もう食えねぇ…」と寝言を言う厚、「はんぺん…」と少々意味の分からない寝言を呟く秋田と、弟たちを1振りずつ起こしていく。
そこに障子の向こう側から特徴的な影が見え、ようやく聞き慣れてきた足音が聞こえた。
「皆さん、朝ですよ~」
「おはようございます薙殿、もふ丸殿」
「…あ」
私が旅に出ている間は薙殿が起こしてくれていたというから、それが染みついてしまったのだろう。一瞬ぽかんとした後、「そうだった」と頬を掻く薙殿にくすりと笑った。
「薙殿はどのように弟たちを起こしてくれていたのですか?」
「こうしてましたっ」
ぴょん、と元気良く薙殿の肩から下りたもふ丸殿が、珍しく起きる気配のない薬研の元に行き、「朝ですよ~」と頬ずりする。
「ん~…。朝か…」
「顔を洗いに行きますよっ。さっ、起きて下さいっ」
今度は優しくぺちぺちと頬を叩く。そうして起こされた薬研はその小さな温もりを両手で包み、「分かったよ」と体を起こした。
…なるほど。
その間に薙殿は1番朝の弱い骨喰のところへ行き、優しく声を掛けて肩を叩く。
「……」
何回叩いても起きる様子のない骨喰に「私は、ちゃんと起こしたからね」と勢い良く布団を剥いだ。まさかの実力行使に吹き出してしまった。
「寒い…」
「朝だよ」
骨喰のあまりもの朝の弱さにこういった起こし方になったのだろう。ようやく起きた骨喰の横で鯰尾が寝起きで笑っている。
「薬研は夕べも寝るのが遅かったね。本丸の為に研究をしてくれるのは嬉しいよ。けれど自分の体も大事にしてほしい」
「すまねぇ…。けどあとちょっとで収穫量が増える薬品の試作品が出来るんだ。見逃してくれ」
「全く…」
寝起きの良い平野は既に起きていて、てきぱきと布団を畳んでいる。ようやく起きた弟も眠そうにしながらそれに続き、終わった者から洗面所へと向かって行った。
「骨喰くんも、行くよ」
布団の片付けが1番遅かった骨喰の手を引いて洗面所へ連れて行く薙殿。「ボクも~」と乱も手を繋いで仲良く部屋を出て行った。
「……」
「いち兄、どうしたんですか?」
「薙殿には感謝しかないと考えていたんだ。さぁ、洗面所が混む前に顔を洗って来よう」
「はーい!」
寝癖のついた秋田の髪を撫でて、ぼんやりと考え事をしていたら鳴狐殿と共に行く様子をその場で見送る形となった。
薙殿は、誰とゆかりのある刀剣なのだろうか。
旅から戻って来て、彼女に何か引っ掛かるものを感じている。それはどうやら私だけのようだ。もっと具体的であれば主殿にも相談出来るのだが、曖昧すぎて話すにも話せない。
考えるのは1振りでいる時にしなければ。
そう言い聞かせて私も洗面所に向かった。
「朝だよ、起きなさい」
優しい声色で眠っている弟たちに声を掛けた。同じタイミングで起きた鳴狐殿とキツネ殿も加わり、「あと5分~」と掛け布団に包まる乱、「もう食えねぇ…」と寝言を言う厚、「はんぺん…」と少々意味の分からない寝言を呟く秋田と、弟たちを1振りずつ起こしていく。
そこに障子の向こう側から特徴的な影が見え、ようやく聞き慣れてきた足音が聞こえた。
「皆さん、朝ですよ~」
「おはようございます薙殿、もふ丸殿」
「…あ」
私が旅に出ている間は薙殿が起こしてくれていたというから、それが染みついてしまったのだろう。一瞬ぽかんとした後、「そうだった」と頬を掻く薙殿にくすりと笑った。
「薙殿はどのように弟たちを起こしてくれていたのですか?」
「こうしてましたっ」
ぴょん、と元気良く薙殿の肩から下りたもふ丸殿が、珍しく起きる気配のない薬研の元に行き、「朝ですよ~」と頬ずりする。
「ん~…。朝か…」
「顔を洗いに行きますよっ。さっ、起きて下さいっ」
今度は優しくぺちぺちと頬を叩く。そうして起こされた薬研はその小さな温もりを両手で包み、「分かったよ」と体を起こした。
…なるほど。
その間に薙殿は1番朝の弱い骨喰のところへ行き、優しく声を掛けて肩を叩く。
「……」
何回叩いても起きる様子のない骨喰に「私は、ちゃんと起こしたからね」と勢い良く布団を剥いだ。まさかの実力行使に吹き出してしまった。
「寒い…」
「朝だよ」
骨喰のあまりもの朝の弱さにこういった起こし方になったのだろう。ようやく起きた骨喰の横で鯰尾が寝起きで笑っている。
「薬研は夕べも寝るのが遅かったね。本丸の為に研究をしてくれるのは嬉しいよ。けれど自分の体も大事にしてほしい」
「すまねぇ…。けどあとちょっとで収穫量が増える薬品の試作品が出来るんだ。見逃してくれ」
「全く…」
寝起きの良い平野は既に起きていて、てきぱきと布団を畳んでいる。ようやく起きた弟も眠そうにしながらそれに続き、終わった者から洗面所へと向かって行った。
「骨喰くんも、行くよ」
布団の片付けが1番遅かった骨喰の手を引いて洗面所へ連れて行く薙殿。「ボクも~」と乱も手を繋いで仲良く部屋を出て行った。
「……」
「いち兄、どうしたんですか?」
「薙殿には感謝しかないと考えていたんだ。さぁ、洗面所が混む前に顔を洗って来よう」
「はーい!」
寝癖のついた秋田の髪を撫でて、ぼんやりと考え事をしていたら鳴狐殿と共に行く様子をその場で見送る形となった。
薙殿は、誰とゆかりのある刀剣なのだろうか。
旅から戻って来て、彼女に何か引っ掛かるものを感じている。それはどうやら私だけのようだ。もっと具体的であれば主殿にも相談出来るのだが、曖昧すぎて話すにも話せない。
考えるのは1振りでいる時にしなければ。
そう言い聞かせて私も洗面所に向かった。
