第二部~明日の私を信じたい~
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「旅行?」
「そ、良さげな旅館見つけたの、予約取れそうだから行きましょうよ」
「旅館ってことは温泉?久しぶりだし、いいかも」
「実家にいた頃はよく家族で行ってたんだけどね」なんて話しながら興味津々の名前
「じゃ、決定ね」
予約なんかは私がするからと言ったのでお任せすることにした
ーー
ー
「車!?」
「ええ、実家のをパクっ・・・借りてきたの」
「大丈夫?」
車には全く詳しくないけれど、高い車だということは分かる。恐る恐る乗り込むと「出発よ!」と上機嫌の柳娟が言った
宿に着く前に観光地化した商店街を歩く
コロッケ、ソフトクリーム、地鶏の焼き鳥、自家菜園のスムージー、、、
「うわぁどれも美味しそう」
「ちょっとぉどれも食べ物ばかりじゃない」
「いいじゃない!お昼にガッツリ食べちゃって宿のご飯食べられなくなるより、簡単に食べ歩きで済ませようよ」
「名前がいいならそれでいいけど、、、って!見てあれ。おそろいのお箸が名前入りで作れるんですって」
「柳娟こそまた「おそろい」?」
「パジャマにはじまって、マグカップ、最近では化粧ポーチまで色違いじゃない」
「いいじゃないのよ、名前は嫌なの?」
潤んだ瞳で悲しげに聞いてくる
「だから、それされると弱いんだって、、、」名前が頭を押さえる
「じゃ、お箸も注文しちゃいましょ♡」
(その「おそろい」が全て高そうなのよね、、、シルクだったり、高級メーカーのものだったり)
食べ歩き、買い物を楽しみながら街を散策する
いつもの街だと手を繋いでいても知り合いに会いそうで遠慮気味になってしまうのに、、、
旅行だと何故か大胆にふるまえる気がして、柳娟の腕をしっかりとしがみついた
「!!」
突然柳娟の顔が固まったかと思うと辺りをキョロキョロと見まわしている
その目線が一点に集中したかと思うと・・・
名前の腕を振りほどき、その人物のもとへと駆け寄る
「美朱!魏!」
声をかけられた人物たちも柳娟の元へと駆け寄る
その一人・・・女性の方が柳娟に抱きついた
柳娟も
その子の背中に手をまわした
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