みんなでGOLF

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【転生もの】に出てくる男の子の名前、あまりいい役ではないので気に入った名前でない方が良いです

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あなたのお名前教えてください

ここは朱雀を無事に呼び出した後、平和な毎日が続く紅南国。

とある朝、みんなで食事をとっているとき、ふと

「そういえば、この世界のスポーツってどんなのがあるの?」

七星「すぽーつ???」

「あっと・・・ん~体を使った競争?」

七星「からだぁ~??」

翼「なんかやらしないか?」

鬼「異世界にはそんなもんがあるのか・・・」

「違う違う!みんな、何想像してんのよ!スポーツってのは、誰が一番早く走れるかとか、ボール・・・じゃないや、玉を目的のところに入れて点数を競ったりするんだよ」

星「点数か、ならば弓などかな。兵士の訓練の一環で競い合いなどしておるぞ」

柳「名前の世界にはどんなのがあるの?」

「うーん、陸上競技だと誰が早く走れるかとか、重い鉄球を誰が一番遠くに投げられるか、とかかな」

張「そんなぁ、翼宿さんや柳宿さんにはかないません」

井「そうなのだ、もっと違うものはないのだ?」

「うーん、玉を使うスポーツだと、サッカーって言って手を使わずに足だけで的に入れるものとか?」

星「蹴鞠のようだな」

「あとはバスケって言って高いところにある籠に玉を入れるものもあるよ」

鬼「お!オレ、なんかそれ得意な気がする♪」

「うん、でも、どれも団体球技なんだよねぇ、サッカーなんて全部で22人だしね・・・」

軫「なにかおれ達にもできるものはないのか?」

「そうだね、星宿なんて汗水たらしてって感じじゃないし、張宿もできるもの・・・
ゴルフとかどーだろ??」

柳「ごるふ?それ、どんなの?」

「紳士のスポーツって言われてて、棒で小さな玉を打つの。それでだれが一番少ない数で的に入れられるかを競うんだよ。」

星「紳士のすぽーつか、私にぴったりではないか」

柳「ねぇねぇ楽しそうだし、みんなでやってみましょうよ♪」

張「僕にもできるでしょうか?」

「だいじょーぶ!張宿には10くらいハンデつけたげるし」

張「はんで?」

「あーっと、素人が専門家と競争する時に、素人に優遇してあげることだよ」

鬼「専門家とかいるんだな。それでお金をかせぐのか?」

「そだよ、すんごい人は一年間で他の人の一生分かせいじゃうんだから」

鬼「一生分を1年で!?」

鬼宿の目がお金にかわった。

「そんな・・・一部の人だけだよ?キャディーさんとかも、素人はあんまつけないし」

井「きゃでぃ?とはなんなのだ?」

「競技している人にぴったりくっついて、お手伝いとかする人かな?」

七星「ぴったり?くっつく!?」

七星「もちろん名前は私(オレ、僕、オイラ)のきゃでぃになってくれるんだな?(のよね?ですよね?やな?のだ?」

「いや、みんなってムリだよ。7人分もクラブ持てないし・・・」

柳「じゃあ誰が名前をきゃでぃにできるか、ごるふとやらで勝負しましょうよ」

翼「ええで~~絶対まけへん!」

鬼「オレも負けねーぜ」

井「オイラも!」

張「僕だってやる時はやるんです」

軫「おれも負けない」

星「皆、ごるふとは『紳士のすぽーつ』なのだぞ?私が勝つに決まっておるだろう」

キャディを決めるためにゴルフするなんて・・・

なんか矛盾していると感じた名前だが、面倒なのでほうっておいた・・・

大会当日

星「では、これより誰が名前をきゃでぃにできるかと、今夜一晩名前と一緒に過ごす権利を賭けて、ごるふで競い合いをはじめる!皆のもの、よいな!?」

星以外「おーーーー!」

「ちょ、ちょっと待ってよ!なに、その一晩過ごすって???」

柳「だってぇ、せっかく競い合うのに、くっつくだけじゃものたりないでしょ?大丈夫よ、必ず私が勝ってあげるから」

といって、パチッとウインクする柳宿

「そっかぁ♪って、嫌だよ!だいたいキャディさんはくっつくのが仕事じゃないしッ!」

翼「そやかて、みんなで決めたことやし」

井「そうなのだ。名前ちゃんの意志は反映されないのだ」

「そんな・・・」

鬼「ウダウダ言ってないではじめようぜ?」

七星「おーーー!!」

絶望する名前をよそにゴルフ大会は始まった。

第1ホール

柳宿1打目、力がありすぎるのも問題なのか、ボールははるか遠くの空に消えていった。

柳「なにこれ?ちょっと打っただけなのに!」

いつも殴られている鬼宿と翼宿はなんだかうれしそう。

鬼宿・翼宿1打目、あまり器用ではないのか、2人ともOB。

翼「なんや、スカッとせえへん競技やな」

鬼「オレも、もっと単純なほうが」

星宿、軫宿、井宿は上手にフェアウェイにのせてきた。

星「やはり『紳士』のすぽーつなのだな」

井「勺の使い方はオイラ、負けないのだ」

勺ではないと思うけど・・・

張宿も飛距離はでないものの、しっかりとフェアウェイにのせてきた。

張「ほんと、僕にもできます!」

そんな調子で9ホール回り終わって、昼食がてらの休憩中。

「みんなー、途中経過を発表するね、1位32打で井宿、2位38打で星宿、3位41打で軫宿、4位45位で張宿、5位から大きく離れて68打で鬼宿、6位72打で柳宿、7位81打で翼宿」

翼「なんでいっちゃん点数が高いオレが7位やねん!?」

柳「なんか、力の加減が難しいのよ!」

鬼「あの穴、もっと大きくなんねーのか?」

「あのね!より少ない数で穴に入れた人の勝ちなんだって、って聞いてる?翼宿」

最下位軍団がギャーギャー騒いでいる中

星「私が2位だと?」

井「ふふっ負けませんのだ」

軫「最後に勝つのはおれだ」

張「穴までの距離と、自分の飛距離さえつかめれば、後はいかに少ない回数で効率よく回るか計算するだけです」

と、上位グループは残り9ホールに闘士を燃やしていた。

そして・・・

太陽が夕日に変わろうとしている頃

「やっと終わった・・・・・」

7人分のスコアを管理していた名前はぐったりと疲れきっていた。

「じゃ、結果発表するねー

1位、66打で井宿」

井「やったのだ!」

「2位、67打で星宿」

星「私が負けたと?井宿どこぞかで技を使ったのではないのか?」

「3位、70打でなんと張宿」

張「ぼくの計算でも追いつきませんでした」

「4位、76打で軫宿」

軫「くッ!あとすこしだったのに」

「5位、107打で柳宿」

柳「やっと力加減がつかめてきたところだったのよ」

「6位、119打で鬼宿」

鬼「おれが6位・・・」

「7位、138打で翼宿」

翼「なんでやねん!?オレがいっちゃん点数高いやんけ!!」

「だから!!少ない方が勝ちなのッ」

井「では、今夜オイラが名前ちゃんと一緒に過ごすのだ」

張「待ってください!僕には最初、『はんで』というものをつけてくれるとおっしゃいましたよね?」

「そうだったね、だったら、10のハンデをつけると1位は張宿かな」

星「こら張宿!こういう時だけ子供のふりをするのは卑怯だぞ」

張「ふりって、僕は子供です!」

翼「ちゅうか、やっぱ男なら、足の速さで競いあわへん?」

柳「それなら、鉄球を一番遠くに投げられるかで勝負しましょうよ」

鬼「だったらオレは、『ばすけ』ってやつで勝負したい」

軫「いや、誰が一番看病上手かで競い合おう」

翼「すぽーつちゃうやんけ!」

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と・・・こんな調子で朝までみんなの言い争いは続いたそうな。

「一晩過ごすのは『今夜』って決まりだったから、明日にはもう関係ないよね」

名前は安心して夜を過ごしたのでした。





あとがき
夢小説どころか、初めて小説(らしきもの)を書きました。
多々見苦しい点はございますが、少しでも楽しんでいただければと思います。
最後に、私のゴルフ経験は微々たるものなので、「ありえねー」といった点は無視しちゃってください!

2010年6月19日 記
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