ハルボン
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また、今日も来た。
チャイム押す音。
毎日のように、献身的だよなあ。
「ハイ」
「あ、こんにちわ。
あの…」
「ハル?今出ようとしてたとこ
だから、もうちょい待ってて。」
「はい。」
なんとなく、ボクと
ハルってさ、趣味が似てるし
馬が合う。(犬だけど)
だから、なんとなーくだけど
好きになる子も、タイプが
似てるかんじがして。
あ、いや、だからって
別に略奪愛とか、
そういうんじゃないけど。
支度を済ませて、ハルが出てくる。
「ねえむ、だから
来ない方がいいって。
厄介だから。」
厄介、っていうのは
多分モチくんのこと
言ってるんだろうけど
少なからずボクも入ってるんじゃ
ないかなーなんて勘ぐりをする。
だっていつも先に玄関に
出てるのはボクだもん。
「ごめん、でも、遅刻だよ?ハル」
「あー、ソレはハルがいけない」
「お前までー」
「何ですか厄介って私のことですか?
ねえむさんが私のこと
好きになっちゃわないかとか
心配なんですかハルさん?」
「あ、モチくん。」
あ、やべー。
ハル、目つき悪いよ。
もうモチくんってば相変わらず
空気読めないんだから。
「いやいや人のカノジョ
名前で呼ばないでくれる」
「何でですか呼んじゃいけない
ことないでしょうがコラァー!
私だって呼びたいじゃないですか
あっ、独占欲?独占欲ですか
み・ぐ・る・し~!」
「私は全然いいけど、
ね、モチくん。」
ちらってねえむさんが
モチくんを見る。
動いた首筋が白く浮き上がる。
ハルはため息を吐いてる。
気付いているのかなあ、とか。
「ほら見なさいよアンタ!
いいってゆってるじゃないのよ
呼びますよ私、
呼んじゃいますからね!!」
「うるさいよモチくん。
あーごめん、先行ってて。」
「え?あ、うん。
お邪魔しました!」
「お構いなく~。」
下のほうで騒ぐモチくんを
なんとなくなだめながら
じゃ、って出ていく
ハルを見送った。
その後でグラビアを開いて、
あの子を思い浮かべるなんて
それはちょっと下種
すぎるっていうか。
だから、無理やりに妖精養殖の
レポートを目の前に積んだ。
あの二人は何処へ行って
何を食べて、何をしてくるんだろう
そんなことはボクには
関係もないし。
気にするなんてわけでも
ない、はず、なんだけど。
(養殖の殖の字ばかりに
目がいくんだ、最低。)
end
チャイム押す音。
毎日のように、献身的だよなあ。
「ハイ」
「あ、こんにちわ。
あの…」
「ハル?今出ようとしてたとこ
だから、もうちょい待ってて。」
「はい。」
なんとなく、ボクと
ハルってさ、趣味が似てるし
馬が合う。(犬だけど)
だから、なんとなーくだけど
好きになる子も、タイプが
似てるかんじがして。
あ、いや、だからって
別に略奪愛とか、
そういうんじゃないけど。
支度を済ませて、ハルが出てくる。
「ねえむ、だから
来ない方がいいって。
厄介だから。」
厄介、っていうのは
多分モチくんのこと
言ってるんだろうけど
少なからずボクも入ってるんじゃ
ないかなーなんて勘ぐりをする。
だっていつも先に玄関に
出てるのはボクだもん。
「ごめん、でも、遅刻だよ?ハル」
「あー、ソレはハルがいけない」
「お前までー」
「何ですか厄介って私のことですか?
ねえむさんが私のこと
好きになっちゃわないかとか
心配なんですかハルさん?」
「あ、モチくん。」
あ、やべー。
ハル、目つき悪いよ。
もうモチくんってば相変わらず
空気読めないんだから。
「いやいや人のカノジョ
名前で呼ばないでくれる」
「何でですか呼んじゃいけない
ことないでしょうがコラァー!
私だって呼びたいじゃないですか
あっ、独占欲?独占欲ですか
み・ぐ・る・し~!」
「私は全然いいけど、
ね、モチくん。」
ちらってねえむさんが
モチくんを見る。
動いた首筋が白く浮き上がる。
ハルはため息を吐いてる。
気付いているのかなあ、とか。
「ほら見なさいよアンタ!
いいってゆってるじゃないのよ
呼びますよ私、
呼んじゃいますからね!!」
「うるさいよモチくん。
あーごめん、先行ってて。」
「え?あ、うん。
お邪魔しました!」
「お構いなく~。」
下のほうで騒ぐモチくんを
なんとなくなだめながら
じゃ、って出ていく
ハルを見送った。
その後でグラビアを開いて、
あの子を思い浮かべるなんて
それはちょっと下種
すぎるっていうか。
だから、無理やりに妖精養殖の
レポートを目の前に積んだ。
あの二人は何処へ行って
何を食べて、何をしてくるんだろう
そんなことはボクには
関係もないし。
気にするなんてわけでも
ない、はず、なんだけど。
(養殖の殖の字ばかりに
目がいくんだ、最低。)
end
