女性審神者の名前です。
沈丁花「わしに何が起こったがか教えとーせ…」
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~清光side~
「て…つ、だって、く、れ…て、り…がと」
この間陸奥守たちと話した時より、ほんの少しだけ薙が話せるようになっていた。まだ声は小さいけれど確実に良くなってきている。
「どういたしまして!」
俺も堀川もだけど、1番嬉しそうにしているのは安定。「今日もお喋りする練習の機会にもなりそうだね」とにこにこしている。
確かに、そうかも。
同じく馬当番だった物吉と青江と別れて今度は薙の部屋に向かう。どれぐらいのサイズにするか、何処に置くかで色々変わってくる。
「僕、ここがいいです」
もふ丸が小さい手で指したのは鏡台の横。奥行きもちょうど良さそうだ。
堀川がメジャーでもふ丸の身長を測り、それを基準にあれこれ考えてみる。
「もふ丸もどんなのがいいか見てみて」
「はいっ」
主からも少しペット用品の話を聞いていたのでそれも参考にして色々見てみた。もふ丸は様々なグッズに目を輝かせている。
「決めました、こういうのがいいですっ!」
もふ丸が選んだのは“スクエアベッド”というものらしい。これをベースに作るのが決まって、今度は作り方を調べてみる。この辺りは堀川が得意そうだ。もふ丸に合ったサイズの掛け布団も大切。
「生地と色はどういうのがいいかな?」
もふ丸の毛並みの色は白い。背中にグレーの線が入っていてどの色も似合いそうに見える。
「あのぅ、皆さんのお気持ちは嬉しいのですが、既製品でもいいんですよ…?」
「もふ丸、は…、つも…わた、しの、代わ…りに、みん、なと…話し…て、くれ、るから…、作、りたい…の」
「薙…!」
ぴょんと薙の肩に乗って頬ずりする姿が可愛い。俺たちももふ丸はすごく可愛いし、力になりたい。
「季節に限らず使えるような色がいいのかな」
「どうする?もふ丸」
「いつでも使える色がいいです。でも、掛け布団は季節によって変えたいのは我儘でしょうか…?」
「我儘のうちに入らないから安心して下さい。その方が僕たちも作り甲斐がありますから」
早速生地や綿なんかを買いに万屋に行く。「お菓子はこの間買ったばかりだから我慢!」と話しながら色々と見てみた。
「素敵な柄がいっぱいありますねぇ」
反物が並ぶところに色々な生地があった。最初は誰が買うんだろうと思ってたけど、そういえば乱と歌仙がここで買った材料で巾着を手作りしてたっけ。
「ややっ、皆様方もお買い物ですか?」
後ろから声が掛かる。鳴狐と乱、平野と前田、厚だった。鳴狐は甥っ子たち(諸説あり)の引率、といったところだろう。
俺たちはもふ丸のベッドを作るのに生地を探しに来たことを伝える。すると鳴狐がメモを取り出して見せてくれた。みりん、醤油、料理酒、昆布、お酢などなど。
「手伝えることはないか燭台切さんに聞いたら、おつかいを頼まれたのです」
「そっか。ごめん、そこまで手伝えなくて」
「荷物持ち係のオレがいるから大丈夫だぜ!」
乱に「厚はご褒美のお菓子目当てでしょ」と図星をつかれて言葉に詰まった。歌仙に余ったお金でお菓子を買ってもいい、と言われたらしい。
「僕たちも後で手伝うよ」
「燭台切たちにもそう伝えといて」
「分かりました!」
「それなら、今日はパターンを描いて生地を切るところまでにしましょうか」
堀川の提案に頷いて、生地選びに戻る。少し離れたところであれこれと探す平野たちを見やった薙が、ふと動きを止める。
「薙、どしたの?」
「な、つ…か、し…」
「懐かしい?」
「何、で…だろ…?」
思い出せてない記憶と結びつく何かがあるのかもしれない。この間のこともあるから、刺激し過ぎないようにもふ丸と一緒に生地を選ぶ薙をそっと見守った。
あれこれ見ているうちにベッドは無地、掛け布団は柄物を選んだ。薙はもふ丸の好みに合わせるつもりだったけど、もふ丸が無地の方が部屋に馴染むから、と選んだようだ。この辺りのセンスは主に似たのかもしれない。主も基本的にシンプルなものを選ぶタイプだ。
生地の他に厚紙、手芸用のペン、糸、綿。これで買い物は終わり、となった頃に主が他にも手芸道具を持っているのを思い出す。
いいこと思いつーいた。
これは絶対にもふ丸が喜んでくれるものだと確信を得て、どんなものにしようか想像を膨らませて本丸に戻った。
「て…つ、だって、く、れ…て、り…がと」
この間陸奥守たちと話した時より、ほんの少しだけ薙が話せるようになっていた。まだ声は小さいけれど確実に良くなってきている。
「どういたしまして!」
俺も堀川もだけど、1番嬉しそうにしているのは安定。「今日もお喋りする練習の機会にもなりそうだね」とにこにこしている。
確かに、そうかも。
同じく馬当番だった物吉と青江と別れて今度は薙の部屋に向かう。どれぐらいのサイズにするか、何処に置くかで色々変わってくる。
「僕、ここがいいです」
もふ丸が小さい手で指したのは鏡台の横。奥行きもちょうど良さそうだ。
堀川がメジャーでもふ丸の身長を測り、それを基準にあれこれ考えてみる。
「もふ丸もどんなのがいいか見てみて」
「はいっ」
主からも少しペット用品の話を聞いていたのでそれも参考にして色々見てみた。もふ丸は様々なグッズに目を輝かせている。
「決めました、こういうのがいいですっ!」
もふ丸が選んだのは“スクエアベッド”というものらしい。これをベースに作るのが決まって、今度は作り方を調べてみる。この辺りは堀川が得意そうだ。もふ丸に合ったサイズの掛け布団も大切。
「生地と色はどういうのがいいかな?」
もふ丸の毛並みの色は白い。背中にグレーの線が入っていてどの色も似合いそうに見える。
「あのぅ、皆さんのお気持ちは嬉しいのですが、既製品でもいいんですよ…?」
「もふ丸、は…、つも…わた、しの、代わ…りに、みん、なと…話し…て、くれ、るから…、作、りたい…の」
「薙…!」
ぴょんと薙の肩に乗って頬ずりする姿が可愛い。俺たちももふ丸はすごく可愛いし、力になりたい。
「季節に限らず使えるような色がいいのかな」
「どうする?もふ丸」
「いつでも使える色がいいです。でも、掛け布団は季節によって変えたいのは我儘でしょうか…?」
「我儘のうちに入らないから安心して下さい。その方が僕たちも作り甲斐がありますから」
早速生地や綿なんかを買いに万屋に行く。「お菓子はこの間買ったばかりだから我慢!」と話しながら色々と見てみた。
「素敵な柄がいっぱいありますねぇ」
反物が並ぶところに色々な生地があった。最初は誰が買うんだろうと思ってたけど、そういえば乱と歌仙がここで買った材料で巾着を手作りしてたっけ。
「ややっ、皆様方もお買い物ですか?」
後ろから声が掛かる。鳴狐と乱、平野と前田、厚だった。鳴狐は甥っ子たち(諸説あり)の引率、といったところだろう。
俺たちはもふ丸のベッドを作るのに生地を探しに来たことを伝える。すると鳴狐がメモを取り出して見せてくれた。みりん、醤油、料理酒、昆布、お酢などなど。
「手伝えることはないか燭台切さんに聞いたら、おつかいを頼まれたのです」
「そっか。ごめん、そこまで手伝えなくて」
「荷物持ち係のオレがいるから大丈夫だぜ!」
乱に「厚はご褒美のお菓子目当てでしょ」と図星をつかれて言葉に詰まった。歌仙に余ったお金でお菓子を買ってもいい、と言われたらしい。
「僕たちも後で手伝うよ」
「燭台切たちにもそう伝えといて」
「分かりました!」
「それなら、今日はパターンを描いて生地を切るところまでにしましょうか」
堀川の提案に頷いて、生地選びに戻る。少し離れたところであれこれと探す平野たちを見やった薙が、ふと動きを止める。
「薙、どしたの?」
「な、つ…か、し…」
「懐かしい?」
「何、で…だろ…?」
思い出せてない記憶と結びつく何かがあるのかもしれない。この間のこともあるから、刺激し過ぎないようにもふ丸と一緒に生地を選ぶ薙をそっと見守った。
あれこれ見ているうちにベッドは無地、掛け布団は柄物を選んだ。薙はもふ丸の好みに合わせるつもりだったけど、もふ丸が無地の方が部屋に馴染むから、と選んだようだ。この辺りのセンスは主に似たのかもしれない。主も基本的にシンプルなものを選ぶタイプだ。
生地の他に厚紙、手芸用のペン、糸、綿。これで買い物は終わり、となった頃に主が他にも手芸道具を持っているのを思い出す。
いいこと思いつーいた。
これは絶対にもふ丸が喜んでくれるものだと確信を得て、どんなものにしようか想像を膨らませて本丸に戻った。
