女性審神者の名前です。
梅「審神者として出来ることは全てやらなきゃ」
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~薙side~
その2日後。起きたら顔を洗って歯を磨き、ジャージに着替えてストレッチをして朝餉を待つ。人の体に慣れてきたのか時間になればお腹が空くし、主様曰く食べられるものが少しずつ増えてきている、とのこと。まだ皆と同じ食事は摂れないけれど、主に厨当番を担ってくれている燭台切さんと歌仙さんのおかげでその日の食事が何なのか楽しみになってきた。
「大将、薙、朝餉持って来たぞ~」
「ありがとうございます」
近侍の薬研くんが、始めて会う2振りと一緒に来てくれた。もふ丸が顕現してからこうして何振りかと食事を持って来てくれて、少しずつこの本丸にいる刀剣たちと接する機会を作ってくれている。
「俺は鯰尾藤四郎。薙さんと同じ元薙刀の脇差です。焼けたせいで少し記憶はないけど、楽しく刃生送ってまーす!」
「俺は骨喰藤四郎。同じく元薙刀の脇差だ。俺も記憶があまりない…が、薙の気持ちは少しだけ分かる気がする。何かあったら言ってくれ。話を聞くぐらいは出来る」
「骨喰がそんなに話すなんて珍しいな」
「俺も久々に聞きました」
どうやら記憶が少ない分、口数も少ないらしい。鯰尾が良く彼の世話を焼いていると教えてくれた。2振りがどれぐらい覚えているのかは触れないでおくけれど、私と同じような思いをしたことはあるのは何となく分かった。そして、鯰尾くんが前向きな性格であることも。
「じゃーんっ、今日の朝餉は洋風で~す!」
主食はホットサンドというらしい。サラダは燭台切さん特製のドレッシングが使われていて、野菜が苦手な人でも食べられるように工夫を凝らしたものだと教えてくれた。
生野菜は初めてだけど、食べられるかな…?
それと、見慣れないものがもう1つ。この白いものは何なのだろう。
首を傾げる私に薬研くんが“ヨーグルト”だと教えてくれた。何でもお腹の調子を整えてくれる食べ物で、ただ本当にお腹の調子が悪い時は食べない方が良いものだとも教えてくれた。
「美味しそうですね」
「じゃ、早速食うか」
朝餉は薬研くんも一緒に食べてくれる。食事を持って来てくれた鯰尾くんと骨喰くんにお礼を言って、早速ホットサンドを頬張ってみる。
「…!」
美味しい…!
主様も「ハムとチーズの組み合わせは外せないよね~」と嬉しそうだ。
「大将、こっちのツナマヨも忘れちゃいけないぜ」
「それもいいよね~」
「本当に燭台切さんと歌仙さんの料理は美味しいですねぇ」
もふ丸も私たちより小さめに作られたものを頬袋いっぱいに詰め込んで幸せそうだ。
ちなみにもふ丸はハムスターでも付喪神だからか、人間と同じものを食べられるのを昨日知った。もふ丸とも美味しさを共有出来そうだ。
そしてサラダだ。見覚えのあるような野菜はあるけれど、初めて見るものもある。
「……」
この赤い野菜、ダメかも…。
「ハハハッ、薙はトマトがダメみたいだな」
「せっかく作っていただいたのに食べられないなんて…」
「気にしなくても大丈夫よ。苦手な食べ物があるのは仕方ないからね」
「そうそう、大将はレバーと春菊が食えねぇしな」
「努力はしたの!」と私の分のトマトを自分の器に移してくれた主様。彼に好き嫌いはないようで、出されたものは全て食べられるようだ。
「主様…、僕もトマトが食べられません…」
「なんだ、もふ丸もか」
もふ丸の分は薬研くんが食べてくれて、美味しかった朝餉の甘味(デザートというらしい)のヨーグルトを食べてみる。
「…?」
一口食べてまた一口。この味はどう表現すれば良いのだろう。
「もしかしたらヨーグルトも苦手かもしれねぇな。今回は果物が入ってるから食えてるってとこか」
「???」
「そっちも問題ないさ。工夫すれば食えるってこともあるからな」
私に食べられないものは、まだあるのかな…?
その2日後。起きたら顔を洗って歯を磨き、ジャージに着替えてストレッチをして朝餉を待つ。人の体に慣れてきたのか時間になればお腹が空くし、主様曰く食べられるものが少しずつ増えてきている、とのこと。まだ皆と同じ食事は摂れないけれど、主に厨当番を担ってくれている燭台切さんと歌仙さんのおかげでその日の食事が何なのか楽しみになってきた。
「大将、薙、朝餉持って来たぞ~」
「ありがとうございます」
近侍の薬研くんが、始めて会う2振りと一緒に来てくれた。もふ丸が顕現してからこうして何振りかと食事を持って来てくれて、少しずつこの本丸にいる刀剣たちと接する機会を作ってくれている。
「俺は鯰尾藤四郎。薙さんと同じ元薙刀の脇差です。焼けたせいで少し記憶はないけど、楽しく刃生送ってまーす!」
「俺は骨喰藤四郎。同じく元薙刀の脇差だ。俺も記憶があまりない…が、薙の気持ちは少しだけ分かる気がする。何かあったら言ってくれ。話を聞くぐらいは出来る」
「骨喰がそんなに話すなんて珍しいな」
「俺も久々に聞きました」
どうやら記憶が少ない分、口数も少ないらしい。鯰尾が良く彼の世話を焼いていると教えてくれた。2振りがどれぐらい覚えているのかは触れないでおくけれど、私と同じような思いをしたことはあるのは何となく分かった。そして、鯰尾くんが前向きな性格であることも。
「じゃーんっ、今日の朝餉は洋風で~す!」
主食はホットサンドというらしい。サラダは燭台切さん特製のドレッシングが使われていて、野菜が苦手な人でも食べられるように工夫を凝らしたものだと教えてくれた。
生野菜は初めてだけど、食べられるかな…?
それと、見慣れないものがもう1つ。この白いものは何なのだろう。
首を傾げる私に薬研くんが“ヨーグルト”だと教えてくれた。何でもお腹の調子を整えてくれる食べ物で、ただ本当にお腹の調子が悪い時は食べない方が良いものだとも教えてくれた。
「美味しそうですね」
「じゃ、早速食うか」
朝餉は薬研くんも一緒に食べてくれる。食事を持って来てくれた鯰尾くんと骨喰くんにお礼を言って、早速ホットサンドを頬張ってみる。
「…!」
美味しい…!
主様も「ハムとチーズの組み合わせは外せないよね~」と嬉しそうだ。
「大将、こっちのツナマヨも忘れちゃいけないぜ」
「それもいいよね~」
「本当に燭台切さんと歌仙さんの料理は美味しいですねぇ」
もふ丸も私たちより小さめに作られたものを頬袋いっぱいに詰め込んで幸せそうだ。
ちなみにもふ丸はハムスターでも付喪神だからか、人間と同じものを食べられるのを昨日知った。もふ丸とも美味しさを共有出来そうだ。
そしてサラダだ。見覚えのあるような野菜はあるけれど、初めて見るものもある。
「……」
この赤い野菜、ダメかも…。
「ハハハッ、薙はトマトがダメみたいだな」
「せっかく作っていただいたのに食べられないなんて…」
「気にしなくても大丈夫よ。苦手な食べ物があるのは仕方ないからね」
「そうそう、大将はレバーと春菊が食えねぇしな」
「努力はしたの!」と私の分のトマトを自分の器に移してくれた主様。彼に好き嫌いはないようで、出されたものは全て食べられるようだ。
「主様…、僕もトマトが食べられません…」
「なんだ、もふ丸もか」
もふ丸の分は薬研くんが食べてくれて、美味しかった朝餉の甘味(デザートというらしい)のヨーグルトを食べてみる。
「…?」
一口食べてまた一口。この味はどう表現すれば良いのだろう。
「もしかしたらヨーグルトも苦手かもしれねぇな。今回は果物が入ってるから食えてるってとこか」
「???」
「そっちも問題ないさ。工夫すれば食えるってこともあるからな」
私に食べられないものは、まだあるのかな…?