女性審神者の名前です。
桜「僕たちって色んな逸話があったりするんだな」
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~薙side~
どうしてこうなるんだろう。
見たことのある光景に頭を抱えたくなった。
たくさん食べてうとうととしている弟たちを部屋に連れて行く一期さんは分かる。
それに切り上げる頃合いだと片付けを始めたみんなも分かる。
いなり寿司を心行くまで満喫した小狐丸さんと、お茶を楽しんでいた三日月さんと鶯丸さんが早々に引き上げたのも分かる。
岩融さんの膝の上で寝ちゃった今剣ちゃんは仕方ない。
けれど…
「薙、酒はまだあるよ!飲め飲め~!」
獅子王くん、どうして余ったお酒を全部この席に持って来たの…?
片付けを手伝いたい私の気持ちとは裏腹にお酒はどんどん勧められる。それを飲み干して私も注ぐ、の繰り返し。
あぁ、どうすれば…。
もふ丸は今回も食べ過ぎて「いなり寿司ぃ…」と言いながら苦しそうにしている。
せめてもと、目が合った乱ちゃんに「手伝えなくてごめん」の意味で手を合わせたら「分かった!」と少し残ってしまったご馳走がこちらに回ってきた。
乱ちゃんありがとう、でもそうじゃないんだ…。
この場には大食いの山伏さんと岩融さんもいるからそう受け取ったらしい。
次郎さんのお店に移動しようって言ってみ…
「やっぱ花見酒って最高だよなー!」
不動くんが新しく甘酒を開けた。以前は酒に入り浸っていたという彼も今日ばかりは相当飲んでいる。「あまり飲みすぎないで下さいね~」と鯰尾くんと骨喰くんが甘酒の空き瓶を回収してくれたのはありがたいんだけど、せめてここで飲むのを止めてほしい…。そして私を手伝いに行かせてほしい…。
「…薙さん」
「小夜くんどうしたの?」
「…もふ丸はこのままだと体調を崩してしまうかもしれないので、僕たちの部屋で預からせてもらってもいいですか?」
優しい言い回しでもふ丸を気遣ってくれる小夜くん。
本来ならば私がもふ丸を部屋に連れて行くのも兼ねて席を外すのが1番なのだけど、そう言われてしまっては「お願いします」としか言えなかった。この様子を少し離れたところにいる江雪さんと宗三さんは、小夜くんの行動に小さく頷いている。
私が飲み続ける前提で話が進んでない?
準備を手伝ったから飲んでていいよ、っていうことになってない?
いや、そういうわけにもいかない。料理は片付けまでが料理。おにぎりはまだ残っている。山伏さんがたくさん食べてくれているし、私も少し食べておにぎりがなくなったタイミングで抜け出そう、そうしよう。
刻んだたくあんと白ごまのおにぎりを頬張って、烏龍茶で流し込む。みんなの様子を見て回っていてあまり食べていなかったからお腹がいっぱいなわけではない。あと2個はいけそうだ。
「いい食べっぷりじゃないか!そろそろ飲みたくなったんじゃなーい?」
違います…。
ずいっと差し出されたお猪口。なみなみと酒が注がれてしまった。
茄子の浅漬け、美味しい…。
少しずつおかしくなってきた思考回路。今は新たに知った美味しい組み合わせに舌鼓を打っている場合ではない。
ぐいっと残りを飲み干し、埒が明かないと口を開く。
「みなさん、そろそろここで…」
「おぉ、まだ飲んじゅうがか!わしも混ぜとーせ!」
陸奥守…!
手伝いに行きたい。みんなが風邪をひかないように場所を変えるよう伝えたい。
ダメだ、頭が上手く回らない…。
考え方を変えよう。ここは陸奥守を味方にするチャンス。運良く(?)隣に座った陸奥守に耳打ちをする。
「陸奥守、場所変えない?」
「わしと2振りで飲みたいがか?」
…言い方間違えた。そして陸奥守も捉え方を間違えてる。
「ごめんそういう意味じゃない…」
「違うがか…」
何故だかしょんぼりする陸奥守は現世遠征で見た犬に見えてきてしまって、私の心情はごちゃごちゃだ。何だか奴も放っておけない。
「お花見もいいけど、そろそろ片付けないと。このままだとみんな風邪ひいちゃう」
前にお互い風邪を引いているのであのしんどさは知っている。「それもそうやね」とこそこそと話していたら、それを見た太郎太刀さんがすっと席を立つ。
「皆さん、場所を変えましょう。私たちはお邪魔なようですので」
…はい?
「えー、俺邪魔なんかしてないよ~?」
「花見は明日も出来ますから。飲むならお店に移りましょう。桜の美しさに浸りながら飲むのも一興です」
「うーん、それもそうか!明日も明後日もじゃんじゃん飲めばいいだけの話だもんね~!」
「カッカッカ!太郎太刀殿も次郎太刀殿も毎日飲んではいるが、また明日この場で飲むのも良かろう!拙僧も付き合うぞ!」
私が言いたかったことを代弁してくれたのはありがたいけど、やっぱり何かが違う。
私がやらなければと思っていた片付けもみんながやってくれて、半分程入っている酒瓶1本とお猪口2つ、1つのお重にまとめたご馳走、そして私と陸奥守が残った。
どうしてこうなるんだろう。
見たことのある光景に頭を抱えたくなった。
たくさん食べてうとうととしている弟たちを部屋に連れて行く一期さんは分かる。
それに切り上げる頃合いだと片付けを始めたみんなも分かる。
いなり寿司を心行くまで満喫した小狐丸さんと、お茶を楽しんでいた三日月さんと鶯丸さんが早々に引き上げたのも分かる。
岩融さんの膝の上で寝ちゃった今剣ちゃんは仕方ない。
けれど…
「薙、酒はまだあるよ!飲め飲め~!」
獅子王くん、どうして余ったお酒を全部この席に持って来たの…?
片付けを手伝いたい私の気持ちとは裏腹にお酒はどんどん勧められる。それを飲み干して私も注ぐ、の繰り返し。
あぁ、どうすれば…。
もふ丸は今回も食べ過ぎて「いなり寿司ぃ…」と言いながら苦しそうにしている。
せめてもと、目が合った乱ちゃんに「手伝えなくてごめん」の意味で手を合わせたら「分かった!」と少し残ってしまったご馳走がこちらに回ってきた。
乱ちゃんありがとう、でもそうじゃないんだ…。
この場には大食いの山伏さんと岩融さんもいるからそう受け取ったらしい。
次郎さんのお店に移動しようって言ってみ…
「やっぱ花見酒って最高だよなー!」
不動くんが新しく甘酒を開けた。以前は酒に入り浸っていたという彼も今日ばかりは相当飲んでいる。「あまり飲みすぎないで下さいね~」と鯰尾くんと骨喰くんが甘酒の空き瓶を回収してくれたのはありがたいんだけど、せめてここで飲むのを止めてほしい…。そして私を手伝いに行かせてほしい…。
「…薙さん」
「小夜くんどうしたの?」
「…もふ丸はこのままだと体調を崩してしまうかもしれないので、僕たちの部屋で預からせてもらってもいいですか?」
優しい言い回しでもふ丸を気遣ってくれる小夜くん。
本来ならば私がもふ丸を部屋に連れて行くのも兼ねて席を外すのが1番なのだけど、そう言われてしまっては「お願いします」としか言えなかった。この様子を少し離れたところにいる江雪さんと宗三さんは、小夜くんの行動に小さく頷いている。
私が飲み続ける前提で話が進んでない?
準備を手伝ったから飲んでていいよ、っていうことになってない?
いや、そういうわけにもいかない。料理は片付けまでが料理。おにぎりはまだ残っている。山伏さんがたくさん食べてくれているし、私も少し食べておにぎりがなくなったタイミングで抜け出そう、そうしよう。
刻んだたくあんと白ごまのおにぎりを頬張って、烏龍茶で流し込む。みんなの様子を見て回っていてあまり食べていなかったからお腹がいっぱいなわけではない。あと2個はいけそうだ。
「いい食べっぷりじゃないか!そろそろ飲みたくなったんじゃなーい?」
違います…。
ずいっと差し出されたお猪口。なみなみと酒が注がれてしまった。
茄子の浅漬け、美味しい…。
少しずつおかしくなってきた思考回路。今は新たに知った美味しい組み合わせに舌鼓を打っている場合ではない。
ぐいっと残りを飲み干し、埒が明かないと口を開く。
「みなさん、そろそろここで…」
「おぉ、まだ飲んじゅうがか!わしも混ぜとーせ!」
陸奥守…!
手伝いに行きたい。みんなが風邪をひかないように場所を変えるよう伝えたい。
ダメだ、頭が上手く回らない…。
考え方を変えよう。ここは陸奥守を味方にするチャンス。運良く(?)隣に座った陸奥守に耳打ちをする。
「陸奥守、場所変えない?」
「わしと2振りで飲みたいがか?」
…言い方間違えた。そして陸奥守も捉え方を間違えてる。
「ごめんそういう意味じゃない…」
「違うがか…」
何故だかしょんぼりする陸奥守は現世遠征で見た犬に見えてきてしまって、私の心情はごちゃごちゃだ。何だか奴も放っておけない。
「お花見もいいけど、そろそろ片付けないと。このままだとみんな風邪ひいちゃう」
前にお互い風邪を引いているのであのしんどさは知っている。「それもそうやね」とこそこそと話していたら、それを見た太郎太刀さんがすっと席を立つ。
「皆さん、場所を変えましょう。私たちはお邪魔なようですので」
…はい?
「えー、俺邪魔なんかしてないよ~?」
「花見は明日も出来ますから。飲むならお店に移りましょう。桜の美しさに浸りながら飲むのも一興です」
「うーん、それもそうか!明日も明後日もじゃんじゃん飲めばいいだけの話だもんね~!」
「カッカッカ!太郎太刀殿も次郎太刀殿も毎日飲んではいるが、また明日この場で飲むのも良かろう!拙僧も付き合うぞ!」
私が言いたかったことを代弁してくれたのはありがたいけど、やっぱり何かが違う。
私がやらなければと思っていた片付けもみんながやってくれて、半分程入っている酒瓶1本とお猪口2つ、1つのお重にまとめたご馳走、そして私と陸奥守が残った。
