そのた
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「はあァ~!?
ガーターが好きィ?
…アッタマ大丈夫かーねえむー」
声を裏返しながら、パンティ。
「ねえむアンタ
趣味悪ッ、どこがイイの
あんな説教臭いアフロNE●RO」
ケーキを食べていた幸せそうな顔
を苦虫を噛み潰したような顔にして
ストッキング。
「ひっどい言われよう…!
仕方ないじゃん、見てたら
なんていうかイナヅマ
落ちたみたいにこう、きゅーん
ていうかビリビリーっていうか!」
そして恋の相手に
ついて熱く語るねえむ。
同級生で、人懐っこいねえむは
教会へ時折立ち寄っていく、
しかし最近になってその頻度が
連続しているため、2人がねえむに
訳を聞いたところ
神父のガーターに恋をしたと
いうのだった。
もちろん、彼の本質を見ている
パンティとストッキングからは
いい返事はかえってこない。
「ねえ、2人とも、恋愛成就の
おまじないとか知らない?
天使でしょ?」
「天使にどんなイメージ抱いてんの。
大抵の男は色気ちらつかせれば
一発で落ちるわよ。
まあガーターは…アレだけど」
「一発でオトしてイッパツってかー
アタシはご遠慮願いたいけどね!
あー、まあ、アレだしなぁ」
「んもー!
馬鹿言わないで
パンティ、ストッキン!
そんなこと出来ないに
決まってるでしょうがっ!
…ていうか、アレって何よ」
自分には皆目見当のつかない
アレという単語をちらつかされ、
訝しげに天使たちに質問するねえむ。
「見ててわかんないの?」
ストッキング。
「だから何が」
「ギークボーイへの接し方見ててもか?」
パンティ。
たしかに、彼に関心がそこまでない
のなら彼の嗜好を客観的には
見てとれるであろう。
「えっ?どゆこと、たしかに
お客様っていうかそういう扱いは
してると思うけど」
しかし、猪突猛進な恋する少女の
目には、神に遣える紳士な神父と
してしか、ガーターは映らないようだった。
「パンティ、ダメだわこりゃ。」
「恋は盲目ってやつかーぃ、
付き合ってらんね」
声をそろえてさじを投げ出す
パンティとストッキング。
「ちょちょちょちょっと!
何よ!説明してよねえ!
パンティ、ストッキン!」
ひとりあわてるねえむに
パンティの一喝。
「ウッセーなぁもー!
ガーターの奴はゲイだっつってんの!
ガチ!ガッチガチ!」
「UH-OH…」
恋の成就は、天使でも
難しいケースもある、という
教訓として胸に留めておくことを
おすすめしよう。
「ブリーフ…どうしたら男の子に
なれんのかな…」
「な、何言ってるのねえむ…」
end
