女性審神者の名前です。
菜の花「この本丸で俺たちと話すのって違和感ないの?」
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~審神者side~
やはり話題に上ったのは、薙のこと。歴防に行ってから間が空いているし、気になっているのは自然なことだろう。
まずは薙が女性であることを伝えると、山姥切様と長谷部様が驚きの声を上げる。
「“刀剣女士”ということになるのか?」
「そうなります」
「これから薙殿のように女人が顕現する可能性は否めないな。“刀剣男士”と呼ぶのも控えるべきかもしれん」
「そこは私からは何とも…」
今のところ私の本丸でしか顕現していないこと、ある程度記憶を思い出して話せることを伝えると、師匠は安堵した表情を浮かべた。ずっと気掛かりだったようで、それはまるで我が子を心配しているようにも見えた。
「連れて来れば良かったでしょうか」
「気にせんでもいい。ここに来て薙が体調を崩そうものなら面目ないからな」
もしかしたら、師匠に会わせれば何か師匠が感じ取れたかもしれない。やっぱり同行させても良かったかな、と思う。
「気になることがあれば教えてくれ。儂も何かしら力になれるかもしれん」
「ありがとうございます」
そうして次に話題に上がったのは私の本丸にいる男士たちについて。相変わらず来派と源氏の兄弟、三名槍が揃っていないこと、天下五剣も三日月さんと数珠丸さんしかいないことに同情された。これはいつものことなので慣れてしまった私も私だ。
これが“縁”だと教えて下さったのは師匠。
それでも師匠の本丸が発足した初日に来派が揃い、初の脇差が浦島虎徹様だったのは正直羨ましい。初の太刀は燭台切様だったりと、短刀より先に様々な刀種が揃ったかなり強力な“縁”の持ち主。修行時代に三名槍が揃った時は「いつか私も」と思ったものだけど、そう簡単にはいかない。
太鼓鐘くんが顕現して伊達家にゆかりのある男士が揃い、信濃くんも顕現して粟田口は増えたとはいえ、まだまだだ。
「…して、最近の時間遡行軍についてだが」
さすがは師匠、私も感じている連中の不穏な動きは師匠も感じていた。
「出陣が近いかもな」
「えぇ。出陣命令が届いた際は私の本丸から出陣させましょう。その旨は歴防に伝えてありますし、編成もいくつか考えてありますので」
「そうか、それは頼もしいな」
にかっと笑った師匠に私も笑顔が零れる。ただ、連合を組んでいる以上は万が一に備えて応援を要請出来るように紫ちゃんと紬ちゃん、綾菜さんとの連携も必要になる。システムにはそれぞれ編成したものを5部隊入力してあるので、どうしても要請しなければならない時は出陣させた編成に合わせて応援に来てもらう形となる。
ただ私が気になっているのは、今まで出陣してきた過去以外にも嫌な動きがあるということ。主に遠征先となっている時代だ。
出陣は避けられない、か…。
出来る限りは男士たちに危険な目に遭わせたくないのが本音だ。けれど私たちは時間遡行軍の倒す為に存在している。そして、出陣となる度に覚悟しなければならないのは慣れてはいけないこと。お守りはみんなに渡してあるとはいえ、心配は尽きない。
その心情を察したのか、師匠が軽く咳払いをして私を見た。
「遥、お前の気持ちは痛い程分かる。お前が修行時代、大怪我をして帰って来た男士たちを見たのも辛かっただろう。…だが、それが現実なのだ」
「…はい」
「俺たちは奴らと戦う為に顕現した。そしてその覚悟もある。俺たちを過去に送り出す主を信用しているし、共に戦う者のことも信じている。それを忘れないでくれ」
「きっと遥殿の本丸の刀剣たちも同じ思いでしょう。貴女が俺たちを思う気持ちは充分に伝わっています。ですから、どうか…」
しっかりと大きく頷いた。
もっとしっかりしなくちゃ…。
この調子で本丸に戻ればみんなに心配が移ってしまう。
いつも通り、いつも通り…。
どうしても師匠の本丸に伺った時はネガティブな方向にいってしまう。もしかしたら師匠はそれを見越してここに来るよう提案してくれたのかもしれない。
「空気の入れ換えが必要なようじゃな。遥、少し本丸を散歩しないか」
「はい、是非」
立ち上がると長谷部様が障子を開けてくれて、絶好の散歩日和の外へと2人だけで出た。
やはり話題に上ったのは、薙のこと。歴防に行ってから間が空いているし、気になっているのは自然なことだろう。
まずは薙が女性であることを伝えると、山姥切様と長谷部様が驚きの声を上げる。
「“刀剣女士”ということになるのか?」
「そうなります」
「これから薙殿のように女人が顕現する可能性は否めないな。“刀剣男士”と呼ぶのも控えるべきかもしれん」
「そこは私からは何とも…」
今のところ私の本丸でしか顕現していないこと、ある程度記憶を思い出して話せることを伝えると、師匠は安堵した表情を浮かべた。ずっと気掛かりだったようで、それはまるで我が子を心配しているようにも見えた。
「連れて来れば良かったでしょうか」
「気にせんでもいい。ここに来て薙が体調を崩そうものなら面目ないからな」
もしかしたら、師匠に会わせれば何か師匠が感じ取れたかもしれない。やっぱり同行させても良かったかな、と思う。
「気になることがあれば教えてくれ。儂も何かしら力になれるかもしれん」
「ありがとうございます」
そうして次に話題に上がったのは私の本丸にいる男士たちについて。相変わらず来派と源氏の兄弟、三名槍が揃っていないこと、天下五剣も三日月さんと数珠丸さんしかいないことに同情された。これはいつものことなので慣れてしまった私も私だ。
これが“縁”だと教えて下さったのは師匠。
それでも師匠の本丸が発足した初日に来派が揃い、初の脇差が浦島虎徹様だったのは正直羨ましい。初の太刀は燭台切様だったりと、短刀より先に様々な刀種が揃ったかなり強力な“縁”の持ち主。修行時代に三名槍が揃った時は「いつか私も」と思ったものだけど、そう簡単にはいかない。
太鼓鐘くんが顕現して伊達家にゆかりのある男士が揃い、信濃くんも顕現して粟田口は増えたとはいえ、まだまだだ。
「…して、最近の時間遡行軍についてだが」
さすがは師匠、私も感じている連中の不穏な動きは師匠も感じていた。
「出陣が近いかもな」
「えぇ。出陣命令が届いた際は私の本丸から出陣させましょう。その旨は歴防に伝えてありますし、編成もいくつか考えてありますので」
「そうか、それは頼もしいな」
にかっと笑った師匠に私も笑顔が零れる。ただ、連合を組んでいる以上は万が一に備えて応援を要請出来るように紫ちゃんと紬ちゃん、綾菜さんとの連携も必要になる。システムにはそれぞれ編成したものを5部隊入力してあるので、どうしても要請しなければならない時は出陣させた編成に合わせて応援に来てもらう形となる。
ただ私が気になっているのは、今まで出陣してきた過去以外にも嫌な動きがあるということ。主に遠征先となっている時代だ。
出陣は避けられない、か…。
出来る限りは男士たちに危険な目に遭わせたくないのが本音だ。けれど私たちは時間遡行軍の倒す為に存在している。そして、出陣となる度に覚悟しなければならないのは慣れてはいけないこと。お守りはみんなに渡してあるとはいえ、心配は尽きない。
その心情を察したのか、師匠が軽く咳払いをして私を見た。
「遥、お前の気持ちは痛い程分かる。お前が修行時代、大怪我をして帰って来た男士たちを見たのも辛かっただろう。…だが、それが現実なのだ」
「…はい」
「俺たちは奴らと戦う為に顕現した。そしてその覚悟もある。俺たちを過去に送り出す主を信用しているし、共に戦う者のことも信じている。それを忘れないでくれ」
「きっと遥殿の本丸の刀剣たちも同じ思いでしょう。貴女が俺たちを思う気持ちは充分に伝わっています。ですから、どうか…」
しっかりと大きく頷いた。
もっとしっかりしなくちゃ…。
この調子で本丸に戻ればみんなに心配が移ってしまう。
いつも通り、いつも通り…。
どうしても師匠の本丸に伺った時はネガティブな方向にいってしまう。もしかしたら師匠はそれを見越してここに来るよう提案してくれたのかもしれない。
「空気の入れ換えが必要なようじゃな。遥、少し本丸を散歩しないか」
「はい、是非」
立ち上がると長谷部様が障子を開けてくれて、絶好の散歩日和の外へと2人だけで出た。
