夢の国
名前
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※クラシック短編
「グーフィーの禁煙」から
「お疲れ様、グーフィー。
喉乾いたんじゃない?
どうぞ。」
「ありがとう、ねえむちゃん!」
撮影が終わって、
使った(作り物の)タバコを
拾い上げながら
こちらへ戻ってくる
グーフィーに
水を渡す。
受け取った本人はさっきまで
猛烈なスピードとテンションで
演技していたというのに
まったく笑顔だ。
俳優ってみんなこうなのかしら。
(多分、きっと違うと思う)
「流石っていうかなんていうか…」
「お仕事だからね、
全力でやらなきゃ!
ちゃんと演技できてた?」
そう言われて、ニコチン中毒者、
ジョージを演じる
グーフィーを思い出す。
「迫真すぎてむしろ若干
引いたよジョージ…」
美しさも、華もない、
ただ、彼の演技は「迫真」だった。
そんな感想しか出てこなかった
自分を恨んだけど、
グーフィーはこともなげに笑った。
「あひょ、そのくらいの
方がいいんだよ。
特に今回はタバコの
中毒性についての話だもん、
子供にも怖さが伝わらなきゃね」
何も考えてなさそうな飄々とした
態度の裏で、息子さんの
ことを考えながらの演技だったの
かしらなんて思ったら
「うふ。」
微笑ましくて
「?、なあに?」
羨ましくて
「かっこいいよ、グーフィー」
「それはどうも!」
おほほと笑って照れる頬に、
私が奥さんなら
キスを落としてあげられるのに。
end
「グーフィーの禁煙」から
「お疲れ様、グーフィー。
喉乾いたんじゃない?
どうぞ。」
「ありがとう、ねえむちゃん!」
撮影が終わって、
使った(作り物の)タバコを
拾い上げながら
こちらへ戻ってくる
グーフィーに
水を渡す。
受け取った本人はさっきまで
猛烈なスピードとテンションで
演技していたというのに
まったく笑顔だ。
俳優ってみんなこうなのかしら。
(多分、きっと違うと思う)
「流石っていうかなんていうか…」
「お仕事だからね、
全力でやらなきゃ!
ちゃんと演技できてた?」
そう言われて、ニコチン中毒者、
ジョージを演じる
グーフィーを思い出す。
「迫真すぎてむしろ若干
引いたよジョージ…」
美しさも、華もない、
ただ、彼の演技は「迫真」だった。
そんな感想しか出てこなかった
自分を恨んだけど、
グーフィーはこともなげに笑った。
「あひょ、そのくらいの
方がいいんだよ。
特に今回はタバコの
中毒性についての話だもん、
子供にも怖さが伝わらなきゃね」
何も考えてなさそうな飄々とした
態度の裏で、息子さんの
ことを考えながらの演技だったの
かしらなんて思ったら
「うふ。」
微笑ましくて
「?、なあに?」
羨ましくて
「かっこいいよ、グーフィー」
「それはどうも!」
おほほと笑って照れる頬に、
私が奥さんなら
キスを落としてあげられるのに。
end
