女性審神者の名前です。
沈丁花「わしに何が起こったがか教えとーせ…」
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~清光side~
割り振りはこうだ。
太鼓鐘側は俺と和泉守と堀川。
信濃側は薙と安定と長曽祢。
「よしっ」
みんなで頷いてそれぞれが動き出す。鍛刀部屋で本丸の間取り図もチェックしたから完璧だ。そこから目標地点の厨は比較的近い。出来るだけ他の男士にも見つからないように廊下を歩いて行った。
「みっちゃんが料理をするのも、政宗公の影響ってことか?」
「そーみたいね」
今歩いている廊下は誰の部屋にも面してない。ただ厠は近いからここは耳を立てて足音を確認しつつ、慎重に行かなくちゃならないのは変わらない。
このスリル結構好きなんだよねー、俺。
和泉守も堀川も同じようで、多分俺たちは同じ顔をしていると思う。
「この先には誰もいません」
先頭に立つ堀川が厠周辺に誰もいないことを確認した。この時間帯は昼餉が終わって片付けも済んで、厨では燭台切たちは夕餉の準備の前に一息ついている頃だ。昼餉の片付けは安定も手伝っていたし、一息つくのは良くあることだからそこは問題ない。米俵も昨日運んでいたから蔵に行く用事もない。ばったりと会ってしまう可能性は低い…と思う。
「ここだよ」
廊下から繋がる厨の入り口までやって来た。扉に耳を当てずとも燭台切たちの声が聞こえてくる。確かに歌仙と燭台切と鶴丸と大倶利伽羅はそこにいる。太鼓鐘に「伊達家の刀が全員いる」と伝えればぱぁっと表情が明るくなった。「みんなこんな声なんだなぁ」と、早く会いたくてうずうずしている様子にみんながクラッカーを持つ。
「行きますよ」
3,2,1…
「二刀開眼!!」
堀川が勢い良く扉を開けて、3振りでクラッカーを鳴らす。何事かと俺たちを見た4振りの前に、ぎりぎりまで俺たちで隠していた太鼓鐘が飛び出た。
「待たせたな皆の衆!…なーんてな!やっと来れたぜ、みっちゃん、鶴さん、伽羅!」
「さ、貞ちゃん…?!」
「貞坊!」
駆け寄って燭台切に抱きつく太鼓鐘。鶴丸に引っ張られた大倶利伽羅もそれに加わって、俺たちと歌仙が再会を喜ぶ様子を微笑んで見守った。
「顕現が上手くいって良かったよ」
歌仙が邪魔にならないように俺たちのところに来てこっそりと教えてくれた。
短刀を顕現させると聞いて3振りは太鼓鐘が来るんじゃないかとそわそわしていたこと、本当に太鼓鐘が顕現したら何を食べさせようか、他の男士以上に色々と考えていたようだ。
残念だけど顕現してしばらくは食事制限がある。そんな中でもきっと栄養たっぷりで愛情を込めた料理を作るんだと思う。厨を見渡したらそれらしき材料があったし、それだけ燭台切は太鼓鐘の顕現を心待ちにしていたんだろう。
「それで、もう1振りは誰が顕現したんだい?」
「信濃藤四郎だよ。今頃薙たちも稽古場に行って俺たちと同じように驚かせてるんじゃないかな」
「そうか、旅から戻って来た一期くんも驚かせよう、ってことだね」
「そうだと思う。主、絶対みんなとゆかりのある短刀を顕現させるって意気込んでたし」
「主は“縁があれば”っていう考え方だからな」
実は札を使った、ということは伏せておこう。この場にいないように、主はゆかりのある刀剣同士の再会の喜びに水を差さないように配慮してくれる人だから。
…さ、薙たちはどうなったかな。
割り振りはこうだ。
太鼓鐘側は俺と和泉守と堀川。
信濃側は薙と安定と長曽祢。
「よしっ」
みんなで頷いてそれぞれが動き出す。鍛刀部屋で本丸の間取り図もチェックしたから完璧だ。そこから目標地点の厨は比較的近い。出来るだけ他の男士にも見つからないように廊下を歩いて行った。
「みっちゃんが料理をするのも、政宗公の影響ってことか?」
「そーみたいね」
今歩いている廊下は誰の部屋にも面してない。ただ厠は近いからここは耳を立てて足音を確認しつつ、慎重に行かなくちゃならないのは変わらない。
このスリル結構好きなんだよねー、俺。
和泉守も堀川も同じようで、多分俺たちは同じ顔をしていると思う。
「この先には誰もいません」
先頭に立つ堀川が厠周辺に誰もいないことを確認した。この時間帯は昼餉が終わって片付けも済んで、厨では燭台切たちは夕餉の準備の前に一息ついている頃だ。昼餉の片付けは安定も手伝っていたし、一息つくのは良くあることだからそこは問題ない。米俵も昨日運んでいたから蔵に行く用事もない。ばったりと会ってしまう可能性は低い…と思う。
「ここだよ」
廊下から繋がる厨の入り口までやって来た。扉に耳を当てずとも燭台切たちの声が聞こえてくる。確かに歌仙と燭台切と鶴丸と大倶利伽羅はそこにいる。太鼓鐘に「伊達家の刀が全員いる」と伝えればぱぁっと表情が明るくなった。「みんなこんな声なんだなぁ」と、早く会いたくてうずうずしている様子にみんながクラッカーを持つ。
「行きますよ」
3,2,1…
「二刀開眼!!」
堀川が勢い良く扉を開けて、3振りでクラッカーを鳴らす。何事かと俺たちを見た4振りの前に、ぎりぎりまで俺たちで隠していた太鼓鐘が飛び出た。
「待たせたな皆の衆!…なーんてな!やっと来れたぜ、みっちゃん、鶴さん、伽羅!」
「さ、貞ちゃん…?!」
「貞坊!」
駆け寄って燭台切に抱きつく太鼓鐘。鶴丸に引っ張られた大倶利伽羅もそれに加わって、俺たちと歌仙が再会を喜ぶ様子を微笑んで見守った。
「顕現が上手くいって良かったよ」
歌仙が邪魔にならないように俺たちのところに来てこっそりと教えてくれた。
短刀を顕現させると聞いて3振りは太鼓鐘が来るんじゃないかとそわそわしていたこと、本当に太鼓鐘が顕現したら何を食べさせようか、他の男士以上に色々と考えていたようだ。
残念だけど顕現してしばらくは食事制限がある。そんな中でもきっと栄養たっぷりで愛情を込めた料理を作るんだと思う。厨を見渡したらそれらしき材料があったし、それだけ燭台切は太鼓鐘の顕現を心待ちにしていたんだろう。
「それで、もう1振りは誰が顕現したんだい?」
「信濃藤四郎だよ。今頃薙たちも稽古場に行って俺たちと同じように驚かせてるんじゃないかな」
「そうか、旅から戻って来た一期くんも驚かせよう、ってことだね」
「そうだと思う。主、絶対みんなとゆかりのある短刀を顕現させるって意気込んでたし」
「主は“縁があれば”っていう考え方だからな」
実は札を使った、ということは伏せておこう。この場にいないように、主はゆかりのある刀剣同士の再会の喜びに水を差さないように配慮してくれる人だから。
…さ、薙たちはどうなったかな。
