犬の恩返し
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朱雀の巫女がよつんばになって走って行ったのである。
目撃情報がたくさんあり、名前の身体はすぐに見つかった。
星「問題は元に戻る方法なのだが・・・」
井「太一君にも分からないそうなのだ」
柳「色々と調べてみるしかなさそうだけど・・・・」
翼「張宿に分からんもんが、おれに分かるかいーーー」
軫「だが、諦めるわけにはいかない」
鬼「そうだな、今は頑張って方法を探すしかないぜ」
張「僕、過去に事例がないか、もう一回調べてきます!」
自分のために頑張ってくれている七星達の様子を、名前はただ見ていることしかできなかった。
「くーーん・・・」
_______
______
___
皆、それぞれ方法を探してみたが、見つからないまま夜が更けていった。
井「だッ!見つからないのだー」
柳「困ったわね・・・」
翼「おれ・・・こんなん頭使ったんは、初めてや」
鬼「オレも・・・頭いてーー」
星「家臣達にも聞いてみたが、皆分からぬそうだ」
井「とりあえず、今夜は眠るとするのだ?」
軫「そうだな、名前の身体も特に変わった様子はなさそうだし、休憩も必要だ」
中身が仔犬の名前は用意されたベットの上ですでにスヤスヤと眠っている。
その様子を見て、名前も大きな欠伸をしてしまった。
張「僕、もうちょっと調べてみます」
鬼「大丈夫か?」
軫「無理すると身体に悪いぞ」
張「大丈夫です。あと1冊だけ調べたい本があるんです」
星「分かった、ではその1冊調べ終えたらそなたも寝るのだぞ」
柳「ホント、無理するんじゃないわよ?」
翼「そやでーあんま勉強しすぎると、脳みそがウニになってまうで!」
井「翼宿と一緒にしちゃダメなのだ・・・」
張「皆さんありがとうございます、僕は大丈夫ですのでお休みになってください!」
分かったと言って、他の七星達はそれぞれの部屋へ戻っていった。
_______
_____
___
『カタンッ』
筆が落ちる音で名前は目を覚ました。
張宿が調べ物をしている様子を見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまったようだ。
ふと見ると、張宿も本を広げたまま眠っている。
(私のためにここまで頑張ってくれて・・・)
毛布をかけたかったが、何せ身体が仔犬なのでできそうにない。
(せめて、大型犬だったらよかったのにな)
名前は張宿が調べ物をしている机の上に飛び乗った。
そこには難しそうな本がたくさん積み上げられている。
『王子様のキスで元に戻る』
昼間の柳宿の言葉が、ふと頭に浮かんだ。
(何考えてんだろ、私ったら////)
寝ている張宿の顔を見つめて名前は顔を真っ赤にした。
(でも・・・もしかして・・・)
広げた本の上にある、張宿の顔に近づいて・・・・
『ちゅっ』
(ギャー、何やってんの、私ッ!!)
名前は慌てて机から飛び降りた。
そのまま、自分の身体がすやすやと眠っているベットへ潜りこんだ。
(犬の姿とはいえ、ファーストキスになるのかな・・・)
(しかも、寝込みを襲うなんて・・・情けないなぁ)
(張宿が一生懸命頑張ってくれているのに、何やってるんだろ;)
仔犬姿の名前は布団の中であれやこれやと悩み続けた。
_______
_____
___
「わんわんッ」
「うーーん・・・私、また寝ちゃってた」
名前はベットの上で大きく伸びをした。
その横で仔犬がこちらを見て尻尾を振っている。
「あ、あれ?」
名前は自分の身体を手で触りながら確認した。
「元に戻ってる!!」
その声を聞いて、机で寝てしまっていた張宿も起きたようだ。
張「僕、寝ちゃってました・・・?」
張宿はしまったな、という様子で目をこすっている。
「張宿!私、元に戻ったよ!!」
名前はベットから飛び降りて張宿のところへ駆け寄った。
張「名前さん?本当に??」
「うん、ほらっ♪」
名前はくるくる回ってみせた。
張「本当だ・・・
よかったです!元に戻って!!・・・本当によかった」
張宿は少し目を潤ませながら、心から嬉しそうな顔で名前を見つめている。
「これも張宿や皆のおかげだよ!ありがとう!!」
張「いえ、僕、何のお役にも立てなくて・・・」
張宿は少し顔を曇らせた。
「ううん、本当に、張宿のおかげだと思うんだよね。たぶん・・・・」
そこまで言って、名前は顔を真っ赤にしてしまった。
そんな様子の名前を張宿が不思議そうに見ている。
「と、とりあえず、皆にも知らせなきゃ」
張「そうですね、皆さんも心配してましたし」
部屋を出て行く張宿に向かって、名前は小さく呟いた。
「ありがと、張宿」
おしまい→あとがき
朱杖李様、いかがでしたでしょうか?
大変お時間を頂き申し訳ございません;
私、基本的にストーリーを思いついて(妄想とも言う)その中で、勝手にキャラクター達にしゃべっていってもらうんです。
今回は「張宿の素敵な部分」を自分なりに考え、張宿の良さを引き出せるストーリーを考えてみました。
いつもとは逆になったので、ちょっと(多いに?)ツッコミたい部分はあるとございますが、ご勘弁下さいませ(汗)
特に、中身が仔犬のヒロインはどうやってトイレをしたのか・・・など(苦笑)
ちなみに!犬の犬種は『ペキニーズ』(英語名)です☆
清王朝まで宮廷のみで飼われていた犬だそうです。
そして・・・
この度、張宿の良さとは何だろうと考えてみました。
一番はやはり「優しさ」だと思います。
七星はみんな優しいですが、張宿の「優しさ」はみんなのそれとはまた違いますよね。
ではでは、少しでも朱杖李様が楽しんでいただけた事を祈りつつ
あとがきとさせて頂きます。
2010年9月2日
目撃情報がたくさんあり、名前の身体はすぐに見つかった。
星「問題は元に戻る方法なのだが・・・」
井「太一君にも分からないそうなのだ」
柳「色々と調べてみるしかなさそうだけど・・・・」
翼「張宿に分からんもんが、おれに分かるかいーーー」
軫「だが、諦めるわけにはいかない」
鬼「そうだな、今は頑張って方法を探すしかないぜ」
張「僕、過去に事例がないか、もう一回調べてきます!」
自分のために頑張ってくれている七星達の様子を、名前はただ見ていることしかできなかった。
「くーーん・・・」
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皆、それぞれ方法を探してみたが、見つからないまま夜が更けていった。
井「だッ!見つからないのだー」
柳「困ったわね・・・」
翼「おれ・・・こんなん頭使ったんは、初めてや」
鬼「オレも・・・頭いてーー」
星「家臣達にも聞いてみたが、皆分からぬそうだ」
井「とりあえず、今夜は眠るとするのだ?」
軫「そうだな、名前の身体も特に変わった様子はなさそうだし、休憩も必要だ」
中身が仔犬の名前は用意されたベットの上ですでにスヤスヤと眠っている。
その様子を見て、名前も大きな欠伸をしてしまった。
張「僕、もうちょっと調べてみます」
鬼「大丈夫か?」
軫「無理すると身体に悪いぞ」
張「大丈夫です。あと1冊だけ調べたい本があるんです」
星「分かった、ではその1冊調べ終えたらそなたも寝るのだぞ」
柳「ホント、無理するんじゃないわよ?」
翼「そやでーあんま勉強しすぎると、脳みそがウニになってまうで!」
井「翼宿と一緒にしちゃダメなのだ・・・」
張「皆さんありがとうございます、僕は大丈夫ですのでお休みになってください!」
分かったと言って、他の七星達はそれぞれの部屋へ戻っていった。
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『カタンッ』
筆が落ちる音で名前は目を覚ました。
張宿が調べ物をしている様子を見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまったようだ。
ふと見ると、張宿も本を広げたまま眠っている。
(私のためにここまで頑張ってくれて・・・)
毛布をかけたかったが、何せ身体が仔犬なのでできそうにない。
(せめて、大型犬だったらよかったのにな)
名前は張宿が調べ物をしている机の上に飛び乗った。
そこには難しそうな本がたくさん積み上げられている。
『王子様のキスで元に戻る』
昼間の柳宿の言葉が、ふと頭に浮かんだ。
(何考えてんだろ、私ったら////)
寝ている張宿の顔を見つめて名前は顔を真っ赤にした。
(でも・・・もしかして・・・)
広げた本の上にある、張宿の顔に近づいて・・・・
『ちゅっ』
(ギャー、何やってんの、私ッ!!)
名前は慌てて机から飛び降りた。
そのまま、自分の身体がすやすやと眠っているベットへ潜りこんだ。
(犬の姿とはいえ、ファーストキスになるのかな・・・)
(しかも、寝込みを襲うなんて・・・情けないなぁ)
(張宿が一生懸命頑張ってくれているのに、何やってるんだろ;)
仔犬姿の名前は布団の中であれやこれやと悩み続けた。
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「わんわんッ」
「うーーん・・・私、また寝ちゃってた」
名前はベットの上で大きく伸びをした。
その横で仔犬がこちらを見て尻尾を振っている。
「あ、あれ?」
名前は自分の身体を手で触りながら確認した。
「元に戻ってる!!」
その声を聞いて、机で寝てしまっていた張宿も起きたようだ。
張「僕、寝ちゃってました・・・?」
張宿はしまったな、という様子で目をこすっている。
「張宿!私、元に戻ったよ!!」
名前はベットから飛び降りて張宿のところへ駆け寄った。
張「名前さん?本当に??」
「うん、ほらっ♪」
名前はくるくる回ってみせた。
張「本当だ・・・
よかったです!元に戻って!!・・・本当によかった」
張宿は少し目を潤ませながら、心から嬉しそうな顔で名前を見つめている。
「これも張宿や皆のおかげだよ!ありがとう!!」
張「いえ、僕、何のお役にも立てなくて・・・」
張宿は少し顔を曇らせた。
「ううん、本当に、張宿のおかげだと思うんだよね。たぶん・・・・」
そこまで言って、名前は顔を真っ赤にしてしまった。
そんな様子の名前を張宿が不思議そうに見ている。
「と、とりあえず、皆にも知らせなきゃ」
張「そうですね、皆さんも心配してましたし」
部屋を出て行く張宿に向かって、名前は小さく呟いた。
「ありがと、張宿」
おしまい→あとがき
朱杖李様、いかがでしたでしょうか?
大変お時間を頂き申し訳ございません;
私、基本的にストーリーを思いついて(妄想とも言う)その中で、勝手にキャラクター達にしゃべっていってもらうんです。
今回は「張宿の素敵な部分」を自分なりに考え、張宿の良さを引き出せるストーリーを考えてみました。
いつもとは逆になったので、ちょっと(多いに?)ツッコミたい部分はあるとございますが、ご勘弁下さいませ(汗)
特に、中身が仔犬のヒロインはどうやってトイレをしたのか・・・など(苦笑)
ちなみに!犬の犬種は『ペキニーズ』(英語名)です☆
清王朝まで宮廷のみで飼われていた犬だそうです。
そして・・・
この度、張宿の良さとは何だろうと考えてみました。
一番はやはり「優しさ」だと思います。
七星はみんな優しいですが、張宿の「優しさ」はみんなのそれとはまた違いますよね。
ではでは、少しでも朱杖李様が楽しんでいただけた事を祈りつつ
あとがきとさせて頂きます。
2010年9月2日