夢の国
名前
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※オンリートゥナイト!その後
「おい海賊!お前ねえむと
一緒にいたようだが、
まさか何もしてないだろうな!」
様子がおかしかったぞ!とぷんぷん
怒りながら守り神が海賊の長に
指を突きつけますが、
海賊の長は何食わぬ顔で
そうだったか?などと言っています。
その横からぴょこんとキョンシー
兄弟が顔を出して口を挟み、
「女の顔赤かったアル!」
「ちゅーしてたアル!見たアルー!」
騒ぎ立てるキョンシー兄弟の後ろから
女神が顔を真っ赤にして
(ゴーストでも顔色が悪いばかりでは
ないということですね)
金切り声をあげて怒り出しました。
「んまぁ~!なんて野蛮なんですの!
あんな年端もいかないレディに手を
出すだなんてッ!」
その声に耳を押さえて、海賊の長は
キョンシー兄弟に余計なことを
いうものじゃない、と目で訴えました。
女王はそんな彼を見てため息。
「手癖が悪いのは死んでも
変わらぬということじゃの…
ねえむという小娘も災難なことじゃ。」
「手癖が悪いとは人聞きの悪い。
私は海賊ですよ、女王。
奪えるものは奪いたいものだ、
彼女はとてもいい女でね。」
まだ隣で喚きたてる神2柱や
兄弟から離れるように女王の
横へ移動し、海賊の長は
船首の人魚を見つめます。
女王は海賊の長に薄く憐れみの
ように笑い掛けました。
「フ、口が減らぬ男よ。
体があれば、時代が違えば
また違ったかもしれぬな…
とは言え、良き一夜じゃった。
楽しめたかお前達。」
声も高らかに女王が
ゴースト達に問います。
その声に先ほどまで
騒いでいた彼らも、
幾百、幾千年ぶりかの
光に満ちた夜の夢を
それぞれ口にしました。
「楽しかったアル~!
久々にイタズラ出来たネ」
「来年もアイツら来るアルか?」
キョンシー兄弟は無邪気に
飛び跳ね、来年への希望を。
「さあ…あたくし達が
出来るのは、この像の中で
待つことだけでしてよ。
彼らが来ようが来るまいが、
それまであたくしを楽しませて
下さいましね?守り神。」
女神はまだ半分夢の中の
ような心地で、次など来るのかしらと
小さくつぶやきました。
「仰せの通りに女神様!
はあ~、しかし来年まで待つと
なると、気の長い話だな」
守り神はその夢に
つきあうことに。
(本人は至って満足なのです)
彼は何かの確信のように
来年の今日をすでに
待ちわびています。
「貴様は気が短いんだ守り神。
気ままに過ごしていれば
1年などまたすぐ来るだろう」
その守り神に口を
挟むのは海賊の長。
もちろん守り神が黙っている
はずもなく。
「うるさいじょ!海賊!
ボクはお前みたいに何も
考えないで日々過ごしてる
訳じゃないんだよ!」
怒り始めた守り神の
言葉は端々に今までなかった癖が。
なんだか舌っ足らずで、
まるで、
「おや守り神、あのアヒルの
口癖がうつっておるぞ。
よほど馴染んだと見える」
そう、ドナルドのようですね。
「なるほど、単細胞なところが
シンクロしたか。」
「クスクス!馬鹿!」
「馬鹿!クスクス!」
「グワーッ!!お前達ー!」
またしても海賊にからかわれ、
兄弟には輪唱のように
馬鹿にされ、かわいそうな
守り神。
「あたくしは嫌いじゃありませんわ。
そのままでよろしくてよ」
「そ、そうですか…?
まあ女神様がおっしゃるなら…」
女神の制止もかかって、
なんとか落ち着いたゴーストたちの
住処。
星は妖しげにきらめき、
外で流れる音楽は次第に緩やかで
静かになって行きました。
「さて、今頃はまた生者同士で
舞踏会の続きでもしておるのかの」
女王はちら、と
海賊の長を見やりまたも薄く、
意味深に笑い掛けました。
海賊の長は女王の目を
見るでもなく
遠くを見つめて
「そう見える。
あの男と踊れたか、ねえむ」
少女の名前をぽつりと
こぼすのでした。
end
「おい海賊!お前ねえむと
一緒にいたようだが、
まさか何もしてないだろうな!」
様子がおかしかったぞ!とぷんぷん
怒りながら守り神が海賊の長に
指を突きつけますが、
海賊の長は何食わぬ顔で
そうだったか?などと言っています。
その横からぴょこんとキョンシー
兄弟が顔を出して口を挟み、
「女の顔赤かったアル!」
「ちゅーしてたアル!見たアルー!」
騒ぎ立てるキョンシー兄弟の後ろから
女神が顔を真っ赤にして
(ゴーストでも顔色が悪いばかりでは
ないということですね)
金切り声をあげて怒り出しました。
「んまぁ~!なんて野蛮なんですの!
あんな年端もいかないレディに手を
出すだなんてッ!」
その声に耳を押さえて、海賊の長は
キョンシー兄弟に余計なことを
いうものじゃない、と目で訴えました。
女王はそんな彼を見てため息。
「手癖が悪いのは死んでも
変わらぬということじゃの…
ねえむという小娘も災難なことじゃ。」
「手癖が悪いとは人聞きの悪い。
私は海賊ですよ、女王。
奪えるものは奪いたいものだ、
彼女はとてもいい女でね。」
まだ隣で喚きたてる神2柱や
兄弟から離れるように女王の
横へ移動し、海賊の長は
船首の人魚を見つめます。
女王は海賊の長に薄く憐れみの
ように笑い掛けました。
「フ、口が減らぬ男よ。
体があれば、時代が違えば
また違ったかもしれぬな…
とは言え、良き一夜じゃった。
楽しめたかお前達。」
声も高らかに女王が
ゴースト達に問います。
その声に先ほどまで
騒いでいた彼らも、
幾百、幾千年ぶりかの
光に満ちた夜の夢を
それぞれ口にしました。
「楽しかったアル~!
久々にイタズラ出来たネ」
「来年もアイツら来るアルか?」
キョンシー兄弟は無邪気に
飛び跳ね、来年への希望を。
「さあ…あたくし達が
出来るのは、この像の中で
待つことだけでしてよ。
彼らが来ようが来るまいが、
それまであたくしを楽しませて
下さいましね?守り神。」
女神はまだ半分夢の中の
ような心地で、次など来るのかしらと
小さくつぶやきました。
「仰せの通りに女神様!
はあ~、しかし来年まで待つと
なると、気の長い話だな」
守り神はその夢に
つきあうことに。
(本人は至って満足なのです)
彼は何かの確信のように
来年の今日をすでに
待ちわびています。
「貴様は気が短いんだ守り神。
気ままに過ごしていれば
1年などまたすぐ来るだろう」
その守り神に口を
挟むのは海賊の長。
もちろん守り神が黙っている
はずもなく。
「うるさいじょ!海賊!
ボクはお前みたいに何も
考えないで日々過ごしてる
訳じゃないんだよ!」
怒り始めた守り神の
言葉は端々に今までなかった癖が。
なんだか舌っ足らずで、
まるで、
「おや守り神、あのアヒルの
口癖がうつっておるぞ。
よほど馴染んだと見える」
そう、ドナルドのようですね。
「なるほど、単細胞なところが
シンクロしたか。」
「クスクス!馬鹿!」
「馬鹿!クスクス!」
「グワーッ!!お前達ー!」
またしても海賊にからかわれ、
兄弟には輪唱のように
馬鹿にされ、かわいそうな
守り神。
「あたくしは嫌いじゃありませんわ。
そのままでよろしくてよ」
「そ、そうですか…?
まあ女神様がおっしゃるなら…」
女神の制止もかかって、
なんとか落ち着いたゴーストたちの
住処。
星は妖しげにきらめき、
外で流れる音楽は次第に緩やかで
静かになって行きました。
「さて、今頃はまた生者同士で
舞踏会の続きでもしておるのかの」
女王はちら、と
海賊の長を見やりまたも薄く、
意味深に笑い掛けました。
海賊の長は女王の目を
見るでもなく
遠くを見つめて
「そう見える。
あの男と踊れたか、ねえむ」
少女の名前をぽつりと
こぼすのでした。
end
