女性審神者の名前です。
梅「審神者として出来ることは全てやらなきゃ」
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~審神者side~
「主、おかえりなさいませ!」
本丸に戻って出迎えてくれたのは予想通り長谷部だった。お茶をするのを予想して大体の戻る時間を伝えていたからか待っていてくれていたらしい。
「ただいま。大丈夫?何もなかった?」
「内番と昼餉は滞りなく終わりました。主と一期一振は昼餉は済まされたのですか?」
「甘味処に寄ってちょっと食べたぐらいだよ」
「燭台切に軽食を頼みましょうか?」
「私は平気だよ、ありがとう」
一期さんも食べたのは腹持ちの良い苺大福だったから食べなくても良いらしく、連合の件を伝えるべく長谷部と清光に執務室に来てもらうことにした。2振りとも手は空いているようなので、一期さんと一緒にお茶と茶菓子を用意して揃うのを待った。
「それで、連合システムってのはどんな風になったの?」
「審神者同士で予定を共有していくのがメインかな。例えば遠征のタイミングと場所が被らないようにしたり、その間は他の本丸が出陣になっても対処出来るようになるよ」
元々出陣も遠征も関しては全ての本丸で行われているものだけど、特に遠征は密に共有した方が被ることは少なくなる。出陣も1つの本丸が行うとなれば、万が一に備えて待機したり応援要請を行える、というものだ。
「…ということはつまり、1カ所に6振りしか出陣出来ないということがなくなるということですね?」
「そう。事態が悪くなっても、全本丸から派遣となれば最大で30振りで対応出来ることになるね。仮にトラブルが起こっても検非違使と遭遇しても解決出来るようになるよ。…とは言っても、その数で出陣ってのは現実的ではないけどね」
それと、現代遠征…つまり審神者の帰省も日程を調整すれば行きやすくなることにもなる。現代遠征は審神者にとってとても大事なこと。紬ちゃんのように学生の場合は例外だけど、普段は家族と離れ離れに暮らしているから、家族水入らずの時間を過ごしたり、地元でリラックスすることは政府も推奨している。モチベーションにも繋がるだろう、という考えらしい。
「つまり、連合で細かく組織化させて効率良く、且つ歴防も管理がしやすくなる、ということですな」
「いいじゃんいいじゃん!主もさ、いつも帰省のタイミングに悩んでるよね。これで家族とか友だちに会いに行きやすくなるね」
「うん、そこは嬉しいかな」
「その際は是非羽を伸ばして来て下さい。主が不在の際はこの長谷部にお任せ下さい!」
「ありがとう」
既に連合専用のシステムは作成されていて、特に遠征の相談はしやすい。現代遠征に限らず、それぞれの時代へのもので、目的が同じなら用事をその本丸に頼むことも出来る。
その話が落ち着いた頃、襖の向こうから博多から声が掛かった。入って来た彼の手にはノートパソコン。…ということは。
「ひとまず第一目標ん資金は成功したばい!」
「でかした、博多!」
「洗濯機乾燥機1台分やね。食費も来月分も問題なかよ」
「博多、良く頑張りましたね」
これで私と薙の服…特に下着は誰にも見られなくて済む!台数が増えるまでは、万が一他の刀剣たちの服が汚れてしまってもすぐに洗濯出来るということになるので、万々歳だ。
「…では早速」
パソコンで狙っていた乾燥機付き洗濯機を見てみると、季節が季節なだけに限定で安くなっていて、設置費用も無料となるようだ。
「じゃあ、その浮いた分ば投資に回してもよか?それとも食費に回した方がよか?」
「投資に回してくれる?まだまだ乾くのに時間が掛かる季節だからね」
「分かったばい!」
弟たちが寂しがっているだろうからと、一期さんの近侍の仕事はここまでにして、清光と長谷部もそれぞれの時間を過ごすことにしてもらって1人執務をこなして、それが終わってから薙の様子を見に行ってみる。
「薙、入ってもいい?」
「どうぞ!」
もふ丸の元気な声。ということは、薙も元気なのだろう。
「体調は問題なさそうかな」
微笑んで頷いた彼女に安堵した。部屋から出る時間を少し増やして、脇差の皆と談笑して楽しい時間を過ごせたらしい。トランプを教えてもらったり、皆で本体を見せ合って違いも知れたのだとか。記憶を取り戻すきっかけには繋がらなかったけれど、少しずつ皆と交流出来るのは良いこと。明日は午前中に手合わせの見学をして、万屋にも行くことにもなったともふ丸を通じて嬉しそうに教えてくれた。
見せてくれた日記には部屋から出られた時間も書かれていて、順調だと知れて私も嬉しかった。
この調子ならお香の種類を軽傷用のものに変えてもいいかもしれないと判断して、薙と色々と話をした後にお香を作りに作業部屋に戻った。
「主、おかえりなさいませ!」
本丸に戻って出迎えてくれたのは予想通り長谷部だった。お茶をするのを予想して大体の戻る時間を伝えていたからか待っていてくれていたらしい。
「ただいま。大丈夫?何もなかった?」
「内番と昼餉は滞りなく終わりました。主と一期一振は昼餉は済まされたのですか?」
「甘味処に寄ってちょっと食べたぐらいだよ」
「燭台切に軽食を頼みましょうか?」
「私は平気だよ、ありがとう」
一期さんも食べたのは腹持ちの良い苺大福だったから食べなくても良いらしく、連合の件を伝えるべく長谷部と清光に執務室に来てもらうことにした。2振りとも手は空いているようなので、一期さんと一緒にお茶と茶菓子を用意して揃うのを待った。
「それで、連合システムってのはどんな風になったの?」
「審神者同士で予定を共有していくのがメインかな。例えば遠征のタイミングと場所が被らないようにしたり、その間は他の本丸が出陣になっても対処出来るようになるよ」
元々出陣も遠征も関しては全ての本丸で行われているものだけど、特に遠征は密に共有した方が被ることは少なくなる。出陣も1つの本丸が行うとなれば、万が一に備えて待機したり応援要請を行える、というものだ。
「…ということはつまり、1カ所に6振りしか出陣出来ないということがなくなるということですね?」
「そう。事態が悪くなっても、全本丸から派遣となれば最大で30振りで対応出来ることになるね。仮にトラブルが起こっても検非違使と遭遇しても解決出来るようになるよ。…とは言っても、その数で出陣ってのは現実的ではないけどね」
それと、現代遠征…つまり審神者の帰省も日程を調整すれば行きやすくなることにもなる。現代遠征は審神者にとってとても大事なこと。紬ちゃんのように学生の場合は例外だけど、普段は家族と離れ離れに暮らしているから、家族水入らずの時間を過ごしたり、地元でリラックスすることは政府も推奨している。モチベーションにも繋がるだろう、という考えらしい。
「つまり、連合で細かく組織化させて効率良く、且つ歴防も管理がしやすくなる、ということですな」
「いいじゃんいいじゃん!主もさ、いつも帰省のタイミングに悩んでるよね。これで家族とか友だちに会いに行きやすくなるね」
「うん、そこは嬉しいかな」
「その際は是非羽を伸ばして来て下さい。主が不在の際はこの長谷部にお任せ下さい!」
「ありがとう」
既に連合専用のシステムは作成されていて、特に遠征の相談はしやすい。現代遠征に限らず、それぞれの時代へのもので、目的が同じなら用事をその本丸に頼むことも出来る。
その話が落ち着いた頃、襖の向こうから博多から声が掛かった。入って来た彼の手にはノートパソコン。…ということは。
「ひとまず第一目標ん資金は成功したばい!」
「でかした、博多!」
「洗濯機乾燥機1台分やね。食費も来月分も問題なかよ」
「博多、良く頑張りましたね」
これで私と薙の服…特に下着は誰にも見られなくて済む!台数が増えるまでは、万が一他の刀剣たちの服が汚れてしまってもすぐに洗濯出来るということになるので、万々歳だ。
「…では早速」
パソコンで狙っていた乾燥機付き洗濯機を見てみると、季節が季節なだけに限定で安くなっていて、設置費用も無料となるようだ。
「じゃあ、その浮いた分ば投資に回してもよか?それとも食費に回した方がよか?」
「投資に回してくれる?まだまだ乾くのに時間が掛かる季節だからね」
「分かったばい!」
弟たちが寂しがっているだろうからと、一期さんの近侍の仕事はここまでにして、清光と長谷部もそれぞれの時間を過ごすことにしてもらって1人執務をこなして、それが終わってから薙の様子を見に行ってみる。
「薙、入ってもいい?」
「どうぞ!」
もふ丸の元気な声。ということは、薙も元気なのだろう。
「体調は問題なさそうかな」
微笑んで頷いた彼女に安堵した。部屋から出る時間を少し増やして、脇差の皆と談笑して楽しい時間を過ごせたらしい。トランプを教えてもらったり、皆で本体を見せ合って違いも知れたのだとか。記憶を取り戻すきっかけには繋がらなかったけれど、少しずつ皆と交流出来るのは良いこと。明日は午前中に手合わせの見学をして、万屋にも行くことにもなったともふ丸を通じて嬉しそうに教えてくれた。
見せてくれた日記には部屋から出られた時間も書かれていて、順調だと知れて私も嬉しかった。
この調子ならお香の種類を軽傷用のものに変えてもいいかもしれないと判断して、薙と色々と話をした後にお香を作りに作業部屋に戻った。
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