そのた
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俺にもようやく小松以外の
同人誌仲間ができた。
ねえむは正直
俺の知っている女性とは
かけはなれたそれで、
乱暴でもなければ
オタパイアの俺を気持ち悪がったりも
しなかった。
(まあ彼女もオタクな訳だが)
「好きなものを好きと言えるのは
素晴らしいことだよ北島さんっ
それにひ弱とはいえバンパイア
なんてステータスだよ!」
那智黒石に似た黒目がちの両目を
きらきらさせながら笑いかける
仕草に、胸が焼けるようだ
俺がひとりトキメキを繰り広げ
ていると、不意に玄関の扉が開いた。
「あれ、ねえむたんじゃないか」
「こまっつん!」
脂…じゃない
小松がジャンプを片手に
コンビニから帰ってきたとたんに
親しそうに呼びあい
ねえむが頬を赤らめた
ではないか
え?ちょっと待ってナニコレ
「そっそんな違うよ
こまっつん、私は北島さんと
逢い引きとか逢瀬とか
そんなことをしてたわけ
じゃなくって…」
しかももじもじしながら
俺と二人で
同人誌について語り合っていた
この状況を弁解している!
これはまさかねえむ→小松
なのか!?
いや男女だから小松←ねえむ
なのか!?
ああどっちにしろ考えたくない
助けてくれ!!
「ぐぅふっ」
「北島くん!?」
「北島さん!?」
(も~ねえむたん、恥ずかしいからって
北島くんにツンデレるのはいいけど
彼心もナイーブなんだから。)
(ごっ、ごめん…でもこまっつん私が
北島さん好きなの知ってるから
恥ずかしくてつい…!)
嬉しい言葉が聞こえたような
気もしたが、
これも俺の妄想なのだろう。
end
