素敵な夢になりますように…
先生と、初恋 6
Name change
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~♪~♪~♪~
「んー、…なんだァ?まだ5時じゃねぇの…、今日は休みなんだからゆっくり寝かせてく」
「ミギャアッ(起きろ馬鹿!)」
「んおあっ!!?…猫ぉ?お前どっから…って、あ、そうか、お前消太だったな」
スマホの着信音が鳴り響く部屋でムニャムニャと寝惚けていたマイクは、相澤による猫パンチで飛び起きた。
勝手知ったる友の家。いつも窓を開けて寝るマイクの部屋に相澤は簡単に入室した。
「あ、ヤベ。電話鳴ってんな…、もしもーし!ハロー?」
『あっ、マイク先生!朝早くからごめんなさいっ、NAME2です』
「ん?NAMEちゃん?なによ、NAMEちゃんのモーニングコールなら俺っち大歓げ…ぃてっ」
NAMEからの電話にデレデレとするマイクの顔に、相澤は再びパンチした。
『た、大変なんです、にゃんこが窓から外へ出てしまって…!すぐ確認したんですけど見失っちゃったんです。…相澤先生も電話に出られなくて…』
「あーん?それならここに…」
消太ならここにいる、そう伝えようとしたマイクの視界に、思いきりブンブンと首を横に振る猫相澤が映る。
訳アリかと察したマイクは、ひとまずNAMEを安心させるようにした。
『え?なんですか?』
「あー、いや、なんでもなかったわ!…ま、気にすんなNAMEちゃん!あの猫、すぐ逃げ出すらしくてよ。居場所はこっちで把握できるから安心しな」
『あ、そ、そうなんですね…。それなら良かったです。でもすみません、今日の夕方まで預かるって約束だったのに…』
「あー、いいのいいの!ノープロブレム!どっちみち早めに引き取りに行くつもりだったし。いやー、助かったぜ!サンキューな!!」
そう明るく電話を切ったマイクは、真横からの怒りのオーラに気圧される。
「お、な、なんだよ…!そんな怒るなって!うまい事誤魔化してやったろー?わ、悪かったって!で、でもよ!NAMEちゃんと猫での生活も悪くなかったろ?あ…、もしかして消太、お前猫なのを良いことにNAMEちゃんにエッチなことしてねぇだろうな…ふぐおっ!!!!」
人の姿に戻ればまた傷だらけの身体になってしまう為、相澤はここぞとばかりにマイクをボコボコにした。
「お、おま…猫でも結構強いのな…」
元々のスペックが高いせいか、猫の力で打ちのめされただけだがまあまあなダメージを負ったマイクは、相澤が元に戻るまで家に置くのであった。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「先生、…ずっと、ずっと好きでした」
「NAME2…」
ついに明日に迫った雄英体育祭。目の前のNAME2は、頬を紅く染めて真っすぐ俺の目を見つめてくる。
「私、もう先生しか考えられないです」
「NAME2、落ち着け。お前は生徒で俺は教師だ」
「知ってます…。でも、そんなこと関係ないです」
「関係ないことはないだろ。よく考えろ。お前には、俺みたいなオッサンじゃなくて年相応の奴が」
「先生じゃなきゃ嫌っ」
「っ、NAME2、離れろ…、っあ…?」
「…先生、知ってました?私の個性、与えるだけじゃなくて奪うことも出来るんですよ」
抱きついてきたNAME2を引き剝がそうとした途端、急に自分の身体の力が抜けていく。
俺は、訳の分からないままNAME2に押し倒される形となってしまった。
「っ!?//////おっ、お前、いつの間に脱いで…!」
気が付けば、NAME2の制服はボタンがすべて外された状態で淫らにはだけ、下着が露わになっている。
女の子らしいその下着から零れそうになっているその胸に、白い肌に、柔らかそうな質感にどうしても目が釘付けになる。
「NAME2、くっ…、マジで…、離れろ」
「先生、…私が、嫌いですか…?」
「っ、そういう、ことを言ってんじゃ…」
「先生、ほんとのこと言って?」
「き、嫌いなわけ…ないだろ…!お前は、大事な生徒…」
「生徒の前に女なんです…!先生だって、教師の前に男の人でしょう?」
「バカなこと言うな…!俺は、お前を導いていかなきゃいけない立場なんだよ…!」
「…、じゃあ…、今だけでもいいです…」
「あ?なにを…」
「先生、お願い…キスして」
「ばっ…!やめろNAME2!」
力が一切入らない俺は、NAME2の顔がどんどん近づいてくるのが分かっているのに全く反応が出来ずにいる。
頭ではダメだと分かっているのに、NAME2の唇から目が離せない。
頼む…、それ以上はダメだ…!分かってくれNAME2…っ!
「…んせ…、先生っ?」
「ーっ…!?…、あ…?」
「大丈夫ですか?…魘されてましたよ」
「…」
気がつくと部屋は朝日が差し込んでいて、目の前にはNAME2が心配そうにベッドに横たわる俺を覗き込んでいた。
「…夢か…」
猫から人間に戻ってからというもの、何度もNAME2が夢に出てくるようになった。それもこれも、NAME2が俺を好きなどとバカなことを言ったからだ。
だが、あれは俺が猫の時にしか聞いてないし、それ以来そんな素振りも全く見せないこいつに、聞き間違いだったと俺は思うようにした。
そうした筈なのに、何度も夢に出てきてはNAME2の夢での行動はどんどんエスカレートしていく。
そして布団の下でギンギンに硬くなっている俺自身にも気が付き頭が痛くなった。
「珍しく私より前に先生が起きていなかったので部屋を覗いてしまいました。ひどく魘されてたので怪我が痛むのかと…」
「…っ、心配かけて悪かったな…、大丈夫だ、お前は早く支度しろ」
「…、は、はい。」
まだ心配そうに俺を見ていたNAME2は、ゆっくりと寝室を後にした。
相澤は自己嫌悪で死にそうなのを振り払い、今日は生徒達が待ちに待った雄英体育祭だと、頭を切り替えることにした。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「…NAME2」
「?はい、」
「お前の個性、…相手から体力を奪うことは可能なのか?」
「え?…、か、考えたこともなかったです…」
いよいよ始まる雄英体育祭。
生徒達が教室から控室へと移動する直前、相澤は、夢に出てきたNAMEの個性について思い出した。
「…俺にやってみろ」
「え、い、今ですか?」
「そうだ。まずはいつも通り少しだけ癒せ。いいか、少しだぞ」
「は、はいっ」
NAMEは、言われた通りにいつもの要領で個性を発動した。
ここ2週間の間に癒しのコントロールはかなり精度が上がり、微量な調整も難なく出来る様になっていた。
「よし、今の逆をイメージしてやってみろ。」
「逆…」
「お前は自分の体温を調整して、それを相手に与えてるはずだ。俺の体温を奪うつもりでやってみろ」
「は、はい…!(先生の体温を奪うイメージ…)」
NAMEは、包帯を外した相澤の腕に触れながら、頭の中でひたすらイメージを膨らませる。
すると、ドクン、と鼓動が大きく鳴り、それを境に一気に力が漲る感覚に陥った。
「お」
「ぅあ…?…、せ、先生…!」
「っう…、NAME2、ストップだ、できるか?」
「は、はぃ…っ、…、ハァ…、い、今…変な感じに…なりました…」
「あぁ…、よし、もう一度いつもの個性出してみろ」
「はいっ」
相澤からNAMEへ力が移動し、相澤は立つのもやっとな程力が抜け、NAMEは自分のキャパ以上の力が急に入ってきてドクドクと脈が暴れだす。
相手の力を奪える。という、この個性の新しい力にNAMEは驚きを隠せない。
「こんな事が出来たなんて…、先生、なんで気付いたんですか?私でも、思いつきもしなかったのに…」
不思議そうな顔で問い掛けるNAMEに、まさか夢の中でお前に襲われたから、などとは口が裂けても言えず、相澤は「ふと思っただけだ」と言って誤魔化した。
「コントロールはまだまだ出来なさそうだがな。…ま、今日やってみろ」
「ええっ!今日、いきなり、ですか?」
「お前の今までの力じゃ、アイテムなしで競技を勝ち残っていくのは厳しいだろ。個性は使って伸ばしていくもんだ。身体で覚えろ」
確かにそうなのだが、今使えることを初めて知ったものをいざ体育祭本番で使えと言われ、NAMEは厳しいと思い困惑しつつも、ヒーローになる為にはやるしかない、と覚悟を決める。
「危ないと感じたら俺が止めるから安心しろ」
「先生…!…はいっやってみます!」
頼もしい相澤の言葉に、NAMEは笑顔で控室へと向かった。
毎年テレビで観ている側だったかつてのオリンピックに代わると言われるだけあるそのビッグイベントは、いざ自分が映される側にまわるとこうも違うものなのかとNAMEは思った。
しかも今年はヴィランに襲われた1-Aが注目されてるとあり、1年生の会場が大盛り上がりとなっている。
「うお…、分かっちゃいたけどやっぱ緊張すんな…!なァ、爆豪!」
「しねぇわ!ただただアガるわ!」
「さすが爆豪くん…!(そうだよね…緊張ばっかしてられない…!)よーし!やるぞー!!」
「お?なになに?NAME2も気合入ってんじゃん!俺だって負けねーからなー!」
切島、爆豪、上鳴と共に入場したNAMEは、観客の多さに圧倒されながらも、パチンと両頬を叩いて気合を入れた。
そして、マイクと一緒に放送席にいる相澤をしっかりと確認したNAMEは、恥ずかしくない試合をするぞ!とさらに意気込んだ。
なんて、そう思ったのも束の間。
第一試合「障害物競走」で早くも出遅れてしまったNAMEは遅れを取り戻そうと必死に食らいついていたのだが、峰田の個性により八百万、峰田、NAMEの見事なサンドイッチが出来上がってしまった。
「…何やってんだあいつは…」
「ん?おおーっと!?八百万、オマケで峰田、それにさらにくっ付いてNAMEちゃ…、NAME2がゴールーっ!!美女に挟まれてのゴールだぞー!?これも作戦かぁ!?」
「マジでオイラ、今なら死んでもいいぜ」
「サイっテーですわ…!!」
「も、百ちゃん…、私までごめん…!」
峰田自身や、峰田のコスチュームにはくっ付かないもぎもぎも、峰田の上の体操服にはしっかりとくっ付き、そこにNAMEの袖がくっ付いてしまったのだった。
そんな状況を目にした相澤は、呆れながら溜息を吐いた。
「ほんとごめんね…、百ちゃんならもっと上位狙えたはずなのに…」
「NAME2さんの所為ではございませんわ!それよりも…、いいんですの?私に個性を使って…」
第二試合種目発表前、更衣室で新しい体操服に着替えた八百万とNAME2は、2人も引っ張って走ってきた八百万が疲れただろうとNAMEが癒しの個性を使っていた。
「大丈夫!…、まだ出来るか分からないけどね、試したい技もあるんだ」
「まあ。秘策があるのですね。私も負けてられませんわ」
「うんっ私も負けないからね!百ちゃん達に挑戦するよ」
「うふふ。臨むところですわ!」
そんなこんなで続く第二試合、種目は「騎馬戦」。
第一試合の下位の順位から5ポイントが付与され、2~4人で組んだ騎馬の総ポイントが書かれたハチマキを奪い合う競技だ。
第一試合の1位のみ、付与されたポイントは1,000万ポイント。緑谷と組んだ麗日、発目、常闇チームが狙われるのは必然。
NAMEはクラスメイトの耳郎、佐藤、口田らと組み、上位チームに挑むこととなった。
「わ、私が騎手でほんとにいいのかな…?」
「当たり前じゃん!さっき教えてくれたNAME2の個性の新しい技、ポイント取りに来る相手の身体に触れば、逆に相手のポイント奪えるよ!」
「あぁ!俺も口田もそれに賛成だぜ!やってやろう、NAME2!」
耳郎と佐藤が不安がるNAMEに気合を入れ、無口の口田もうんうんと頷く。
「みんな、ありがとう…!まだちゃんと使えるか分からない私の個性信じてくれて…!よしっ全員のポイント奪うつもりで頑張る!!!」
「…中々、面白ぇ組が揃ったな」
《さァ上げてけ鬨の声!!雄英の合戦が今!狼煙を上げるッッ!!》
放送席からマイクの実況が会場に響き渡り、歓声とともに2回戦がスタートした。
to be continued...
2022/2/23
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