RKRN夢ネタ置き場
優しい伊作くんに脳を焼かれる夢主の話。
例えば地に落ちた小鳥の死骸を見つけたとき。
憐れんで埋めてお墓を作ってあげるのが伊作くん。
つまんで道の脇にポイッと投げる女が夢主。
前者伊作くん、が人間の気持ちを大事にするタイプ。
後者夢主、物事の道理を考えるタイプ。
獣なり虫なり、地上の骸を糧につなぐ命もあるだろうにな、の気持ち
見るも無惨ではあるけれど、それは見た人の気分の問題でしかなくて
野犬に食われた猫がいたとして。
野犬に食われた猫も野犬の糧になったし、そうなるまでの間に猫もバッタやカエル、ネズミに小鳥を食らって生きていただろうに、猫の死だけを悲しむのは、そんなのは道理が通らないのでは? となるのが夢主。
そんなことは十も二十も承知の上で、それでもどうしても我慢ならないから自分のためだけに野犬の糧を奪い猫ちゃんを助けるのだ! とエゴを承知で自分のためにそれを行うのが伊作くん。
そんな伊作くんに脳を焼かれてる夢主の話。
ヘキルート(死別)と解釈ルート(生存)がある。
●ヘキルート
お互いの思想を理解し、自分とは違うが尊重しあっている相手を看取ることになった伊作くん、もしくは夢主のルート。お互いに特別な感情をいだいて大事には思っているが、想いを告げることはなかったパターン。
伊作くんが夢主を看取る場合。
繋ごうと思えばまだ命を繋げるかもしれないが夢主の頼みを聞いて介錯してくれるし、遺体は顔も性別もわからなくして野ざらしにしてくれる。
顔は素性が知られないため。性別は女性の遺体と見て無体を働かれないため(これは夢主は頼んでないが、伊作として許せないので)、野ざらしにするのは野の獣の糧になるため。
夢主が伊作くんを看取る場合。
伊作くんだけは楽にしてやれないし、逝ってしまったあとは悩みに悩んだ末にリスクを負ってでも戦場から遺体を持ち帰って大事に清め、一生菩提を弔う。意味がないと思いながらも。そんな道理が通らない自分の行動を心底嫌悪し続ける。
自分の信念をたったひとりこの人がためだけに曲げてしまう、というのがものすごく夢だな、と思うとともに、個人的ににんたま夢でこんな薄暗いのは解釈違い。
だがヘキである。ゆえにヘキルート
●解釈ルート
ヘキと解釈の一致を試みた結果派生したルート。
書き手の感想「両想いらぶらぶハッピーエンド」
伊作くんを庇って重傷を負った夢主。
すぐに命どうこうではないが体が不自由になることが確定した怪我、もちろん伊作くんが処置をして、でもその医療知識でもう戻らないのがよくわかる。
この人は、そうまでして生きたくないと言うだろうか、と悩む伊作くんとその顔をじっと見つめる夢主。
もちろん置いていってほしいけど、欲を言えば一思いに殺してほしいけど、でもそれを言えばこの優しい人の傷になってしまうなぁ、それは嫌だ……とこっちも悩む。お互いのことを思い合う、愛、美しい。
意を決した用に顔をあげた伊作くんが夢主を睨みつけて「連れて帰る。異論は聞かない」と断言するから、夢主が眉を下げて「ありがとう、私も一緒に帰りたいから……私を助けてくれ、伊作」と手を握る。
信念もプライドも自由も捨ててでも伊作くんの心を守りたい夢主と、守られたことがわかって情けないながらも譲れない伊作くんの話。
案の定介護なしには日常生活を送れなくなった夢主に、僕は優しくなんかない、と責任感と罪悪感をしっかり握りしめる伊作くんと、自分が弱く脆かったせいで伊作に荷物を負わせてしまい申し訳ないなあの気持ちの夢主。
お互いにお互いが幸せになるためだったら手を離せる二人だけど、体が不自由になった夢主を置いて幸せになれる伊作ではない。だったら二人で幸せになればいいのかと言うと、ただの荷物でしかない自分を伊作に負わせる夢主でもないので、結婚へのハードルはとても高い。伊作も夢主がそれを嫌がるのをわかっている。
夢主の身体が不自由になったあとはかなり恋愛色強くなりそう
伊作は「こうなる前に好きだって言えばよかった。今言ってもきっと信じてくれないだろうな」と悩むし、夢主は「信じられないだろうけど、私はもともときみのことが大好きなんだよ」って言うし、伊作は「それは十分すぎるくらいに感じてるよ。そうでなければきみはこうして生きていてはくれないだろう」って照れつつも確信してるようなやつなので
なんで夢主が「信じられないだろう」なんて言うのかと言うと、伊作の善行をさんざんディスっていたからである。意味がないとか、賽の河原の石積みだとか、それはエゴだよとか、とにかくさんざんな言いようだったので。
伊作が「今言っても信じてくれない」と思うのは夢主が伊作を庇って身体が不自由になったから。憐憫と責任で言っているとしか見えないだろうな、そうじゃないのに。というもの。
こんな調子なのでそのうちお互い気持ちは通じ合う。
夢主に「きみの子どもを産みたいな」って冗談ぽく言われて、それがいまの夢主の身体には負担が大きすぎることがお互いわかった上での発言で、色んな意味で悶絶する伊作くん。
・単に言葉通りの意味
・不自由な身体で生きることがつらく、解放されたいという弱音を吐いて甘えている様子
・しかしまあ、こんな身体には勃つまいな(笑)を含んだからかい
・その辺すべてひっくるめてこれで通じるしそれが許される関係性であるという認識
の夢主とそれを正しく受信した伊作くんの煩悶
「彼女は勃たないだろうと高を括っているようだけど全然勃つんだよなこっちはさ!」な伊作くん。むしろ伊作への愛しかない傷痕だぞ。伊作を庇い、不本意でも伊作のために死なずに生きてくれた証の傷なので。まるごと愛しいしかない。それを見せつけてわからせてやりたい気持ちはありつつも、子を望んでくれて嬉しい気持ちもありつつも、もし子を成せても、運よく無事に育っても、出産に耐えられる身体ではないから、伊作はそれを許してやれない。という悶々。
おまけ。伊作の解釈。
怪我人がいるという嘘で騙されたら「怪我人がいなくてよかった」と言いそうな気もするが、個人的にはそこはしっかり見抜いて騙されないと思う。
騙されてついていく間に救えたはずの人を取りこぼすかもしれないし、自分だけではなくそれが自分を想う誰かの窮地に繋がると自覚しているだろうから。
伊作は夢見がちで無力で愚かなお荷物ではなくて、能力を持った頑固で愚かなたった一つの救急箱だと思ってる。
騙そうと演技する敵に対して困ったように笑って
「残念だけど、ぼくはいけません」
「見捨てるんですか!?」
なんてやりとりの上で不自然な点を一つずつ指摘して、
「ぼくが行けば助かる命があるのなら、どんなに危険でもいきましょう。でもそこに怪我も病もないのなら、ぼくはいけません。ごめんね」
って凪いだ顔すると思っている。
本当に怪我を負っておびき寄せようとする罠であればかかって怪我を治療したあと
「こんなことのために自ら傷を負わないでください」
「お前……気付いて!?」
「当たり前です」
「じゃあなんで……」
「怪我をした人がそこにいたから」
とかやって相手を惚れさせて事なきを得ているはずです。
何人現地妻作れば気が済むんだ伊作!
現地妻全員「この危なっかしいお人好し……おれが守ってやらないと……」とか思ってる
全員「持てる全てを与えてしまおうとするお前に、おれだけは与える方でありたいのだ」とか思ってる
ヒロイン力の強い伊作
伊作に脳焼かれた身体が不自由になってる夢主「伊作の身勝手で残酷な博愛が、その図太さが、私はすきだよ。ずうっと図々しいままの伊作でいてくれ」
例えば地に落ちた小鳥の死骸を見つけたとき。
憐れんで埋めてお墓を作ってあげるのが伊作くん。
つまんで道の脇にポイッと投げる女が夢主。
前者伊作くん、が人間の気持ちを大事にするタイプ。
後者夢主、物事の道理を考えるタイプ。
獣なり虫なり、地上の骸を糧につなぐ命もあるだろうにな、の気持ち
見るも無惨ではあるけれど、それは見た人の気分の問題でしかなくて
野犬に食われた猫がいたとして。
野犬に食われた猫も野犬の糧になったし、そうなるまでの間に猫もバッタやカエル、ネズミに小鳥を食らって生きていただろうに、猫の死だけを悲しむのは、そんなのは道理が通らないのでは? となるのが夢主。
そんなことは十も二十も承知の上で、それでもどうしても我慢ならないから自分のためだけに野犬の糧を奪い猫ちゃんを助けるのだ! とエゴを承知で自分のためにそれを行うのが伊作くん。
そんな伊作くんに脳を焼かれてる夢主の話。
ヘキルート(死別)と解釈ルート(生存)がある。
●ヘキルート
お互いの思想を理解し、自分とは違うが尊重しあっている相手を看取ることになった伊作くん、もしくは夢主のルート。お互いに特別な感情をいだいて大事には思っているが、想いを告げることはなかったパターン。
伊作くんが夢主を看取る場合。
繋ごうと思えばまだ命を繋げるかもしれないが夢主の頼みを聞いて介錯してくれるし、遺体は顔も性別もわからなくして野ざらしにしてくれる。
顔は素性が知られないため。性別は女性の遺体と見て無体を働かれないため(これは夢主は頼んでないが、伊作として許せないので)、野ざらしにするのは野の獣の糧になるため。
夢主が伊作くんを看取る場合。
伊作くんだけは楽にしてやれないし、逝ってしまったあとは悩みに悩んだ末にリスクを負ってでも戦場から遺体を持ち帰って大事に清め、一生菩提を弔う。意味がないと思いながらも。そんな道理が通らない自分の行動を心底嫌悪し続ける。
自分の信念をたったひとりこの人がためだけに曲げてしまう、というのがものすごく夢だな、と思うとともに、個人的ににんたま夢でこんな薄暗いのは解釈違い。
だがヘキである。ゆえにヘキルート
●解釈ルート
ヘキと解釈の一致を試みた結果派生したルート。
書き手の感想「両想いらぶらぶハッピーエンド」
伊作くんを庇って重傷を負った夢主。
すぐに命どうこうではないが体が不自由になることが確定した怪我、もちろん伊作くんが処置をして、でもその医療知識でもう戻らないのがよくわかる。
この人は、そうまでして生きたくないと言うだろうか、と悩む伊作くんとその顔をじっと見つめる夢主。
もちろん置いていってほしいけど、欲を言えば一思いに殺してほしいけど、でもそれを言えばこの優しい人の傷になってしまうなぁ、それは嫌だ……とこっちも悩む。お互いのことを思い合う、愛、美しい。
意を決した用に顔をあげた伊作くんが夢主を睨みつけて「連れて帰る。異論は聞かない」と断言するから、夢主が眉を下げて「ありがとう、私も一緒に帰りたいから……私を助けてくれ、伊作」と手を握る。
信念もプライドも自由も捨ててでも伊作くんの心を守りたい夢主と、守られたことがわかって情けないながらも譲れない伊作くんの話。
案の定介護なしには日常生活を送れなくなった夢主に、僕は優しくなんかない、と責任感と罪悪感をしっかり握りしめる伊作くんと、自分が弱く脆かったせいで伊作に荷物を負わせてしまい申し訳ないなあの気持ちの夢主。
お互いにお互いが幸せになるためだったら手を離せる二人だけど、体が不自由になった夢主を置いて幸せになれる伊作ではない。だったら二人で幸せになればいいのかと言うと、ただの荷物でしかない自分を伊作に負わせる夢主でもないので、結婚へのハードルはとても高い。伊作も夢主がそれを嫌がるのをわかっている。
夢主の身体が不自由になったあとはかなり恋愛色強くなりそう
伊作は「こうなる前に好きだって言えばよかった。今言ってもきっと信じてくれないだろうな」と悩むし、夢主は「信じられないだろうけど、私はもともときみのことが大好きなんだよ」って言うし、伊作は「それは十分すぎるくらいに感じてるよ。そうでなければきみはこうして生きていてはくれないだろう」って照れつつも確信してるようなやつなので
なんで夢主が「信じられないだろう」なんて言うのかと言うと、伊作の善行をさんざんディスっていたからである。意味がないとか、賽の河原の石積みだとか、それはエゴだよとか、とにかくさんざんな言いようだったので。
伊作が「今言っても信じてくれない」と思うのは夢主が伊作を庇って身体が不自由になったから。憐憫と責任で言っているとしか見えないだろうな、そうじゃないのに。というもの。
こんな調子なのでそのうちお互い気持ちは通じ合う。
夢主に「きみの子どもを産みたいな」って冗談ぽく言われて、それがいまの夢主の身体には負担が大きすぎることがお互いわかった上での発言で、色んな意味で悶絶する伊作くん。
・単に言葉通りの意味
・不自由な身体で生きることがつらく、解放されたいという弱音を吐いて甘えている様子
・しかしまあ、こんな身体には勃つまいな(笑)を含んだからかい
・その辺すべてひっくるめてこれで通じるしそれが許される関係性であるという認識
の夢主とそれを正しく受信した伊作くんの煩悶
「彼女は勃たないだろうと高を括っているようだけど全然勃つんだよなこっちはさ!」な伊作くん。むしろ伊作への愛しかない傷痕だぞ。伊作を庇い、不本意でも伊作のために死なずに生きてくれた証の傷なので。まるごと愛しいしかない。それを見せつけてわからせてやりたい気持ちはありつつも、子を望んでくれて嬉しい気持ちもありつつも、もし子を成せても、運よく無事に育っても、出産に耐えられる身体ではないから、伊作はそれを許してやれない。という悶々。
おまけ。伊作の解釈。
怪我人がいるという嘘で騙されたら「怪我人がいなくてよかった」と言いそうな気もするが、個人的にはそこはしっかり見抜いて騙されないと思う。
騙されてついていく間に救えたはずの人を取りこぼすかもしれないし、自分だけではなくそれが自分を想う誰かの窮地に繋がると自覚しているだろうから。
伊作は夢見がちで無力で愚かなお荷物ではなくて、能力を持った頑固で愚かなたった一つの救急箱だと思ってる。
騙そうと演技する敵に対して困ったように笑って
「残念だけど、ぼくはいけません」
「見捨てるんですか!?」
なんてやりとりの上で不自然な点を一つずつ指摘して、
「ぼくが行けば助かる命があるのなら、どんなに危険でもいきましょう。でもそこに怪我も病もないのなら、ぼくはいけません。ごめんね」
って凪いだ顔すると思っている。
本当に怪我を負っておびき寄せようとする罠であればかかって怪我を治療したあと
「こんなことのために自ら傷を負わないでください」
「お前……気付いて!?」
「当たり前です」
「じゃあなんで……」
「怪我をした人がそこにいたから」
とかやって相手を惚れさせて事なきを得ているはずです。
何人現地妻作れば気が済むんだ伊作!
現地妻全員「この危なっかしいお人好し……おれが守ってやらないと……」とか思ってる
全員「持てる全てを与えてしまおうとするお前に、おれだけは与える方でありたいのだ」とか思ってる
ヒロイン力の強い伊作
伊作に脳焼かれた身体が不自由になってる夢主「伊作の身勝手で残酷な博愛が、その図太さが、私はすきだよ。ずうっと図々しいままの伊作でいてくれ」
