女性審神者の名前です。
沈丁花「わしに何が起こったがか教えとーせ…」
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~審神者side~
「では、始めます」
顕現用の刀剣に式札を2枚乗せる。初めての経験に薙が緊張していて、それがうつったかのように清光もごくりと喉を鳴らした。
式札が光り始めてその光はどんどん大きくなり、そして人型の形となる。この大きさは間違いなく短刀。輝きが落ち着いて少しずつ姿が露わになっていく。
燭台切が待ち侘びていた太鼓鐘貞宗と、一期一振がきっと増えると確信していた弟の1振り、信濃藤四郎だった。
「私は遥、この本丸の審神者だよ。よろしくね」
演練で見ていた通り2振りは元気な性格だ。「よろしく!」と満面の笑みで返してくれて、手を握ったり開いたり、肩回しをしつつ全身鏡で自身の姿を見たりして感嘆の声を上げている。太鼓鐘は理想通りの姿だったのか「さっすが俺~!」と嬉しそうだ。
「ところでこの2振りは?女の人はもう1人の大将?」
「俺はこの本丸の“始まりの一振り”、加州清光。新選組の沖田総司の愛刀の1振りの打刀。よろしく」
「この者は薙、脇差です。僕はハムスターのもふ丸です。上手く話せない薙の代わりに僕が話すことが多いです」
みんなの自己紹介を終えたところで、2振りがずい、と私に詰め寄った。
「懐入ってもいい?」
「なぁ、みっちゃんいるか?!」
刀派は違うのに息が合っているようで、その2振りに苦笑いを浮かべる清光と、「懐」と聞いてどう反応したら良いのか分からない薙。
「えーっとね、まずは信濃くんは兄弟の懐で我慢しようか。あと、燭台切さんも鶴さんも大倶利伽羅さんもいるよ」
そこで何か企みが浮かんだのか、清光が悪戯っぽい笑みを浮かべた。多分私の予想は当たってる。多分。
「主、クリスマスパーティーに使ったクラッカー、まだ残ってたよね?」
やっぱりね。
「使わないと湿気ちゃうし~」と薙に作戦を説明すると、なんだかんだ薙も楽しそうにしている。
「俺は太鼓鐘と燭台切たちのとこに、薙は信濃と粟田口のとこに行ってもらう。そんでクラッカーを鳴らしてサプライズ、ってとこかな」
「って言っても、みんながどこにいるかは分からないよ?」
「大丈夫、そこはちゃんと調べてるよ」
にんまりと笑っている安定がひょっこり襖から顔を覗かせる。
いつの間にいたの。
「粟田口はみんな稽古場にいるし、燭台切も鶴丸も大倶利伽羅も厨にいるよ」
「で、僕たちが上手く誘導すればいいんですよね?」
ご丁寧にも新選組の刀剣が揃っていた。確かに和泉守も長曽祢も背が高いし、2振りを隠すのには絶好の編成だろう。隠密スキルは堀川が抜きん出ている。
というかホント、君たちはいつの間にいたの?
「俺は藤四郎の中でも秘蔵っ子だし、いい作戦かも!」
「ド派手に決めるぜ!」
ま、みんな楽しそうにしているからいっか。
「程々にね~」と声を掛けて私だけ執務室に戻った。
「では、始めます」
顕現用の刀剣に式札を2枚乗せる。初めての経験に薙が緊張していて、それがうつったかのように清光もごくりと喉を鳴らした。
式札が光り始めてその光はどんどん大きくなり、そして人型の形となる。この大きさは間違いなく短刀。輝きが落ち着いて少しずつ姿が露わになっていく。
燭台切が待ち侘びていた太鼓鐘貞宗と、一期一振がきっと増えると確信していた弟の1振り、信濃藤四郎だった。
「私は遥、この本丸の審神者だよ。よろしくね」
演練で見ていた通り2振りは元気な性格だ。「よろしく!」と満面の笑みで返してくれて、手を握ったり開いたり、肩回しをしつつ全身鏡で自身の姿を見たりして感嘆の声を上げている。太鼓鐘は理想通りの姿だったのか「さっすが俺~!」と嬉しそうだ。
「ところでこの2振りは?女の人はもう1人の大将?」
「俺はこの本丸の“始まりの一振り”、加州清光。新選組の沖田総司の愛刀の1振りの打刀。よろしく」
「この者は薙、脇差です。僕はハムスターのもふ丸です。上手く話せない薙の代わりに僕が話すことが多いです」
みんなの自己紹介を終えたところで、2振りがずい、と私に詰め寄った。
「懐入ってもいい?」
「なぁ、みっちゃんいるか?!」
刀派は違うのに息が合っているようで、その2振りに苦笑いを浮かべる清光と、「懐」と聞いてどう反応したら良いのか分からない薙。
「えーっとね、まずは信濃くんは兄弟の懐で我慢しようか。あと、燭台切さんも鶴さんも大倶利伽羅さんもいるよ」
そこで何か企みが浮かんだのか、清光が悪戯っぽい笑みを浮かべた。多分私の予想は当たってる。多分。
「主、クリスマスパーティーに使ったクラッカー、まだ残ってたよね?」
やっぱりね。
「使わないと湿気ちゃうし~」と薙に作戦を説明すると、なんだかんだ薙も楽しそうにしている。
「俺は太鼓鐘と燭台切たちのとこに、薙は信濃と粟田口のとこに行ってもらう。そんでクラッカーを鳴らしてサプライズ、ってとこかな」
「って言っても、みんながどこにいるかは分からないよ?」
「大丈夫、そこはちゃんと調べてるよ」
にんまりと笑っている安定がひょっこり襖から顔を覗かせる。
いつの間にいたの。
「粟田口はみんな稽古場にいるし、燭台切も鶴丸も大倶利伽羅も厨にいるよ」
「で、僕たちが上手く誘導すればいいんですよね?」
ご丁寧にも新選組の刀剣が揃っていた。確かに和泉守も長曽祢も背が高いし、2振りを隠すのには絶好の編成だろう。隠密スキルは堀川が抜きん出ている。
というかホント、君たちはいつの間にいたの?
「俺は藤四郎の中でも秘蔵っ子だし、いい作戦かも!」
「ド派手に決めるぜ!」
ま、みんな楽しそうにしているからいっか。
「程々にね~」と声を掛けて私だけ執務室に戻った。
