ハルボン
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「私はあなたに恋をしてしまいました」
ボンスがそんなことをいきなり言うから
一瞬疑問すらでてこなかった。
公園の、アスレチックに
よりかかりながら言う台詞かねそれは。
「ちょっと、ねえむ、スルー?」
「え?あぁ、びっくりしすぎて。
なにそれ?」
やっと切り出しまでもっていけた
質問に、ボンスは用意していた
答えを得意げに答えた。
「前にモチくんに伝授した
殺し文句」
「う、フハッ!言えないそんなの!」
思わず吹き出して笑ってしまう。
モチくんと時々そういう話に
なるってことは聞いてたけれど
まさかそんな内容だとは。
そして伝授したのがそんな
うすら寒い殺し文句だとは。
でも私が笑ったことがボンスにとったら
意外だったらしくて。
「嘘、だって近いでしょ?」
近い、というのはボンスが私に
好きって言ってきたときの
ことを指すんだろうとは
思うけれど。
『恋をしてしまいました』て。
「えー、だってしかも敬語お?
もっと親しくなってから
じゃない?告白って」
「わかんないじゃーん、
先輩とか年上とかさ。」
「ああそっか」
いやでもその文句は(笑)にしか
ならないと思うんだけど、
と言いかけたのを飲み込んだ。
だってきっと言ったら怒る、
というか拗ねるにきまってるものね。
「ねえ、ボンスくん」
少し、思うところもあるし、
うすら寒いことを言うボンを
からかってみることにしましょうか。
「くん付け?何なに、
どうしたの。」
まったく、ジュースの缶を
ビールの缶みたいに
持ちおってからに。
とか思ったことはさておき。
顔がニヤつかないように
極力つとめて演技を続けた。
「好きになっちゃったから
付き合いません?」
「あ、それ」
「ボンスの真似をしてみました。」
「ちょっと~恥ずかしいじゃん
やめて~しかも敬語ぉ?」
「ははは、でしょ!?」
実は、恋をしてしまいました、の
あなたがかっこよかったなんて
思ってしまったのが悔しくて
それへの当て付けなのですが。
end
ボンスがそんなことをいきなり言うから
一瞬疑問すらでてこなかった。
公園の、アスレチックに
よりかかりながら言う台詞かねそれは。
「ちょっと、ねえむ、スルー?」
「え?あぁ、びっくりしすぎて。
なにそれ?」
やっと切り出しまでもっていけた
質問に、ボンスは用意していた
答えを得意げに答えた。
「前にモチくんに伝授した
殺し文句」
「う、フハッ!言えないそんなの!」
思わず吹き出して笑ってしまう。
モチくんと時々そういう話に
なるってことは聞いてたけれど
まさかそんな内容だとは。
そして伝授したのがそんな
うすら寒い殺し文句だとは。
でも私が笑ったことがボンスにとったら
意外だったらしくて。
「嘘、だって近いでしょ?」
近い、というのはボンスが私に
好きって言ってきたときの
ことを指すんだろうとは
思うけれど。
『恋をしてしまいました』て。
「えー、だってしかも敬語お?
もっと親しくなってから
じゃない?告白って」
「わかんないじゃーん、
先輩とか年上とかさ。」
「ああそっか」
いやでもその文句は(笑)にしか
ならないと思うんだけど、
と言いかけたのを飲み込んだ。
だってきっと言ったら怒る、
というか拗ねるにきまってるものね。
「ねえ、ボンスくん」
少し、思うところもあるし、
うすら寒いことを言うボンを
からかってみることにしましょうか。
「くん付け?何なに、
どうしたの。」
まったく、ジュースの缶を
ビールの缶みたいに
持ちおってからに。
とか思ったことはさておき。
顔がニヤつかないように
極力つとめて演技を続けた。
「好きになっちゃったから
付き合いません?」
「あ、それ」
「ボンスの真似をしてみました。」
「ちょっと~恥ずかしいじゃん
やめて~しかも敬語ぉ?」
「ははは、でしょ!?」
実は、恋をしてしまいました、の
あなたがかっこよかったなんて
思ってしまったのが悔しくて
それへの当て付けなのですが。
end
