夢の国
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※海2009~2010
ミ○テリアスマ○カレ○ドベース
ゴーストたちの性格・口調は独断です。
いつ、何時であろうと、
今この場所は10月31日。
ハロウィーンの仮面舞踏会だ。
様々な仮面を付け、きらびやかな
衣装を身にまとい、マスカレードを
楽しもうとやってくる参加者たち。
ミッキーは時計を気にして、
隣にいるミニーに声を掛けた。
「ねえむちゃんがまだこないね」
「本当だわ、
どうしちゃったのかしら…」
司会の2人の余興も終わり、
会場に怪しげな曲が流れ始める。
「皆様、ハイタワー
コレクションにはくれぐれも
お手を触れませぬ様!」
いよいよダンスパーティが始まろうと
いう頃…ねえむはといえば。
「ど、どうしようミッキーたちに
ダンスに誘われてたのに!
完璧に遅刻だあ…っ」
準備に手間取り、ねえむが
更衣室を出たのは皆との約束よりも
大分遅れてのことだった。
着なれないドレスとヒールの
靴で、思うように歩けないが
彼女なりに精一杯早足で会場へ
向かう。
「ミッキー!ごめん遅れちゃっ…」
「ねえむちゃん、来ちゃ駄目だ!!」
「えっ?」
ミッキーが制止するも、時すでに遅し。
辺りは靄に包まれ、帰り道はもう見えない。
息を切らせて辿りついた会場には
仮装メインのパーティとはいえ、
民族衣装や、まるで石像のような
異形ともいえる人影が蠢いている。
そして、彼らからは一様に
生気を感じることは出来ない。
「な、なにこれ…?
皆、なんだか変…!」
「ミッキー、助けてえ!」
うす暗く、恐怖すら感じる現状に
ねえむが慄いていたとき、
不意に助けを求める声が聞こえた。
声の出所を探すと、
キョンシーのような格好の男二人に
ミニーが行く手を阻まれている。
「ミニー!」
ミッキーとねえむの叫びも
空しく、ミニーは
煙の中に消えてしまった。
次の瞬間、再び煙が噴きあがり、
大きな像が動き出す。
その中から姿を現したのは、
ミニーだ。
しかしなにか様子が違う。
「ミニー…ああそんな…」
「ね、ねえミッキー
一体何が起きてるの?」
「ボクにも、よくわからないんだ…
だけど飾ってある石像に触った途端、
ドナルドも、グーフィーも
皆像に宿っていたゴーストに
取憑かれて…」
きっと、ミニーも。
そう呟いてミッキーはミニーに
近寄り、その手を取る。
だが、既にその体はゴーストのもので
無情にもミッキーの手は
振り払われてしまった。
「貴様、わらわに
気安く触れるでないぞ。
さあお前たち、踊れ!
共にこの夜を!」
「踊れ…?」
女王、そう呼ばれたミニーは
優雅に袖を翻し、ゴーストを
従えて踊る。
その中には、友人たちの姿もある、
ミッキーが何が望みかと声をあげると、
何処からともなく声がした。
『我らの友となれ…
共に踊り我らの願いを叶えよ…
闇と光を繋ぎ、一夜限りの、
我らの夢を!!』
友となれ、その言葉に
ミッキーとねえむは顔を
見合わせる。
ゴーストたちは、ただ現世に
いた時のように楽しみたいだけ。
それには体が必要だった、
ということのようだ。
憑かれている友人たちには
悪いけれどゴーストたちの願いを
かなえてあげよう。
これはハロウィーンだからこそ
出来ることなのだから。
「わかった、一緒に踊ろう!
今夜だけ!!」
ミッキーの合図を皮切りに
先ほどまでのおどろおどろしい
雰囲気は消え去り、軽快な
音楽とともにゴーストと
舞踏会の参加者も
入り乱れてのダンスパーティが
始まった。
「そういうことなら、
早く言ってくれたらよかったのにね。」
「ハハッ、だけど悪いゴースト
たちじゃなくて、ほんとによかったよ!」
ホッと胸をなでおろして、
ねえむはミッキーの肩を叩いた。
「ホント、それじゃ
私たちも踊ろっか!
遅刻しちゃってごめんね?」
「うん、踊ろう!気にしないで。
ドレス、とってもよく似合ってる!」
「あ、ありがと!」
ねえむは照れ隠しに
大きくステップを踏み出した。
夜はまだ長い、
マスカレードは始まったばかりだ。
end
ミ○テリアスマ○カレ○ドベース
ゴーストたちの性格・口調は独断です。
いつ、何時であろうと、
今この場所は10月31日。
ハロウィーンの仮面舞踏会だ。
様々な仮面を付け、きらびやかな
衣装を身にまとい、マスカレードを
楽しもうとやってくる参加者たち。
ミッキーは時計を気にして、
隣にいるミニーに声を掛けた。
「ねえむちゃんがまだこないね」
「本当だわ、
どうしちゃったのかしら…」
司会の2人の余興も終わり、
会場に怪しげな曲が流れ始める。
「皆様、ハイタワー
コレクションにはくれぐれも
お手を触れませぬ様!」
いよいよダンスパーティが始まろうと
いう頃…ねえむはといえば。
「ど、どうしようミッキーたちに
ダンスに誘われてたのに!
完璧に遅刻だあ…っ」
準備に手間取り、ねえむが
更衣室を出たのは皆との約束よりも
大分遅れてのことだった。
着なれないドレスとヒールの
靴で、思うように歩けないが
彼女なりに精一杯早足で会場へ
向かう。
「ミッキー!ごめん遅れちゃっ…」
「ねえむちゃん、来ちゃ駄目だ!!」
「えっ?」
ミッキーが制止するも、時すでに遅し。
辺りは靄に包まれ、帰り道はもう見えない。
息を切らせて辿りついた会場には
仮装メインのパーティとはいえ、
民族衣装や、まるで石像のような
異形ともいえる人影が蠢いている。
そして、彼らからは一様に
生気を感じることは出来ない。
「な、なにこれ…?
皆、なんだか変…!」
「ミッキー、助けてえ!」
うす暗く、恐怖すら感じる現状に
ねえむが慄いていたとき、
不意に助けを求める声が聞こえた。
声の出所を探すと、
キョンシーのような格好の男二人に
ミニーが行く手を阻まれている。
「ミニー!」
ミッキーとねえむの叫びも
空しく、ミニーは
煙の中に消えてしまった。
次の瞬間、再び煙が噴きあがり、
大きな像が動き出す。
その中から姿を現したのは、
ミニーだ。
しかしなにか様子が違う。
「ミニー…ああそんな…」
「ね、ねえミッキー
一体何が起きてるの?」
「ボクにも、よくわからないんだ…
だけど飾ってある石像に触った途端、
ドナルドも、グーフィーも
皆像に宿っていたゴーストに
取憑かれて…」
きっと、ミニーも。
そう呟いてミッキーはミニーに
近寄り、その手を取る。
だが、既にその体はゴーストのもので
無情にもミッキーの手は
振り払われてしまった。
「貴様、わらわに
気安く触れるでないぞ。
さあお前たち、踊れ!
共にこの夜を!」
「踊れ…?」
女王、そう呼ばれたミニーは
優雅に袖を翻し、ゴーストを
従えて踊る。
その中には、友人たちの姿もある、
ミッキーが何が望みかと声をあげると、
何処からともなく声がした。
『我らの友となれ…
共に踊り我らの願いを叶えよ…
闇と光を繋ぎ、一夜限りの、
我らの夢を!!』
友となれ、その言葉に
ミッキーとねえむは顔を
見合わせる。
ゴーストたちは、ただ現世に
いた時のように楽しみたいだけ。
それには体が必要だった、
ということのようだ。
憑かれている友人たちには
悪いけれどゴーストたちの願いを
かなえてあげよう。
これはハロウィーンだからこそ
出来ることなのだから。
「わかった、一緒に踊ろう!
今夜だけ!!」
ミッキーの合図を皮切りに
先ほどまでのおどろおどろしい
雰囲気は消え去り、軽快な
音楽とともにゴーストと
舞踏会の参加者も
入り乱れてのダンスパーティが
始まった。
「そういうことなら、
早く言ってくれたらよかったのにね。」
「ハハッ、だけど悪いゴースト
たちじゃなくて、ほんとによかったよ!」
ホッと胸をなでおろして、
ねえむはミッキーの肩を叩いた。
「ホント、それじゃ
私たちも踊ろっか!
遅刻しちゃってごめんね?」
「うん、踊ろう!気にしないで。
ドレス、とってもよく似合ってる!」
「あ、ありがと!」
ねえむは照れ隠しに
大きくステップを踏み出した。
夜はまだ長い、
マスカレードは始まったばかりだ。
end
