素敵な夢になりますように…
先生と、初恋 4
Name change
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「…、」
「!NAME2、」
「…ぅ…、せん、せ…?」
「目覚めたか。…気分はどうだ?」
「っ、あ、相澤先生…!そ、その包帯…、だ、大丈夫なんですか!?…て、あれ?私…なんで…」
気がつくと、見慣れないベッドの上に乗っていて、横には全身包帯だらけの相澤らしきミイラ男が座っていた。どうやら病院のようだ。
「俺に個性使った反動で気を失ったらしい。…無茶、させたな。」
「そ、そんなこと…それに、先生のその包帯…」
「あー、大袈裟にされてるだけだ。…まあ、お前の力がなかったら危なかった。俺が助ける立場なのに逆に助けられたな。ありがとう、命の恩人だ」
「わ、私こそ…!あの時、先生が守ってくれなかったら私きっと生きてませんでした。ほんとに、ありがとうございます…!」
「…お前に、怪我がなくて良かったよ。」
「先生…」
相澤の表情は全く分からないが、なんとなく、微笑んでいるような気がしてNAMEはほっと息をついた。
「他のみんなも、緑谷以外はほぼ無傷だ。その緑谷も無事だそうだ」
「良かった…。」
「…明日は臨時休校になった。でだ。俺は入院。」
「え…」
「まあ今日明日だけだろ。明後日には…おい、ただの検査入院だ。気にするな」
「で、でも…やっぱり私の力が足りなくて」
「お前の所為じゃない。俺の力不足なだけだ。そこ、ウダウダ考えるのやめろよ」
「は、はい…」
「で、俺が家に帰れない間だが…」
「俺がお邪魔するぜェ!!!」
「!マ、マイク先生」
「…ま、そういうことだ。事情を知ってて動けるのはコイツだけだからな。」
マイクの登場に、やはり分からないが溜息をついたであろう相澤の雰囲気に、マイクは不満そうに眉間に皺を寄せた。
「オイオイ、溜息つくなよイレイザー!安心しろって!お前がいない間は俺がしっかりNAMEちゃんを守るからよ!」
「あぁ、任せたぞ」
「マイク先生もお忙しいのに…ほんとにありがとうございます。」
「いいってことよ!んじゃ、俺達は帰ろうぜ!ってその前に、…俺的には目の保養っつー感じでいいんだけどよ、それで帰るのはさすがに目立つよなァ?」
「え。…あっ/////そ、そうですね、えっと、き、着替えます!」
救助訓練で着ていたコスチュームのまま病院に運ばれた為、未だその服のままの状態にNAMEは恥ずかしがりながら着替えを探し出す。
外に出てると告げて、相澤はマイクを足蹴にしながらドアの外で睨みつけた。
「おい、マイク。俺がいない間、あいつに変なことするなよ」
「オイオイ、変なことってなんだよ。するわけねぇーじゃん!ま、お前は心配すんなって!」
「……」
多少、いや、かなりの不安を残しつつ、相澤は二人を見送った。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「そういやNAMEちゃんよ、流れ的に消太と住むことになっちまってるけど彼氏とかそーゆーのはいないのか?もしいたらこの状況、困ってんじゃないの?」
「え、いませんいません!そーゆー人は、出来たこと、ないので…」
「カーッ!ピュアかよ!眩しいぜ!」
帰りの道中そんなやり取りになり、NAMEは丁度良い機会だと問い掛けた。
「先生こそ…、そういう方はいないんですか…?あ、相澤先生も…、私がいることでデートとか、出来ないんじゃ…」
「残念ながら俺たちゃフリーよ!消太は知らねーけど、俺はホラ、1人に決めちゃうと他のハニー達が悲しんじゃうだろー?」
「あ、なるほど。ヒーローですもんね、モテモテですよね」
ほっとしつつも少し複雑な気分になったが、NAMEは初めて相澤の家に来た時の相澤の言葉を思い出した。
『まあ、…部屋に女を連れ込むことなんてないからな』
…少なくとも、女性を家にあげたのは私が初めてってことなのかな…?
まあ…事情が事情だから仕方ないんだけど…。でも、ちょっとだけ、特別な感じがして嬉しいな。
「?なんだなんだー?ご機嫌そうじゃねえの。お、さては俺に恋人がいなくて安心したかー!?」
「あはっ、はい、そんなとこです!」
「お、おおっ、そ、そーか!いやぁーやっぱりモテる男は大変だぜ」
NAMEの笑顔に、マイクは思わず鼓動が高鳴った。しかしそんなことには全く気付かないNAMEは、今日の晩ご飯は何にしましょうか〜、と話題を変えて頭を悩ませている。
『俺のいない間、あいつに変なことするなよ』
あれにしようか、それともこれにしようか、と隣でブツブツ言っているNAMEを見つめながら、マイクは先程相澤に忠告されたことを思い出していた。
…生徒に手を出す気はさらさらねぇんだが…、もしかしてこれは結構ヤバかったりするんじゃねぇのか…?
マイクはそんなことを思いながら、一抹の不安を募らせていた。
「んーーー!ウマイ!!いつ食べてもNAMEちゃんの料理は最高だぜ!!」
「ふふっ、いつもそう言ってもらえるので作りがいがあります」
「あ、そーだ。明日学校は休みなんだけどな、俺出勤なのよ。家で留守番しててもらっていいか?」
「あ、そしたら、私相澤先生のお見舞いに行ってきてもいいですか?」
「ああ、たしかにそれがいいな!じゃあ帰りは俺が迎えに行くから病院で待っててくれるか?」
「はいっありがとうございます」
「身の回りの世話もしてやらねぇとだぜ。両手使えなくて不便だろうからな!」
「!そ、そっか…、そうですよね」
「今頃、白衣の天使ちゃん達にご飯とか食べさせてもらえてるんだろうなァ!羨ましいぜまったく!」
「!」
マイクの一言により、NAMEの顔はみるみるサーッと青ざめていく。
…そ、そう、だよね…、先生、ご飯食べれないし…今頃看護師さんに…
『ハイ、相澤さん。アーンして。』
『…やめてください。一人で食べられますから…』
『あら、ダメですよ動かしたら。相澤さんのお世話は私に任せてください。…それとも、口移しの方が良かったりするのかしら』
『そ、そんなこと…』
『まあ、照れてます?お顔が見れなくて残念だわ。ご飯食べ終わったら包帯替えますから全部脱いでくださいね。』
『ぜ、全部脱ぐ必要は…』
『お身体拭かせてくださいな。それに…私、相澤さんの身体、診てみたいな。ダメ?』
『っ////』
『ご飯も食べづらいから、もう包帯取りましょう?』
『あっちょっ、上に乗らな…』
『さあ服脱いで』
『やめっ…///////〜〜〜〜〜!!』
「っダメダメダメーっ!!」
ービクッ「っ⁉︎NAMEちゃんどうしたァ!?」
ーハッ「あっ⁉︎…えっと//////…す、すみません、なんでもないです…」
「???」
胸元が露わになったグラマラスボディのナースに迫られる相澤、というあり得ない妄想がつい膨らんでしまい、NAMEはブンブンと頭を振った。
一方、その頃の相澤は…
「え。相澤さん、まさかゼリーしか食べない気ですか」
「ええ、まあ。これで十分です。」
「だめですよ、ちゃんと食べないと…治るもんも治りませんよ!」
「あー、まだ口ん中も切れててうまく開かないんで。今日はこれで大丈夫です」
男性看護師に呆れられながら、器用にギプスの間に栄養ゼリーを挟んで吸っていた。
…今頃、マイクとNAME2も晩飯食ってる頃か。…マイクのやつ、またバカみたいに騒いでんだろうな。
………ていうか…、あいつNAME2と同じベッドで寝たりしねぇだろうな…
『…マイク先生、怖くて眠れないの』
『ヨシヨシ、そんなこったろーと思ってたぜ?俺が一緒に寝てやるよ。それなら安心だろ?』
『…先生?ちょ、ちょっと近くないですか?…そ、それに/////あの、手、が、胸にあたってます////』
『Oh..バレちまったか?なんならこのままイケナイことしちまうか。そうすりゃ余計なこと考えなくてすむぜ?』
『えっ、イケナイことって…』
『こーゆーこと』
『っやぁんっ////先生っダメェっ〜〜〜』
ーガツンッ「っ!痛って…!!」
用意してもらっていた目の前のテーブルに腕をぶつけ、いかがわしい妄想から現実に戻った相澤だった。
その後もお互いに変な妄想が止まらず、中々寝付けない相澤とNAME。マイクだけは、ソファですやすやと眠りについたのだった。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
ー翌日、病院前…。
「じゃあ消太によろしくな!また帰り迎えに来るけど暇んなったら先に帰っててくれ!ただし、帰る時は昼間のうちに!そんで人通りの多い所を通ること!ドゥユアンダースタン?」
「はい!送ってくれてありがとうございました。でも大丈夫です。相澤先生の、夜ご飯のお手伝いまでは絶対居ますっ!」
と、そんなNAMEに随分気合が入ってんなと思いながら、マイクは学校へと向かっていった。
ーコンコンコン
《…ドーゾ》
ノックをすると、扉の向こうからいつも通りの気怠げな声が聞こえてきて、NAMEは少しだけ安心しながら扉を開けた。
「おはようございます」
「NAME2…。どうした、こんな朝早くから」
「マイク先生は学校に行かれたので、同じタイミングで出てきました。先生のお見舞いがてら着替えとか持ってきたり、」
「あぁ、助かる」
「…あとは、身の回りのお世話をしたり、とか…」
「あ?なんか言ったか?」
「いっいえ!何も言ってません////」
後半はゴニョゴニョと小声で話した為、相澤には届いてないが、それでもNAMEは少し気合を入れる。
そうこうしているうちに、病室に朝食が運ばれてきた。
「おはようございます、相澤さん。あれ?君は確か昨日運ばれてた雄英の…」
「あっ、お、おは、おはようございます!私は、あのっ」
「あー、…俺の姪っ子なんです。着替えとか持ってくるよう頼んでたんですよ。」
「へー!親戚に生徒さんがいらっしゃるんですね!さすがヒーローの家系は優秀ですね」
チラリと相澤に目をやれば、そーゆーことにしておけとコッソリ言われた。看護師は朝食を準備すると、姪っ子さんからもちゃんと食べるよう言ってくださいよー、と声を掛けて部屋を後にした。
「男性の看護師さんなんですね」
「ん?」
「あ、いえ。こっちのことです。」
「?」
少し機嫌の良さそうなNAMEに、相澤の頭には疑問符が浮かんでいた。
「ていうか先生!またゼリー食べてたんですか?だめですよ、ちゃんと食べないと。治りが悪くなっちゃいます」
「お前もか」
「え?」
「いや、なんでもない」
全く同じ言葉を昨日も聞いたな、と思いながら相澤は自嘲気味にフッと笑った。
「食べられそうですか?」
「ああ、今日は食べるよ」
「……あ、あの、それでは!お、お手伝い、しますっ」
「…は?」
「先生、手、まだ使えませんよね?」
「いや、スプーンくらいは」
「無理に動かすよりは良いと思うので!はいっ、アーンして、ください」
「………」
まさにキョトンとしてしまった相澤に、スプーンを持ち上げたまま固まったNAMEは、途端に居た堪れない気持ちが込み上げてきた。
「あ、////あは、な、なんちゃって…」
顔を真っ赤にしてスプーンを下げようとした矢先、パクっと相澤がスプーンを咥えた。
「っせ、せんせ⁉︎」
「…食わしてくれるんだろ?」
そう言って、包帯の隙間から見える口元をニヤリと持ち上げる相澤に、NAMEの胸はますます鼓動が速くなった。
「おいしい、ですか?」
「…まあ、健康的だな。…NAME2の作る飯の方が美味いよ。」
「っ//////、そ、そうですか…(な、なんか、さっきから先生ズルい…////)」
包帯で表情は見えないが、相澤の一言一言にNAMEはドギマギしてしまう。
そうして食事を終えると、NAMEは相澤に個性を使っていいかと持ち掛けた。
「…まあ、そうだな。お前の個性を伸ばす為にも使う機会が多いに越したことはない。だが、お前の許容範囲を知る為でもある。くれぐれも使い過ぎて気を失うなよ。どのくらい使えるのか体で覚えろ」
「はいっ」
では!と言って上着を脱ぎ出しキャミソール姿になるNAMEに、相澤は、直接肌に触れる方が効果が高いのは知ってはいるのだが、そうは言っても狼狽えた。
生徒とはいえ、一般的に見ればNAMEは美人だ。大人びて見える為制服を着ていなければ成人していると言われても違和感はない。おまけにスタイルも良い。というのも、八百万のように誰が見ても分かるスタイルの良さではなく、意外と、といったギャップのあるスタイルの良さだ。普段は分からないがコスチュームを着た時や、こうして服を脱いだ時などにはドキリとしてしまうような色っぽい身体をしている。
目を逸らす相澤をよそに、NAMEは、失礼します。と言ってベッドに乗り、ゆっくりと相澤を抱き締めた。
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