女性審神者の名前です。
桜「僕たちって色んな逸話があったりするんだな」
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~大和守side~
少しでも早くみんなでお花見を始めたくて内番を色々手伝っていたら、その間に準備が終わっちゃった。でも、揃って桜の木の下に集まれたのは手伝い合ったおかげ。すっかりお腹はぺこぺこだ。
「おぉ、終わったか」
「お疲れさん」と最初に労ってくれた陸奥守はいつの間にか買い揃えていた同じカメラの使い方をみんなに教えていて、粟田口たちは早速、兄弟仲良く桜の前に集合して撮っていた。他にも堀川が何気ないお花見の風景を撮っていてそれだけで楽しそうだ(和泉守率が高いけど)。
「みんな揃ったかい?」
「山姥切と大倶利伽羅がいなくない?」
「…俺たちならここにいる」
2振りは桜の木で横になっていた。早くも“俺はここでいい”、“慣れ合うつもりはない”モードに入っている。
「乾杯の時ぐらい下りて来なって。別に飲ませようとなんてしないんだからさー」
この2振りは実はお酒が強くないから、言ってしまえばここにいるだけでも上々なぐらいだ。それに眉間に皺を寄せた2振り。
烏龍茶で乾杯すればいいのに。
「まぁいっか。みんな揃ってるなら…、かんぱ~い!」
乾杯の音頭は次郎太刀。これは毎回のこと。そして待ちきれないと言いながらもう飲み始めているのも毎回のこと。
「安定、こっちこっち」
清光に呼ばれて行ったところには主と三日月、鶯丸がいた。ここはお茶と茶菓子も楽しめる席みたいだ。
「安定くんは飲む?」
「少しだけ飲もうかな」
主がお猪口にお酒を注いでくれて小さく乾杯をしてちびりと飲む。清光も同じように飲んで桜を見上げた。
今年もきれいに咲いた桜。ご馳走はたくさんあるからと、御手杵が博多を肩に乗せて桜を間近で見せたり、陸奥守も僕たちを写真に収めようとあちこちでみんなが思い思いに楽しんでいる。
しばらくして飲み食いする手を止めた主が、太郎太刀や次郎太刀、酒のみの男士がいる座敷を見て少し寂しそうに目を細めていた。
「主?」
「私、ちょっと太郎さんたちのところに行って来る!誰かここに来たら座っちゃっていいから」
「ほーい」
ほろ酔い状態の清光の声を背にそちらに向かって行った主の背中は何だかいつもと違う。
「日本号がいないことを気にしているようだな」
静かに飲んでいた三日月がお猪口を置く。確かに、この本丸にはまだ三名槍が揃っていない。
「奴がいればあの席がもっと賑やかになるはずだと考えていたのだろう」
酒を飲まずにお茶だけを楽しむ鶯丸がお猪口に酒を注いでもらっている主を見た。
「まぁ、酒代がそこまで掛からない点は長谷部にとっては良いのだろうが」
「確かに。日本号って大酒飲みみたいだし、ここに来たら今よりもっともっとお酒の減り方がおかしくなりそうだよね」
僕も僕なりに顕現していない男士を調べてみたんだけど、日本号に関しては酒飲みの理由がちょっと面白いと思った。でも、前の主たちがあんなことをしなければその日本号は存在しない、ということになる。
ホント、僕たちって色んな逸話があったりするんだな。
僕と清光は沖田総司の愛刀として知られていたから今の僕たちがいる。
「あれ?薙は?」
そういえば薙を見ていない。薙のことだから誰かしらの面倒を見ているんだろうと辺りを見回したら、変わらず木にいる山姥切と大倶利伽羅におにぎりと煮しめなんかを乗せた皿を渡している。そうして太郎太刀がいる席に行って何か足りないものはないか様子を見にいったはずが次郎太刀に飲まされていた。ぐいぐい飲まされても酔った様子を見せない薙。さすがだ。
紅葉薙 は紅葉にちなんで名付けられたんじゃないか、ってことだっけ。
前の主と紅葉が見えたと教えてくれたからきっとそうなんだと思う。どうして紅葉薙と名付けられたのか、いつかちゃんと理由が知れる気がした。そこまで思い出せたのならきっと分かると思った。
「安定ー、飲んでなくなーい?」
この席はお茶も楽しめるはずなのに、僕がちょっと考え事をしているうちに結構飲んだらしい。清光は酒の席となると主が飲みすぎないように見張ることがほとんどだから、ちょっと珍しい。
「清光、さすがにちょっと飲みすぎだよ。…ほら、三日月と鶯丸からお茶でももらいなって」
「ならば冷茶の方が良いな」
見越していたのか、2振りはしっかりとそれを用意していた。遠くからそんな清光を見た長谷部が水を取りに行った様子に、今日くらい長谷部も飲めばいいのに、と僕も冷茶をもらう。ちなみに薙はまだ飲んでいる(飲まされている?)。そして主はすっかりご機嫌だ。
…僕がしっかりしなくちゃ。
こういうことって、あるよね…。
少しでも早くみんなでお花見を始めたくて内番を色々手伝っていたら、その間に準備が終わっちゃった。でも、揃って桜の木の下に集まれたのは手伝い合ったおかげ。すっかりお腹はぺこぺこだ。
「おぉ、終わったか」
「お疲れさん」と最初に労ってくれた陸奥守はいつの間にか買い揃えていた同じカメラの使い方をみんなに教えていて、粟田口たちは早速、兄弟仲良く桜の前に集合して撮っていた。他にも堀川が何気ないお花見の風景を撮っていてそれだけで楽しそうだ(和泉守率が高いけど)。
「みんな揃ったかい?」
「山姥切と大倶利伽羅がいなくない?」
「…俺たちならここにいる」
2振りは桜の木で横になっていた。早くも“俺はここでいい”、“慣れ合うつもりはない”モードに入っている。
「乾杯の時ぐらい下りて来なって。別に飲ませようとなんてしないんだからさー」
この2振りは実はお酒が強くないから、言ってしまえばここにいるだけでも上々なぐらいだ。それに眉間に皺を寄せた2振り。
烏龍茶で乾杯すればいいのに。
「まぁいっか。みんな揃ってるなら…、かんぱ~い!」
乾杯の音頭は次郎太刀。これは毎回のこと。そして待ちきれないと言いながらもう飲み始めているのも毎回のこと。
「安定、こっちこっち」
清光に呼ばれて行ったところには主と三日月、鶯丸がいた。ここはお茶と茶菓子も楽しめる席みたいだ。
「安定くんは飲む?」
「少しだけ飲もうかな」
主がお猪口にお酒を注いでくれて小さく乾杯をしてちびりと飲む。清光も同じように飲んで桜を見上げた。
今年もきれいに咲いた桜。ご馳走はたくさんあるからと、御手杵が博多を肩に乗せて桜を間近で見せたり、陸奥守も僕たちを写真に収めようとあちこちでみんなが思い思いに楽しんでいる。
しばらくして飲み食いする手を止めた主が、太郎太刀や次郎太刀、酒のみの男士がいる座敷を見て少し寂しそうに目を細めていた。
「主?」
「私、ちょっと太郎さんたちのところに行って来る!誰かここに来たら座っちゃっていいから」
「ほーい」
ほろ酔い状態の清光の声を背にそちらに向かって行った主の背中は何だかいつもと違う。
「日本号がいないことを気にしているようだな」
静かに飲んでいた三日月がお猪口を置く。確かに、この本丸にはまだ三名槍が揃っていない。
「奴がいればあの席がもっと賑やかになるはずだと考えていたのだろう」
酒を飲まずにお茶だけを楽しむ鶯丸がお猪口に酒を注いでもらっている主を見た。
「まぁ、酒代がそこまで掛からない点は長谷部にとっては良いのだろうが」
「確かに。日本号って大酒飲みみたいだし、ここに来たら今よりもっともっとお酒の減り方がおかしくなりそうだよね」
僕も僕なりに顕現していない男士を調べてみたんだけど、日本号に関しては酒飲みの理由がちょっと面白いと思った。でも、前の主たちがあんなことをしなければその日本号は存在しない、ということになる。
ホント、僕たちって色んな逸話があったりするんだな。
僕と清光は沖田総司の愛刀として知られていたから今の僕たちがいる。
「あれ?薙は?」
そういえば薙を見ていない。薙のことだから誰かしらの面倒を見ているんだろうと辺りを見回したら、変わらず木にいる山姥切と大倶利伽羅におにぎりと煮しめなんかを乗せた皿を渡している。そうして太郎太刀がいる席に行って何か足りないものはないか様子を見にいったはずが次郎太刀に飲まされていた。ぐいぐい飲まされても酔った様子を見せない薙。さすがだ。
前の主と紅葉が見えたと教えてくれたからきっとそうなんだと思う。どうして紅葉薙と名付けられたのか、いつかちゃんと理由が知れる気がした。そこまで思い出せたのならきっと分かると思った。
「安定ー、飲んでなくなーい?」
この席はお茶も楽しめるはずなのに、僕がちょっと考え事をしているうちに結構飲んだらしい。清光は酒の席となると主が飲みすぎないように見張ることがほとんどだから、ちょっと珍しい。
「清光、さすがにちょっと飲みすぎだよ。…ほら、三日月と鶯丸からお茶でももらいなって」
「ならば冷茶の方が良いな」
見越していたのか、2振りはしっかりとそれを用意していた。遠くからそんな清光を見た長谷部が水を取りに行った様子に、今日くらい長谷部も飲めばいいのに、と僕も冷茶をもらう。ちなみに薙はまだ飲んでいる(飲まされている?)。そして主はすっかりご機嫌だ。
…僕がしっかりしなくちゃ。
こういうことって、あるよね…。
