そのた
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「私だって、
身分違いだってわかってるよ。」
目の前の石像に、
指先を触れさせて呟く。
「でも、好きになっちゃったもんは
仕方ないと思わない?」
日が落ちるまでお地蔵様の
指に触れる。
「ったく、ろくな用もねえくせに
そんなに強く呼ぶんじゃねえよ」
触れた石が指に変わる。
硬い肌が柔くなる。
「ジゾウくん。」
待ってたよ、っていう前に
錫杖で叩かれた。
「呼ばれたら、来ちまうだろうが」
来たのは、ミロク様の為だがな。
そっぽを向いて言う後頭部からは
赤い耳たぶが覗いていた。
end
身分違いだってわかってるよ。」
目の前の石像に、
指先を触れさせて呟く。
「でも、好きになっちゃったもんは
仕方ないと思わない?」
日が落ちるまでお地蔵様の
指に触れる。
「ったく、ろくな用もねえくせに
そんなに強く呼ぶんじゃねえよ」
触れた石が指に変わる。
硬い肌が柔くなる。
「ジゾウくん。」
待ってたよ、っていう前に
錫杖で叩かれた。
「呼ばれたら、来ちまうだろうが」
来たのは、ミロク様の為だがな。
そっぽを向いて言う後頭部からは
赤い耳たぶが覗いていた。
end
