犬の恩返し
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ここは紅南国宮廷内。
とある昼下がり、朱雀七星と巫女である名前がお茶をしていると・・・・
ワンワン!
「わっ!何!?・・・犬・・・?」
星「それは宮廷内で飼っている犬だよ」
「へえ~この世界でもペットっているんだぁ。かっわいい~♪」
翼「かわいいか~?なんや小っこくって頼んないな。目元も変やし」
「そんなことないよ!目もくりくりしててかわいいじゃん☆」
名前は仔犬を抱えてくるくる回った。
柳「ちょっと!気を付けなさいよ、その仔犬は宮廷でしか飼う事が許されていない犬なんだからね!」
「えっ?そんな決まりがあんの?」
張「はい、その仔犬は『獅子犬』と呼ばれていて、特別に宮廷内でしか飼育されていない犬種なんです。
それゆえに、ちまたでは何百両という値段で不正に取引きされているという噂も耳にしたことがあります」
柳「たーまーほーめ!!」
鬼「ん?」
翼「ん?やあるかい!その仔犬、どこに連れて行くつもりじゃ!」
井「その仔犬は宮廷のみんなが可愛がっているものなのだ」
鬼「いや・・・つい」
軫「どうやっても治らんな、この病気は」
「それにしてもかわいいなぁ・・・私も犬飼いたいな」
星「それならば、その仔犬と同じものを用意させようか?」
「いや、いいよッ!何か特別な犬みたいだし、気ぃ使っちゃう;」
翼「そやそや、どうせ飼うんならもっと強そうなやつにせえへん?」
柳「えー、やっぱり可愛いほうがいいわよ」
張「そうですよ、宮廷内で飼うんですからね、あまり獰猛な種類はいかがなものかと」
鬼「それよりさ、この仔犬を育てて子供を産ませてさ、街で売ろうぜ」
井「だから、それはダメなのだ!!」
軫「タマ、俺にはお前がいるから、犬を飼ったりはしないからな」
タマ「ニャン♪」
その後もペットについて盛り上がっていると
グラッッッ
柳「何!?」
鬼「地震だ!」
あまりの地震の大きさに皆が動けず、うずくまってしまった。
ある程度揺れもおさまり・・・
井「みんな、大丈夫なのだ?」
軫「怪我人はいないか?」
翼「えらい地震やったな・・・」
張「うぇ~ん、怖かったよぉ」
翼「何や張宿?字ぃ消えてもうたんかい!」
軫「もう大丈夫だぞ、張宿」
星「誰か!誰かおらぬか!?」
皇帝の顔になった星宿が家臣を呼んだ。
星「すぐに国中の被害状況を調べ、報告せよ」
星宿の無事を確認した家臣はすぐさま外へ出て行った。
柳「ねえ、名前は?」
鬼「そうだ!名前?名前!?」
名前はさっきの仔犬を抱えてうずくまっていた。
軫「怪我はないようだが・・・」
井「名前ちゃん?」
「くーん・・・」
七星「くーん?」
翼「なんや、犬みたいな声出しよって」
「わんわん!」
名前はよつんばになって部屋を飛び出していった。
鬼「何だあれ・・・?」
星「いったいどうしたというのだ?」
唖然としている七星たちのなかで、残された仔犬が潤んだ瞳で皆を見つめている。
犬「わんわんッ!!」
仔犬は何かを訴えたい様子で七星達のズボンの裾を引っ張っている。
柳「何か言いたそうね・・・」
張「犬も怖かったのでしょうか?」
翼「なっさけないなぁ」
鬼「オメーも十分怖がってたじゃないか」
翼「なんやと!おれ様が地震くらいで怖がるかい!」
星「そんなことより名前を探さねば」
犬「わんッッ!!」
星「何だ?」
井「もしや・・・名前ちゃん・・・?」
犬「わん♪」
仔犬は井宿の方に向かって吠えた。
と言うより、返事をしたように見えた。
軫「まさか、その仔犬が名前だと?そんな事が・・・」
張「ありえると思います!!」
さっきまで涙目になっていた張宿の顔が急に凛々しくなった。
張「この手の話はゴマンとありますし、ネタに困った管理人がやりそうなことですよ」
鬼「だからって、そんなんアリか?」
翼「そやったら、確かめたらええやん」
柳「どうやってよ?」
井「だっ!2足す3は?」
犬「わんわんわんわんわん!」
七星「おーー」
鬼「3回まわっておすわり!」
そう言われた仔犬は3回まわっておすわりをした。
七星達はこの仔犬が名前であるか、思い思いの方法で確認していった。
星「確かに。特に芸は教えておらぬからな、言葉を理解せぬ限り無理であろう」
鬼「とすると、確かに名前ということか・・・・でも、これからどうするんだ?」
柳「とりあえずさ、名前は私が面倒みるわ。こんなに可愛いんだもの♪」
というと、仔犬になった名前を抱きしめた。
翼「なよっちいオカマみたいになったらどうすんねん!おれが鍛えて立派な犬にしたる」
翼宿が名前を取り上げるよりも前に
柳宿に殴られて壁にめりこんだ。
鬼「名前、オレと一緒に街に出て、金儲けしようぜ!」
星「何を言っておるのだ、鬼宿!名前に芸人の真似事をさせるつもりか!?
名前、私と一緒にいよう。
私とだったら、優雅で素晴らしい日々が過ごせるぞ」
井「星宿様は政務が忙しいのだ。
名前ちゃん、オイラとだったらたくさん散歩ができるのだ♪」
軫「いや、俺は動物の面倒をみるのは得意だ。
名前、俺のところにおいで」
柳「軫宿にはタマがいるんじゃなかったの!?
名前は今夜私と一緒に寝るの!」
星「昼間は私も政務があるから致し方ないとして、夜は譲らぬぞ」
鬼「じゃあさ、1日交代っていうのは?」
柳「明日元に戻ったらどうすんのよ?」
翼「なあ名前、1週間くらいこのままでいてたら?」
仔犬になった名前に向かって翼宿が言うと、今まで黙っていた張宿がめずらしく大きな声で言った。
張「何言ってるんですか!犬になった名前さんの気持ちを考えてください!!
・・・・それに
名前さんの体、つまり中身が仔犬の名前さんも心配ですし」
翼「そうやな、張宿の言う通りや。すまんかったな、名前」
鬼「かと言ってどうすりゃいいんだ?」
張「それは・・・分かりません」
翼「もいっぺん地震を起こしてみるんは?」
星「どうやって起こすというのだ?」
井「それに、もしできたとしても国の皆に迷惑がかかるのだ」
柳「ねえ、キスしてみるっていうのは?
よくあるじゃない、王子様のキスで元に戻るってやつ」
名前は必死に首を横に振っている。
井「それは別の話なのだ」
星「そうだぞ、柳宿。だが・・・王子と言うならこの私が一番の適任者だろうな」
柳「星宿様、ずるーい!言いだしたのは私なんですから、私がします!」
翼「オカマのキスじゃ無理やって、おれに任せ・・・」
言い終わる前に翼宿は再び壁にめりこんだ。
張「皆さん、方法が見つかったとしても肝心の身体がなければどうにもなりません」
そうだ、とばかりに名前はうなずいている。
軫「そうだな、中身が仔犬だから無茶をして怪我でもしてないか心配だ」
星「あの仔犬は宮廷内で生まれ育ったから、ここを出ることは無いと思うぞ」
柳「ちょいと翼宿!あんた探してきなさいよ」
翼「何でおれやねん!?」
柳「どーせバカなんだから、考えても無駄でしょ?あんた足だけは速いしさ」
翼「バカは余計やねん」
鬼「そうだな、オレも考えるより探した方が向いてるし。おい、翼宿、行くぞ!」
翼「おう!おれが先に名前を見つけたんでーー!」
井「では、オイラは太一君のところに行って、元に戻る方法がないか聞いてくるのだッ」
残った他の七星達は、元に戻る方法を探すことにした。
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とある昼下がり、朱雀七星と巫女である名前がお茶をしていると・・・・
ワンワン!
「わっ!何!?・・・犬・・・?」
星「それは宮廷内で飼っている犬だよ」
「へえ~この世界でもペットっているんだぁ。かっわいい~♪」
翼「かわいいか~?なんや小っこくって頼んないな。目元も変やし」
「そんなことないよ!目もくりくりしててかわいいじゃん☆」
名前は仔犬を抱えてくるくる回った。
柳「ちょっと!気を付けなさいよ、その仔犬は宮廷でしか飼う事が許されていない犬なんだからね!」
「えっ?そんな決まりがあんの?」
張「はい、その仔犬は『獅子犬』と呼ばれていて、特別に宮廷内でしか飼育されていない犬種なんです。
それゆえに、ちまたでは何百両という値段で不正に取引きされているという噂も耳にしたことがあります」
柳「たーまーほーめ!!」
鬼「ん?」
翼「ん?やあるかい!その仔犬、どこに連れて行くつもりじゃ!」
井「その仔犬は宮廷のみんなが可愛がっているものなのだ」
鬼「いや・・・つい」
軫「どうやっても治らんな、この病気は」
「それにしてもかわいいなぁ・・・私も犬飼いたいな」
星「それならば、その仔犬と同じものを用意させようか?」
「いや、いいよッ!何か特別な犬みたいだし、気ぃ使っちゃう;」
翼「そやそや、どうせ飼うんならもっと強そうなやつにせえへん?」
柳「えー、やっぱり可愛いほうがいいわよ」
張「そうですよ、宮廷内で飼うんですからね、あまり獰猛な種類はいかがなものかと」
鬼「それよりさ、この仔犬を育てて子供を産ませてさ、街で売ろうぜ」
井「だから、それはダメなのだ!!」
軫「タマ、俺にはお前がいるから、犬を飼ったりはしないからな」
タマ「ニャン♪」
その後もペットについて盛り上がっていると
グラッッッ
柳「何!?」
鬼「地震だ!」
あまりの地震の大きさに皆が動けず、うずくまってしまった。
ある程度揺れもおさまり・・・
井「みんな、大丈夫なのだ?」
軫「怪我人はいないか?」
翼「えらい地震やったな・・・」
張「うぇ~ん、怖かったよぉ」
翼「何や張宿?字ぃ消えてもうたんかい!」
軫「もう大丈夫だぞ、張宿」
星「誰か!誰かおらぬか!?」
皇帝の顔になった星宿が家臣を呼んだ。
星「すぐに国中の被害状況を調べ、報告せよ」
星宿の無事を確認した家臣はすぐさま外へ出て行った。
柳「ねえ、名前は?」
鬼「そうだ!名前?名前!?」
名前はさっきの仔犬を抱えてうずくまっていた。
軫「怪我はないようだが・・・」
井「名前ちゃん?」
「くーん・・・」
七星「くーん?」
翼「なんや、犬みたいな声出しよって」
「わんわん!」
名前はよつんばになって部屋を飛び出していった。
鬼「何だあれ・・・?」
星「いったいどうしたというのだ?」
唖然としている七星たちのなかで、残された仔犬が潤んだ瞳で皆を見つめている。
犬「わんわんッ!!」
仔犬は何かを訴えたい様子で七星達のズボンの裾を引っ張っている。
柳「何か言いたそうね・・・」
張「犬も怖かったのでしょうか?」
翼「なっさけないなぁ」
鬼「オメーも十分怖がってたじゃないか」
翼「なんやと!おれ様が地震くらいで怖がるかい!」
星「そんなことより名前を探さねば」
犬「わんッッ!!」
星「何だ?」
井「もしや・・・名前ちゃん・・・?」
犬「わん♪」
仔犬は井宿の方に向かって吠えた。
と言うより、返事をしたように見えた。
軫「まさか、その仔犬が名前だと?そんな事が・・・」
張「ありえると思います!!」
さっきまで涙目になっていた張宿の顔が急に凛々しくなった。
張「この手の話はゴマンとありますし、ネタに困った管理人がやりそうなことですよ」
鬼「だからって、そんなんアリか?」
翼「そやったら、確かめたらええやん」
柳「どうやってよ?」
井「だっ!2足す3は?」
犬「わんわんわんわんわん!」
七星「おーー」
鬼「3回まわっておすわり!」
そう言われた仔犬は3回まわっておすわりをした。
七星達はこの仔犬が名前であるか、思い思いの方法で確認していった。
星「確かに。特に芸は教えておらぬからな、言葉を理解せぬ限り無理であろう」
鬼「とすると、確かに名前ということか・・・・でも、これからどうするんだ?」
柳「とりあえずさ、名前は私が面倒みるわ。こんなに可愛いんだもの♪」
というと、仔犬になった名前を抱きしめた。
翼「なよっちいオカマみたいになったらどうすんねん!おれが鍛えて立派な犬にしたる」
翼宿が名前を取り上げるよりも前に
柳宿に殴られて壁にめりこんだ。
鬼「名前、オレと一緒に街に出て、金儲けしようぜ!」
星「何を言っておるのだ、鬼宿!名前に芸人の真似事をさせるつもりか!?
名前、私と一緒にいよう。
私とだったら、優雅で素晴らしい日々が過ごせるぞ」
井「星宿様は政務が忙しいのだ。
名前ちゃん、オイラとだったらたくさん散歩ができるのだ♪」
軫「いや、俺は動物の面倒をみるのは得意だ。
名前、俺のところにおいで」
柳「軫宿にはタマがいるんじゃなかったの!?
名前は今夜私と一緒に寝るの!」
星「昼間は私も政務があるから致し方ないとして、夜は譲らぬぞ」
鬼「じゃあさ、1日交代っていうのは?」
柳「明日元に戻ったらどうすんのよ?」
翼「なあ名前、1週間くらいこのままでいてたら?」
仔犬になった名前に向かって翼宿が言うと、今まで黙っていた張宿がめずらしく大きな声で言った。
張「何言ってるんですか!犬になった名前さんの気持ちを考えてください!!
・・・・それに
名前さんの体、つまり中身が仔犬の名前さんも心配ですし」
翼「そうやな、張宿の言う通りや。すまんかったな、名前」
鬼「かと言ってどうすりゃいいんだ?」
張「それは・・・分かりません」
翼「もいっぺん地震を起こしてみるんは?」
星「どうやって起こすというのだ?」
井「それに、もしできたとしても国の皆に迷惑がかかるのだ」
柳「ねえ、キスしてみるっていうのは?
よくあるじゃない、王子様のキスで元に戻るってやつ」
名前は必死に首を横に振っている。
井「それは別の話なのだ」
星「そうだぞ、柳宿。だが・・・王子と言うならこの私が一番の適任者だろうな」
柳「星宿様、ずるーい!言いだしたのは私なんですから、私がします!」
翼「オカマのキスじゃ無理やって、おれに任せ・・・」
言い終わる前に翼宿は再び壁にめりこんだ。
張「皆さん、方法が見つかったとしても肝心の身体がなければどうにもなりません」
そうだ、とばかりに名前はうなずいている。
軫「そうだな、中身が仔犬だから無茶をして怪我でもしてないか心配だ」
星「あの仔犬は宮廷内で生まれ育ったから、ここを出ることは無いと思うぞ」
柳「ちょいと翼宿!あんた探してきなさいよ」
翼「何でおれやねん!?」
柳「どーせバカなんだから、考えても無駄でしょ?あんた足だけは速いしさ」
翼「バカは余計やねん」
鬼「そうだな、オレも考えるより探した方が向いてるし。おい、翼宿、行くぞ!」
翼「おう!おれが先に名前を見つけたんでーー!」
井「では、オイラは太一君のところに行って、元に戻る方法がないか聞いてくるのだッ」
残った他の七星達は、元に戻る方法を探すことにした。
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