そのた
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
あたしの頭はおかしいのかも
しれない、しれないんじゃなくて
おかしい、きっと。
でも推測の域を出ないのは
どこかで自分をまともだと
思いたいところがあるからだろう。
確かにずっと小さなころから
かわいいお姫様や、おしとやかな
ご令嬢なんてのに憧れた。
だからって、
その憧れの対象に恋心を抱くなんて
飛躍しすぎてる。
どっかでネジを
落っことしちゃったにちがいないのだ。
「P子ぉ…、あたしさあ」
「好きな人でも出来たの?
最近入ってきた子って
いったら…まさかリク!?」
P子の菜園で膝をかかえて駄弁る。
ガールズトーク大好きなP子は
いち早くあたしの異変に気づく、
だけど、的外れだ。
当たり前、だけど。
この変人が集まる
河川敷の常識でさえ
男は男、女は女なんだ。
「…じゃなくって、あー、
引かれそうだから、いい」
「えーっそんな水臭いー!
私とねえむの仲じゃなーい!
あっ!?もしかして
村長のことが好きとk」
P子に盛大なラリアットをかまして
そのまま菜園を出る。
勘違いしてくれてありがとう!
わかってくれないなんてこの鈍感!
矛盾したぐちゃぐちゃな頭の奥から
水分が涙腺を伝って染み出してくる。
「ねえむお姉ちゃん?
どうしたんデスか?
泣いちゃダメデスっ!」
ふいに聞こえた鈴の音みたいな声
心臓が跳び跳ねて破けそうになる。
もつれそうな足でステラに向き直って
出かかってた涙を隠すように笑う。
「すっ、ステラ…!
なん、なんでも、ない、よ?」
「嘘つくのもっとダメデス。
ステラ、ねえむお姉ちゃんが
泣いたら悲しいよ…」
小さな手があたしの手に触れている
透き通る金髪に陶器みたいに白い肌、
おっきなくりくりした瞳
八の字眉はあたしを
心配してくれてる印。
あたしが憧れたレースでひらひらの
ドレスに守られたステラが
あたしを見つめるだけで
あたしはこんなに動けなくなる。
ただの憧れなんかじゃない
恋なんだ、そう想うのは
根拠のない確信。
ああ、あたし今どんな顔をしてるんだろう
鼻血とか、出てないかな
息荒くなってないだろうか
手とか、湿ってない?
「ああ確かにさっき目に砂
入ったっぽいからそれかなー…
ステラは優しいね、ありがと。」
「えへへ!ステラ笑ってる
ねえむお姉ちゃんのほうが
好きなんだもん!」
ああ
もう
ロリコンでいいや…
「ねえむさん、俺は出来た男なので
人の性癖や恋路に口出しをするつもりは
毛頭ありませんが…マフィアのボスとか
極道の組長と恋愛経験はありますか?」
「いや、ないけど…何いってんの?リク」
「貴女の恋にはそのくらいの
覚悟が必要なんですよ!!」
「たしかに、いろいろ茨道だけど?」
「だから!そこじゃなくて!」
end
